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この記事でわかること

第三種冷凍機械責任者(冷凍三種)の令和5年度「法令」問11〜20を、知識ゼロからでもわかるようにやさしく解説します。第一種製造者の保安(自主検査・危害予防規程・帳簿)や、設備の技術上の基準が中心。イ・ロ・ハを1つずつ⭕❌で判定します。

問11以降は、保安のしくみと設備の技術上の基準が中心です。“届出が要る/要らない”や数字(10年・1.5倍・1万リットルなど)がよく問われます。

アンモニアの特例(防爆は不要・圧縮機取替えは軽微にならない)など、ガスの種類で扱いが変わるところを理由から押さえましょう。

問11

分野:定期自主検査重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者が行う定期自主検査について正しいものはどれか。

定期自主検査は、製造施設のうち認定指定設備に係る部分については実施する必要はない。

定期自主検査を行うときは、選任している冷凍保安責任者にその実施について監督を行わせなければならない。

定期自主検査は1年に1回以上行わなければならない。ただし、災害その他やむを得ない事由により困難であるときは、その事由を勘案して経済産業大臣が定める期間に1回以上行わなければならない。

【選択肢】
(1) ロ (2) イ・ロ (3) イ・ハ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(4) ロ・ハ
❌(イ)定期自主検査は、製造施設のうち認定指定設備に係る部分については実施する必要はない。

「認定指定設備部分は実施不要」が誤りです。認定指定設備の部分でも定期自主検査は実施します(保安検査は免除ですが、自主検査は別で必要)。

保安検査と定期自主検査の違いとは?

保安検査=知事等・協会・指定機関が行う検査(認定指定設備は免除)。定期自主検査=事業者が自分で行う検査(認定指定設備の部分も実施が必要)。免除されるのは“保安検査”だけです。

⭕(ロ)定期自主検査を行うときは、選任している冷凍保安責任者にその実施について監督を行わせなければならない。

正しい記述です。定期自主検査は冷凍保安責任者の監督のもとで行います。

⭕(ハ)定期自主検査は1年に1回以上行わなければならない。ただし、災害その他やむを得ない事由により困難であるときは、その事由を勘案して経済産業大臣が定める期間に1回以上行わなければならない。

正しい記述です。定期自主検査は1年に1回以上。やむを得ない事由があるときは、大臣が定める期間に1回以上行います。

この問題のまとめ

正解は(4)ロ・ハ。定期自主検査は認定指定設備の部分でも実施(免除は保安検査だけ)。冷凍保安責任者の監督のもと、1年に1回以上行います。

問12

分野:危害予防規程・保安教育計画重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者が定めるべき危害予防規程及び保安教育計画について正しいものはどれか。

危害予防規程を守るべき者は、その第一種製造者及びその従業者であると定められている。

従業者に対する危害予防規程の周知方法及びその危害予防規程に違反した者に対する措置に関することは、危害予防規程に定めるべき事項ではない。

第一種製造者は、従業者に対する保安教育計画を定め、これを忠実に実行しなければならない。また、その実行結果を都道府県知事等に届け出なければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) イ・ロ (5) イ・ハ
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正解(1) イ
⭕(イ)危害予防規程を守るべき者は、その第一種製造者及びその従業者であると定められている。

正しい記述です。危害予防規程は第一種製造者とその従業者が守るべきものです。

❌(ロ)従業者に対する危害予防規程の周知方法及びその危害予防規程に違反した者に対する措置に関することは、危害予防規程に定めるべき事項ではない。

「定めるべき事項ではない」が誤りです。規程の周知方法や違反者への措置も、危害予防規程に定めるべき事項に含まれます。

❌(ハ)第一種製造者は、従業者に対する保安教育計画を定め、これを忠実に実行しなければならない。また、その実行結果を都道府県知事等に届け出なければならない。

「実行結果を届け出なければならない」が誤りです。保安教育計画は定めて忠実に実行しますが、知事等への届出は不要です。

この問題のまとめ

正解は(1)イのみ。危害予防規程は製造者と従業者が守る。周知方法・違反者措置も規程の事項。保安教育計画は届出が不要です。

問13

分野:帳簿・事故届・応急措置重要度 ★★★

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者について正しいものはどれか。

第一種製造者は、事業所ごとに帳簿を備え、製造施設に異常があった場合、異常の年月日及びとった措置を帳簿に記載し、記載の日から5年間保存しなければならない。

その所有する高圧ガスについて災害が発生したときは、遅滞なく届け出なければならないが、占有する容器を盗まれたときは、その届出の必要はない。

製造施設が危険な状態になったときは、直ちに応急の措置を行わなければならないが、その措置を講じることができないときは、従業者又は必要に応じ付近の住民に退避するよう警告しなければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) イ・ハ (5) ロ・ハ
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正解(3) ハ
❌(イ)第一種製造者は、事業所ごとに帳簿を備え、製造施設に異常があった場合、異常の年月日及びとった措置を帳簿に記載し、記載の日から5年間保存しなければならない。

「5年間」が誤りです。異常を記載した帳簿は、記載の日から10年間保存します。

❌(ロ)その所有する高圧ガスについて災害が発生したときは、遅滞なく届け出なければならないが、占有する容器を盗まれたときは、その届出の必要はない。

「盗まれたときは届出の必要はない」が誤りです。容器の盗難・喪失も、遅滞なく届け出ます。

⭕(ハ)製造施設が危険な状態になったときは、直ちに応急の措置を行わなければならないが、その措置を講じることができないときは、従業者又は必要に応じ付近の住民に退避するよう警告しなければならない。

正しい記述です。危険な状態には直ちに応急措置をし、できないときは従業者や付近住民に退避を警告します。

この問題のまとめ

正解は(3)ハのみ。異常の帳簿は10年保存。容器は盗難も喪失も届出。応急措置ができないときは退避の警告が必要です。

問14

分野:変更の工事(軽微・完成検査)重要度 ★★★

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者の製造施設について正しいものはどれか。

アンモニアを冷媒ガスとする圧縮機の取替えの工事は、冷媒設備に係る切断、溶接を伴わない工事であって、冷凍能力の変更を伴わないものであっても、定められた軽微な変更の工事には該当しない。

第一種製造者から製造施設の全部の引渡しを受け都道府県知事等の許可を受けた者は、その施設について既に完成検査を受け技術上の基準に適合していると認められている場合は、所定の完成検査を受けることなくその施設を使用することができる。

第一種製造者は、特定変更工事を完成しその施設について都道府県知事等が行う完成検査を受けた場合は、技術上の基準に適合していると認められた後でなければその施設を使用してはならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ハ (3) イ・ロ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(5) イ・ロ・ハ
⭕(イ)アンモニアを冷媒ガスとする圧縮機の取替えの工事は、冷媒設備に係る切断、溶接を伴わない工事であって、冷凍能力の変更を伴わないものであっても、定められた軽微な変更の工事には該当しない。

正しい記述です。可燃性・毒性のアンモニアの圧縮機取替えは、切断溶接なし・能力変更なしでも軽微な変更の工事には該当しません(不活性・特定不活性ガスなら軽微に該当しますが、アンモニアは別扱い)。

圧縮機取替えと軽微な変更(ガス別)とは?

切断溶接なし・冷凍能力変更なしの圧縮機取替えは、不活性ガス・特定不活性ガスでは“軽微な変更の工事”に該当(届出で可)。一方アンモニアなど可燃性・毒性ガスでは該当せず、軽微扱いにはなりません。

⭕(ロ)第一種製造者から製造施設の全部の引渡しを受け都道府県知事等の許可を受けた者は、その施設について既に完成検査を受け技術上の基準に適合していると認められている場合は、所定の完成検査を受けることなくその施設を使用することができる。

正しい記述です。引渡しを受けて許可を受けた者は、すでに完成検査済みで基準適合と認められている施設なら、あらためて完成検査を受けずに使用できます。

⭕(ハ)第一種製造者は、特定変更工事を完成しその施設について都道府県知事等が行う完成検査を受けた場合は、技術上の基準に適合していると認められた後でなければその施設を使用してはならない。

正しい記述です。特定変更工事は、完成検査で基準適合と認められてから使用します。

この問題のまとめ

正解は(5)。アンモニアの圧縮機取替えは軽微な変更に該当しない。引渡し+許可で既検査済み施設は完成検査不要。特定変更工事は基準適合後に使用します。

問15

分野:アンモニア定置式の技術基準①重要度 ★★☆

製造設備がアンモニアを冷媒ガスとする定置式製造設備(吸収式を除く。)である第一種製造者の製造施設に係る技術上の基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

圧縮機、油分離器、凝縮器若しくは受液器又はこれらの間の配管を設置する室は、冷媒ガスが漏えいしたとき滞留しないような構造としなければならない。

冷媒設備に設けた安全弁に放出管を設けた場合は、製造設備には冷媒ガスが漏えいしたときに安全に、かつ、速やかに除害するための措置を講じる必要はない。

製造施設には、その施設から漏えいする冷媒ガスが滞留するおそれのある場所に、その冷媒ガスの漏えいを検知し、かつ、警報するための設備を設けなければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) イ・ハ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(3) イ・ハ
⭕(イ)圧縮機、油分離器、凝縮器若しくは受液器又はこれらの間の配管を設置する室は、冷媒ガスが漏えいしたとき滞留しないような構造としなければならない。

正しい記述です。これらの機器を置く室は、漏れたガスが滞留しない構造にします。

❌(ロ)冷媒設備に設けた安全弁に放出管を設けた場合は、製造設備には冷媒ガスが漏えいしたときに安全に、かつ、速やかに除害するための措置を講じる必要はない。

「除害措置を講じる必要はない」が誤りです。放出管を設けても、毒性のアンモニアには除害措置が必要です(役割が違うので省略できません)。

⭕(ハ)製造施設には、その施設から漏えいする冷媒ガスが滞留するおそれのある場所に、その冷媒ガスの漏えいを検知し、かつ、警報するための設備を設けなければならない。

正しい記述です。ガスが滞留するおそれのある場所には漏えい検知警報設備を設けます。

この問題のまとめ

正解は(3)イ・ハ。機器の室は滞留しない構造。放出管があっても除害措置は必要。漏えい検知警報設備も設けます。

問16

分野:アンモニア定置式の技術基準②重要度 ★★★

製造設備がアンモニアを冷媒ガスとする定置式製造設備(吸収式を除く。)である第一種製造者の製造施設に係る技術上の基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

製造施設には、その施設の規模に応じて、適切な消火設備を適切な箇所に設けなければならない。

冷媒設備に係る電気設備は、その設置場所及び冷媒ガスの種類に応じた防爆性能を有する構造のものとすべきものに該当しない。

内容積が4000リットルの受液器は、その周囲に液状の冷媒ガスが漏えいした場合にその流出を防止するための措置を講じるべきものに該当する。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) イ・ロ (4) イ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(3) イ・ロ
⭕(イ)製造施設には、その施設の規模に応じて、適切な消火設備を適切な箇所に設けなければならない。

正しい記述です。可燃性のアンモニア施設には、規模に応じた消火設備を設けます。

⭕(ロ)冷媒設備に係る電気設備は、その設置場所及び冷媒ガスの種類に応じた防爆性能を有する構造のものとすべきものに該当しない。

正しい記述です。アンモニアは着火しにくい性質から、電気設備の防爆性能を要する冷媒ガスには該当しません

❌(ハ)内容積が4000リットルの受液器は、その周囲に液状の冷媒ガスが漏えいした場合にその流出を防止するための措置を講じるべきものに該当する。

「4000リットルは該当する」が誤りです。流出防止措置が必要なのは内容積1万リットル以上の受液器。4000リットルは該当しません。

この問題のまとめ

正解は(3)イ・ロ。消火設備は必要。アンモニアは防爆を要する冷媒ガスから除外。受液器の流出防止措置は1万リットル以上が対象(4000リットルは対象外)です。

問17

分野:定置式の技術基準(火気・気密・操作)重要度 ★★☆

製造設備が定置式製造設備である第一種製造者の製造施設に係る技術上の基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

圧縮機、油分離器、凝縮器及び受液器並びにこれらの間の配管は、火気に対して安全な措置を講じた場合を除き、引火性又は発火性の物をたい積した場所及び火気の付近にあってはならない。

冷媒設備の配管の変更の工事の完成検査において気密試験を行うときは、許容圧力以上の圧力で行わなければならない。

製造設備に設けたバルブ又はコックを操作ボタン等により開閉する場合は、その操作ボタン等には、作業員が適切に操作することができるような措置を講じなければならない。

【選択肢】
(1) ハ (2) イ・ロ (3) イ・ハ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(5) イ・ロ・ハ
⭕(イ)圧縮機、油分離器、凝縮器及び受液器並びにこれらの間の配管は、火気に対して安全な措置を講じた場合を除き、引火性又は発火性の物をたい積した場所及び火気の付近にあってはならない。

正しい記述です。これらの機器・配管は、安全な措置をした場合を除き火気や引火物の付近に置いてはいけません

⭕(ロ)冷媒設備の配管の変更の工事の完成検査において気密試験を行うときは、許容圧力以上の圧力で行わなければならない。

正しい記述です。気密試験(漏れの確認)は許容圧力以上で行います。

⭕(ハ)製造設備に設けたバルブ又はコックを操作ボタン等により開閉する場合は、その操作ボタン等には、作業員が適切に操作することができるような措置を講じなければならない。

正しい記述です。バルブ・コックの操作ボタン等にも、適切に操作できる措置(表示・誤操作防止など)が必要です。

この問題のまとめ

正解は(5)。機器・配管は火気付近に置かない(安全措置あれば可)。気密試験は許容圧力以上。操作ボタンにも操作の措置が必要です。

問18

分野:定置式の技術基準(耐震・耐圧・圧力計)重要度 ★★★

製造設備が定置式製造設備である第一種製造者の製造施設に係る技術上の基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

凝縮器には所定の耐震に関する性能を有すべきものがあるが、凝縮器が横置円筒形で胴部の長さが5メートルのものは、それに該当しない。

配管以外の冷媒設備について耐圧試験を行うときは、水その他の安全な液体を使用する場合、許容圧力の1.5倍以上の圧力で行わなければならない。

冷媒設備の圧縮機が強制潤滑方式であり、潤滑油圧力に対する保護装置を有している場合は、その圧縮機の油圧系統には圧力計を設けなくてもよいが、その油圧系統を除く冷媒設備には圧力計を設けなければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) イ・ロ (5) イ・ロ・ハ
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正解(5) イ・ロ・ハ
⭕(イ)凝縮器には所定の耐震に関する性能を有すべきものがあるが、凝縮器が横置円筒形で胴部の長さが5メートルのものは、それに該当しない。

正しい記述です。耐震性能が必要なのは縦置円筒形で胴部5メートル以上の凝縮器など。横置の円筒形はこれに該当しません。

⭕(ロ)配管以外の冷媒設備について耐圧試験を行うときは、水その他の安全な液体を使用する場合、許容圧力の1.5倍以上の圧力で行わなければならない。

正しい記述です。液体で行う耐圧試験は、許容圧力の1.5倍以上で行います。

⭕(ハ)冷媒設備の圧縮機が強制潤滑方式であり、潤滑油圧力に対する保護装置を有している場合は、その圧縮機の油圧系統には圧力計を設けなくてもよいが、その油圧系統を除く冷媒設備には圧力計を設けなければならない。

正しい記述です。強制潤滑方式で保護装置があれば油圧系統の圧力計は省略可。ただしそれ以外の冷媒設備には圧力計が必要です。

この問題のまとめ

正解は(5)。耐震が必要なのは縦置円筒形5メートル以上(横置は対象外)。液体の耐圧試験は1.5倍以上。強制潤滑+保護装置なら油圧系統の圧力計は省略できます。

問19

分野:製造の方法の技術基準重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者の製造の方法に係る技術上の基準に適合しているものはどれか。

冷媒設備の安全弁に付帯して設けた止め弁を、その製造設備の運転終了時から運転開始時までの間、閉止している。

製造設備とブラインを共通にする認定指定設備による高圧ガスの製造は、認定指定設備に自動制御装置が設けられているため、その認定指定設備の部分については1か月に1回、異常の有無を点検して行っている。

冷媒設備の修理は、あらかじめ修理の作業計画及び作業の責任者を定め、その計画に従って、異常があったときに直ちにその旨を責任者に通報するための措置を講じて行うこととした。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(3) ハ
❌(イ)冷媒設備の安全弁に付帯して設けた止め弁を、その製造設備の運転終了時から運転開始時までの間、閉止している。

運転していない間に閉止したのが誤りです(不適合)。安全弁の止め弁は、修理・清掃のとき以外は常に全開にします(停止中も閉めません)。

❌(ロ)製造設備とブラインを共通にする認定指定設備による高圧ガスの製造は、認定指定設備に自動制御装置が設けられているため、その認定指定設備の部分については1か月に1回、異常の有無を点検して行っている。

「1か月に1回」が誤りです(不適合)。製造中の異常点検は、認定指定設備の部分でも1日に1回以上行います。

⭕(ハ)冷媒設備の修理は、あらかじめ修理の作業計画及び作業の責任者を定め、その計画に従って、異常があったときに直ちにその旨を責任者に通報するための措置を講じて行うこととした。

適合しています。修理は作業計画と責任者を定め、異常時にすぐ通報する措置を講じて行います。

この問題のまとめ

正解は(3)ハのみ。安全弁の止め弁は停止中も常時全開。製造中の点検は1日1回以上(月1回は不可)。修理は作業計画・責任者・通報措置を整えて行います。

問20

分野:認定指定設備重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、認定指定設備について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

認定指定設備である条件の一つに、「冷媒設備は、その設備の製造業者の事業所において試運転を行い、使用場所に分割されずに搬入されるものであること。」がある。

製造設備の日常の運転操作に必要となる冷媒ガスの止め弁には、手動式のものを使用することができる。

製造設備に変更の工事を施したとき、その工事が同等の部品への交換のみである場合は、指定設備認定証は無効にならないと定められている。

【選択肢】
(1) イ (2) ハ (3) イ・ロ (4) イ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(4) イ・ハ
⭕(イ)認定指定設備である条件の一つに、「冷媒設備は、その設備の製造業者の事業所において試運転を行い、使用場所に分割されずに搬入されるものであること。」がある。

正しい記述です。認定指定設備は、製造業者の事業所で試運転を行い、使用場所に分割されずに(一体のまま)搬入されることが条件です。

❌(ロ)製造設備の日常の運転操作に必要となる冷媒ガスの止め弁には、手動式のものを使用することができる。

「手動式を使用することができる」が誤りです。認定指定設備の条件は、日常運転の止め弁に手動式を使用しないこと(自動式とする)です。

⭕(ハ)製造設備に変更の工事を施したとき、その工事が同等の部品への交換のみである場合は、指定設備認定証は無効にならないと定められている。

正しい記述です。変更工事が同等の部品への交換のみなら、認定証は無効になりません。

この問題のまとめ

正解は(4)イ・ハ。認定指定設備は分割されずに搬入。止め弁は手動式を使わない(自動式)。同等部品への交換のみなら認定証は無効になりません。

この10問の要点(直前チェック用)

  • 問11 定期自主検査は認定指定設備の部分でも実施(免除は保安検査だけ)
  • 問12 周知方法・違反者措置も危害予防規程の事項/保安教育計画は届出不要
  • 問13 異常の帳簿は10年保存/容器は盗難も喪失も届出
  • 問14 アンモニアの圧縮機取替えは軽微な変更に該当しない
  • 問15 放出管があっても除害措置は必要/漏えい検知警報設備も設ける
  • 問16 アンモニアは防爆を要する冷媒ガスから除外/受液器の流出防止は1万リットル以上
  • 問17 機器・配管は火気付近に置かない/気密試験は許容圧力以上
  • 問18 耐震は縦置円筒形5メートル以上(横置は対象外)/耐圧試験は液体1.5倍以上
  • 問19 安全弁の止め弁は停止中も全開/製造中の点検は1日1回以上
  • 問20 認定指定設備は分割されずに搬入/止め弁は手動式を使わない

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