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この記事で分かること
令和元年度(2019年)1級管工事施工管理技士「学科試験B(午後)」のうち、必須問題のNo.1〜10をやさしく解説します。施工計画・工程管理・品質管理・安全管理・機器の据付けが対象です。各問題は「適当でないもの(まちがっている記述)」を1つ選ぶ形式です。
問1
分野:施工計画重要度 ★★☆
公共工事における施工計画等に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)現場代理人は、当該工事現場に常駐してその運営取り締まりを行うほか、請負代金の変更に関する権限も付与されている。
(2)工事材料は、設計図書にその品質が明示されていない場合、中等の品質を有するものとする。
(3)施工計画書には、総合施工計画書、工種別施工計画書があり、一般的に、仮設計画や施工要領書も含まれる。
(4)総合工程表は、現場での仮設工事や機器製作手配から試運転調整、後片付け、清掃、検査までの全体の工程の大要を表すものである。
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❌(1)現場代理人は、当該工事現場に常駐してその運営取り締まりを行うほか、請負代金の変更に関する権限も付与されている。
これがまちがいです。現場代理人は工事現場に常駐して現場を取り仕切る人ですが、請負代金(工事のお金)の変更・請求・受領といった契約上のお金に関する権限は持ちません。これらは公共工事の契約のルール(標準請負契約約款)で、現場代理人の権限から外されています。
⭕(2)工事材料は、設計図書にその品質が明示されていない場合、中等の品質を有するものとする。
正しい記述です。図面や仕様書(設計図書)に品質の指定がないときは、上でも下でもない「中くらい(中等)の品質」のものを使う、というのが原則です。
⭕(3)施工計画書には、総合施工計画書、工種別施工計画書があり、一般的に、仮設計画や施工要領書も含まれる。
正しい記述です。施工計画書は全体をまとめた「総合」と、工種ごとの「工種別」があり、仮設の計画や具体的な作業手順書(施工要領書)も含みます。
⭕(4)総合工程表は、現場での仮設工事や機器製作手配から試運転調整、後片付け、清掃、検査までの全体の工程の大要を表すものである。
正しい記述です。総合工程表は工事の最初から最後までの「全体の流れの大すじ」を示すものです。
この問題のまとめ
現場代理人は「現場を仕切る人」ですが、お金(請負代金)に関する契約上の権限までは持たない、と覚えておきましょう。
問2
分野:申請・届出重要度 ★★☆
工事の申請・届出書類と提出先の組合せとして、適当でないものはどれか。
(1)振動の特定建設作業実施届 ── 市町村長
(2)ばい煙発生施設設置届 ── 労働基準監督署長
(3)浄化槽設置届 ── 都道府県知事(保健所を設置する市又は特別区にあっては、市長又は区長)
(4)工事整備対象設備等着工届 ── 消防長又は消防署長
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⭕(1)振動の特定建設作業実施届 ── 市町村長
正しい組合せです。騒音・振動の特定建設作業の届出は「市町村長」に出します。
❌(2)ばい煙発生施設設置届 ── 労働基準監督署長
これがまちがいです。ばい煙(大気を汚す煙)を出す施設の設置届は、大気汚染防止法にもとづき「都道府県知事」(政令市などでは市長)に提出します。労働基準監督署長ではありません。
⭕(3)浄化槽設置届 ── 都道府県知事(保健所を設置する市又は特別区にあっては、市長又は区長)
正しい組合せです。浄化槽の設置届は都道府県知事(保健所のある市・区では市長・区長)に出します。
⭕(4)工事整備対象設備等着工届 ── 消防長又は消防署長
正しい組合せです。スプリンクラーなど消防用設備の着工届は、消防法にもとづき消防長または消防署長に出します。
この問題のまとめ
「ばい煙=大気汚染=都道府県知事」とセットで覚えましょう。労働基準監督署長ではありません。
問3
分野:工程管理重要度 ★★★
工程管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)工期の途中で工程計画をチェックし、現実の推移を入れて調整することをフォローアップという。
(2)通常考えられる標準作業時間を限界まで短縮したときの作業時間を特急作業時間(クラッシュタイム)という。
(3)配員計画において、割り付けた人員等の不均衡の平滑化を図っていくことを山崩しという。
(4)クリティカルパスに次ぐ重要な経路で、工事の日程を短縮した場合、クリティカルパスになりやすい経路をインターフェアリングフロートという。
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⭕(1)工期の途中で工程計画をチェックし、現実の推移を入れて調整することをフォローアップという。
正しい記述です。計画どおり進んでいるかを途中で確認し、実績を反映して直していくことを「フォローアップ」といいます。
⭕(2)通常考えられる標準作業時間を限界まで短縮したときの作業時間を特急作業時間(クラッシュタイム)という。
正しい記述です。お金や人をかけて「これ以上は縮められない」というところまで短くした時間がクラッシュタイム(特急作業時間)です。
⭕(3)配員計画において、割り付けた人員等の不均衡の平滑化を図っていくことを山崩しという。
正しい記述です。日によって人手がデコボコにならないよう平らにならす作業が「山崩し」です。
❌(4)クリティカルパスに次ぐ重要な経路で、工事の日程を短縮した場合、クリティカルパスになりやすい経路をインターフェアリングフロートという。
これがまちがいです。説明している中身は「サブクリティカルパス」のことです。インターフェアリングフロート(干渉余裕)は“経路の名前”ではなく、その作業が遅れると後ろの作業の開始を遅らせてしまう「余裕(フロート)」の一種を指します。
この問題のまとめ
「CPに次ぐ重要な経路」=サブクリティカルパス。インターフェアリングフロートは“余裕(フロート)”の名前で、経路の名前ではありません。
問4
分野:工程管理(計算)重要度 ★★★
図に示すネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。ただし、図中のイベント間のA〜Iは作業内容、日数は作業日数を表す。
※点線の矢印は「ダミー(所要日数0日の見かけの作業)」です。
(1)クリティカルパスは、①→④→⑤→⑦→⑧で所要日数は15日である。
(2)作業Cのトータルフロートは、2日である。
(3)作業Dのフリーフロートは、3日である。
(4)イベント④と⑤の最遅完了時刻と最早開始時刻は同じで、7日である。
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⭕(1)クリティカルパスは、①→④→⑤→⑦→⑧で所要日数は15日である。
正しい記述です。①→④(A・7日)→⑤(ダミー0日)→⑦(G・4日)→⑧(H・4日)で 7+0+4+4=15日。これが一番長い経路(クリティカルパス)です。
⭕(2)作業Cのトータルフロートは、2日である。
正しい記述です。トータルフロート(全体での余裕)=(その先のイベント③の最も遅い完了時刻 5日)−(作業Cの最早開始 0日)−(作業日数 3日)=2日です。
❌(3)作業Dのフリーフロートは、3日である。
これがまちがいです。フリーフロート(後ろに迷惑をかけずに使える余裕)=(次のイベント⑤の最早開始 7日)−(作業Dの最早開始 2日)−(作業日数 3日)=2日です。3日ではありません。
⭕(4)イベント④と⑤の最遅完了時刻と最早開始時刻は同じで、7日である。
正しい記述です。④も⑤も「最も早く始められる時刻」「最も遅くてよい時刻」がどちらも7日で一致します(余裕ゼロ=クリティカル)。
この問題のまとめ
フリーフロート=(次のイベントの最早開始)−(作業の最早開始)−(作業日数)。作業Dは 7−2−3=2日です。計算の型を覚えれば確実に解けます。
問5
分野:品質管理重要度 ★★★
品質管理で用いられる統計的手法(パレート図と特性要因図)に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)パレート図とは、関係のある2つの対になったデータの1つを縦軸に、他の1つを横軸にとり、両者の対応する点をグラフにプロットした図である。
(2)パレート図では、大きな不良項目、不良項目の順位、各不良項目が全体に占める割合等を読み取ることができる。
(3)特性要因図とは、問題としている特性とそれに影響を与えると想定される要因の関係を魚の骨のような図に体系的に整理したものである。
(4)特性要因図は、不良の原因と考えられる事項が整理されるため、関係者の意見を引き出したり、改善の手段を決めたりすることに有用である。
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❌(1)パレート図とは、関係のある2つの対になったデータの1つを縦軸に、他の1つを横軸にとり、両者の対応する点をグラフにプロットした図である。
これがまちがいです。説明している中身は「散布図」です。パレート図は、不良などの項目を大きい順に棒グラフで並べ、累積の割合を折れ線で重ねた図です。
⭕(2)パレート図では、大きな不良項目、不良項目の順位、各不良項目が全体に占める割合等を読み取ることができる。
正しい記述です。パレート図は「どの不良が一番多いか」「全体の何%か」をひと目で読み取れます。
⭕(3)特性要因図とは、問題としている特性とそれに影響を与えると想定される要因の関係を魚の骨のような図に体系的に整理したものである。
正しい記述です。魚の骨の形に原因を整理する図で、別名「フィッシュボーン図」とも呼ばれます。
⭕(4)特性要因図は、不良の原因と考えられる事項が整理されるため、関係者の意見を引き出したり、改善の手段を決めたりすることに有用である。
正しい記述です。みんなで原因を出し合い、対策を決めるのに役立ちます。
この問題のまとめ
「2つのデータを縦軸・横軸にとって点を打つ」のは散布図。パレート図は“大きい順の棒+累積折れ線”です。
問6
分野:品質管理重要度 ★★☆
建設工事における品質管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)建設工事における品質管理とは、品質計画に基づき施工を実施し、品質を保証することである。
(2)建設工事は現場ごとの一品生産であることから、統計的な手法による品質管理は有効とならない。
(3)建設工事における品質管理の効果には、施工品質の向上、施工不良やクレームの減少等がある。
(4)建設工事における日常の品質管理には、異常が出たときの処置や、問題解決と再発防止も含まれる。
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⭕(1)建設工事における品質管理とは、品質計画に基づき施工を実施し、品質を保証することである。
正しい記述です。計画を立て、そのとおり施工し、品質を保証するまでが品質管理です。
❌(2)建設工事は現場ごとの一品生産であることから、統計的な手法による品質管理は有効とならない。
これがまちがいです。現場ごとの一品生産であっても、ヒストグラムや管理図などの統計的手法は十分に有効です。「有効とならない」は誤りです。
⭕(3)建設工事における品質管理の効果には、施工品質の向上、施工不良やクレームの減少等がある。
正しい記述です。品質管理をきちんと行うと、不良ややり直し、クレームが減ります。
⭕(4)建設工事における日常の品質管理には、異常が出たときの処置や、問題解決と再発防止も含まれる。
正しい記述です。異常への対応や再発防止まで含めて日常の品質管理です。
この問題のまとめ
一品生産でも統計的手法は使えます。「有効とならない」と言い切る選択肢はまちがいです。
問7
分野:安全管理重要度 ★★★
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)重大災害とは、一時に3人以上の労働者が業務上死亡した災害をいい、労働者が負傷又はり病した災害は含まない。
(2)建設工事において発生件数の多い労働災害には、墜落・転落災害、建設機械・クレーン災害、土砂崩壊・倒壊災害がある。
(3)災害の発生頻度を示す度数率とは、延べ実労働時間100万時間当たりの労働災害による死傷者数である。
(4)災害の規模及び程度を示す強度率とは、延べ実労働時間1,000時間当たりの労働災害による労働損失日数である。
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❌(1)重大災害とは、一時に3人以上の労働者が業務上死亡した災害をいい、労働者が負傷又はり病した災害は含まない。
これがまちがいです。重大災害は「一時に3人以上が死傷(死亡だけでなく負傷も)した災害」を指します。「負傷は含まない」「死亡だけ」というのは誤りです。
⭕(2)建設工事において発生件数の多い労働災害には、墜落・転落災害、建設機械・クレーン災害、土砂崩壊・倒壊災害がある。
正しい記述です。高所からの墜落・転落などは建設現場で特に多い災害です。
⭕(3)災害の発生頻度を示す度数率とは、延べ実労働時間100万時間当たりの労働災害による死傷者数である。
正しい記述です。度数率は「100万時間あたり何人ケガをしたか」という“頻度”の指標です。
⭕(4)災害の規模及び程度を示す強度率とは、延べ実労働時間1,000時間当たりの労働災害による労働損失日数である。
正しい記述です。強度率は「1,000時間あたり何日仕事を失ったか」という“重さ”の指標です。
この問題のまとめ
重大災害は「一時に3人以上が死傷」。死亡だけでなく負傷も含む点がポイントです。
問8
分野:安全管理重要度 ★★★
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)屋内でアーク溶接作業を行う場合は、粉じん障害を防止するため、全体換気装置による換気の実施又はこれと同等以上の措置を講じる。
(2)導電体に囲まれた著しく狭隘な場所で、交流アーク溶接等の作業を行うときは、自動溶接の場合を除き、交流アーク溶接機用自動電撃防止装置は使用しない。
(3)リスクアセスメントとは、潜在する労働災害のリスクを評価し、当該リスクの低減対策を実施することである。
(4)リスクアセスメントの実施においては、個々の事業場における労働者の就業に係るすべての危険性又は有害性が対象となる。
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⭕(1)屋内でアーク溶接作業を行う場合は、粉じん障害を防止するため、全体換気装置による換気の実施又はこれと同等以上の措置を講じる。
正しい記述です。溶接の粉じん(ヒューム)を防ぐため、換気などの措置が必要です。
❌(2)導電体に囲まれた著しく狭隘な場所で、交流アーク溶接等の作業を行うときは、自動溶接の場合を除き、交流アーク溶接機用自動電撃防止装置は使用しない。
これがまちがいです。逆です。鉄など電気を通すもの(導電体)に囲まれた狭い危険な場所こそ、感電を防ぐため自動電撃防止装置を使用しなければなりません。
⭕(3)リスクアセスメントとは、潜在する労働災害のリスクを評価し、当該リスクの低減対策を実施することである。
正しい記述です。危険の芽を見つけて評価し、対策を打つ一連の取り組みです。
⭕(4)リスクアセスメントの実施においては、個々の事業場における労働者の就業に係るすべての危険性又は有害性が対象となる。
正しい記述です。一部だけでなく、すべての危険性・有害性が対象になります。
この問題のまとめ
導電体に囲まれた狭い場所=感電しやすい危険な場所。だから自動電撃防止装置は“必ず使う”が正解です。
問9
分野:機器の据付け重要度 ★★☆
機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)1日の冷凍能力が法定50トン未満の冷凍機の据付けにおいて、冷凍機の操作盤前面の空間距離は、大型ボイラー等に面する場合を除き、1.2mとしてよい。
(2)屋内設置の飲料用受水タンクの据付けにおいて、コンクリート基礎上の鋼製架台の高さを100mmとする場合、コンクリート基礎の高さは500mmとしてよい。
(3)呼び番号3の送風機の設置において、4方向に振れ止めを設ける場合、天井から吊りボルトにより吊り下げてよい。
(4)雑排水用水中モーターポンプ2台を排水槽内に設置する場合、ポンプケーシングの中心間距離は、ポンプケーシングの直径の3倍としてよい。
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⭕(1)1日の冷凍能力が法定50トン未満の冷凍機の据付けにおいて、冷凍機の操作盤前面の空間距離は、大型ボイラー等に面する場合を除き、1.2mとしてよい。
正しい記述です。操作・点検のため操作盤の前には1.2m程度の空間を確保します。
⭕(2)屋内設置の飲料用受水タンクの据付けにおいて、コンクリート基礎上の鋼製架台の高さを100mmとする場合、コンクリート基礎の高さは500mmとしてよい。
正しい記述です。受水タンクは下面の点検ができるよう、基礎+架台で十分な高さ(合計600mm程度)を確保します。
❌(3)呼び番号3の送風機の設置において、4方向に振れ止めを設ける場合、天井から吊りボルトにより吊り下げてよい。
これがまちがいです。天井から吊りボルトで吊ってよいのは呼び番号#2程度までの小型の送風機です。呼び番号#3のような大きめの送風機は、原則として床(コンクリート基礎)の上に据え付けます。
⭕(4)雑排水用水中モーターポンプ2台を排水槽内に設置する場合、ポンプケーシングの中心間距離は、ポンプケーシングの直径の3倍としてよい。
正しい記述です。2台のポンプが互いの吸い込みを邪魔しないよう、中心間距離をケーシング直径の3倍程度あけます。
この問題のまとめ
天井から吊れる送風機は小型(#2程度まで)。大きめ(#3〜)は床に据え付けるのが原則です。
問10
分野:機器の据付け重要度 ★★☆
機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)貯湯タンクの据付けにおいては、周囲に450mm以上の保守・点検スペースを確保するほか、加熱コイルの引抜きスペース及び内部点検用マンホール部分のスペースを確保する。
(2)防振基礎に設ける耐震ストッパは、地震時における機器の横移動の自由度を確保するため、機器本体との間の隙間を極力大きくとって取り付ける。
(3)あと施工アンカーの設置においては、所定の許容引抜き力を確保するため、使用するドリルにせん孔する深さの位置をマーキングして所定のせん孔深さを確保する。
(4)天井スラブの下面において、あと施工アンカーを上向きに設置する場合、接着系アンカーは使用しない。
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⭕(1)貯湯タンクの据付けにおいては、周囲に450mm以上の保守・点検スペースを確保するほか、加熱コイルの引抜きスペース及び内部点検用マンホール部分のスペースを確保する。
正しい記述です。点検やコイルの抜き取りができるよう、まわりにスペースを確保します。
❌(2)防振基礎に設ける耐震ストッパは、地震時における機器の横移動の自由度を確保するため、機器本体との間の隙間を極力大きくとって取り付ける。
これがまちがいです。耐震ストッパは地震のときの横揺れ・横移動を抑えるための部品なので、機器との隙間は極力小さくします。「大きくとる」は逆です。
⭕(3)あと施工アンカーの設置においては、所定の許容引抜き力を確保するため、使用するドリルにせん孔する深さの位置をマーキングして所定のせん孔深さを確保する。
正しい記述です。穴の深さが足りないと抜けやすくなるため、ドリルに印をつけて必要な深さを確保します。
⭕(4)天井スラブの下面において、あと施工アンカーを上向きに設置する場合、接着系アンカーは使用しない。
正しい記述です。上向き(頭上)に接着系アンカーを使うと接着剤が垂れて効きが不確実になるため、原則として使いません。
この問題のまとめ
耐震ストッパは横揺れを「止める」部品。だから隙間は極力小さく。「大きくとる」は逆で誤りです。