この記事でわかること
令和3年度・1級管工事施工管理技士「1次検定 B①〜⑩」の問題と、初学者にもわかるやさしい解説です。出題分野は、法規の届出・工程管理(ネットワーク工程表)・品質管理・安全管理・機器据付・配管/ダクト/保温の施工・試運転・防食などです。
問1
分野:法規(届出)重要度 ★★★
「届出書類」「届出時期」「提出先」の組合せのうち、適当でないものはどれか。
(1)ばい煙発生施設設置届出書 ― 工事完了日から4日以内 ― 都道府県知事
(2)消防用設備等設置届出書 ― 工事完了日から4日以内 ― 消防長または消防署長
(3)特定施設設置届出書(騒音) ― 工事開始日の30日前まで ― 市町村長
(4)ボイラー設置届 ― 工事開始日の30日前まで ― 労働基準監督署長
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❌(1)ばい煙発生施設設置届出書 ― 工事完了日から4日以内 ― 都道府県知事
「工事完了日から4日以内」が誤りです。ばい煙発生施設の設置届出書は、工事開始の60日前までに提出します。
事前に環境への影響を確認するための届出です。
ばい煙発生施設とは?
ボイラーなど、ばい煙(すすや有害ガス)を出す施設です。大気汚染防止法で、設置の60日前までに都道府県知事への届出が必要です。
⭕(2)消防用設備等設置届出書 ― 工事完了日から4日以内 ― 消防長または消防署長
正しい記述です。消防用設備の設置届は、工事完了日から4日以内に、消防長または消防署長へ提出します。
⭕(3)特定施設設置届出書(騒音) ― 工事開始日の30日前まで ― 市町村長
正しい記述です。騒音の特定施設は、工事開始の30日前までに、市町村長へ届け出ます。
⭕(4)ボイラー設置届 ― 工事開始日の30日前まで ― 労働基準監督署長
正しい記述です。ボイラー設置届は、工事開始の30日前までに、労働基準監督署長へ提出します。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(1)です。
ばい煙発生施設の設置届は、工事開始の60日前までに提出します。
問2
分野:工程管理重要度 ★★★
下図のネットワーク工程表に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)クリティカルパスの所要日数は33日で、ルートは2本ある。
(2)イベント⑤の最早開始時刻と最遅完了時刻は同じで、15日である。
(3)作業内容Eのトータルフロートは、5日である。
(4)作業内容Cの作業日数を2日短縮しても、工期は2日短縮されない。
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⭕(1)クリティカルパスの所要日数は33日で、ルートは2本ある。
正しい記述です。最も時間のかかる経路(クリティカルパス)は33日で、終点に向かう経路が2本あります。
クリティカルパスとは?
工程表の中で、所要日数がもっとも長い経路です。ここが遅れると全体の工期が遅れるため、重点的に管理します。
❌(2)イベント⑤の最早開始時刻と最遅完了時刻は同じで、15日である。
「15日」が誤りです。イベント⑤はクリティカルパス上にあるため、最早開始時刻と最遅完了時刻は同じになります(ここは正しい)。
ただしその値は18日で、15日ではありません。
⭕(3)作業内容Eのトータルフロートは、5日である。
正しい記述です。作業E(②→⑥)のトータルフロート=24−7−12=5日です。
トータルフロートとは?
工期に影響を与えずに、その作業を遅らせられる最大の余裕日数です。クリティカルパス上の作業は0になります。
⭕(4)作業内容Cの作業日数を2日短縮しても、工期は2日短縮されない。
正しい記述です。作業Cはクリティカルパス上にないので、少し短縮しても全体の工期(33日)は変わりません。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(2)です。
イベント⑤の最早・最遅はともに18日(クリティカルパス上なので一致します)。
問3
分野:品質管理重要度 ★★☆
次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)計量抜取検査は、ロットの特性値が正規分布とみなせる場合に実施する。
(2)計数抜取検査には、不良個数による検査と欠点数による検査がある。
(3)ISO9000ファミリー規格は、製品やサービスを作り出すプロセスに関する規格である。
(4)ISO14000ファミリー規格は、公害対策として企業が遵守すべき基準値を定めた規格である。
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⭕(1)計量抜取検査は、ロットの特性値が正規分布とみなせる場合に実施する。
正しい記述です。計量抜取検査は、寸法や重さなどの計量値が正規分布とみなせる場合に行う検査です。
⭕(2)計数抜取検査には、不良個数による検査と欠点数による検査がある。
正しい記述です。計数抜取検査は、「不良品の個数」や「欠点の数」を数えて合否を判断する検査です。
⭕(3)ISO9000ファミリー規格は、製品やサービスを作り出すプロセスに関する規格である。
正しい記述です。ISO9000は、品質を安定させるための仕組み(プロセス)に関する規格です。
❌(4)ISO14000ファミリー規格は、公害対策として企業が遵守すべき基準値を定めた規格である。
「基準値を定めた規格」が誤りです。ISO14000は、企業が環境保全のためにどう取り組むか(環境マネジメント)を定めた規格です。
具体的な公害の基準値を定めるものではありません。
ISO9000とISO14000とは?
ISO9000は品質マネジメント、ISO14000は環境マネジメントの国際規格です。どちらも「取り組みの仕組み」を定めるもので、具体的な基準値を決めるものではありません。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(4)です。
ISO14000は環境マネジメントの規格で、基準値を定めるものではありません。
問4
分野:安全管理重要度 ★★☆
次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)危険有害な化学品を取り扱う作業では、安全データシートを常備し、当該化学品の情報を作業場内に表示する。
(2)ハインリッヒの法則によれば、1つの重大災害発生の過程には数十件の軽度の事故と数百件のヒヤリ・ハットの発生がある。
(3)リスクアセスメントとは、労働災害が発生した場合に、当該災害発生の責任の所在を評価して、被災者への補償額を算定する手法である。
(4)送り出し教育とは、工事現場に労働者を送り出そうとする関係請負人が当該労働者に対し事前に実施する教育である。
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⭕(1)危険有害な化学品を取り扱う作業では、安全データシートを常備し、当該化学品の情報を作業場内に表示する。
正しい記述です。すぐ安全に対応できるよう、安全データシート(SDS)の情報を作業場に表示します。
安全データシート(SDS)とは?
「Safety Data Sheet(セーフティ・データ・シート)」の略です。化学品の危険性や、取扱い・応急処置の方法をまとめた書類です。
⭕(2)ハインリッヒの法則によれば、1つの重大災害発生の過程には数十件の軽度の事故と数百件のヒヤリ・ハットの発生がある。
正しい記述です。1件の重大災害の裏には、多数の軽い事故やヒヤリ・ハットがある、という考え方(ハインリッヒの法則)です。
❌(3)リスクアセスメントとは、労働災害が発生した場合に、当該災害発生の責任の所在を評価して、被災者への補償額を算定する手法である。
「責任の所在を評価して補償額を算定する手法」が誤りです。リスクアセスメントは、作業にひそむ危険を事前に見つけ出し、その大きさを評価して対策する手法です。
事故が起きた後の、補償の話ではありません。
リスクアセスメントとは?
作業にひそむ危険(リスク)を事前に洗い出し、大きさを評価して、優先順位をつけて対策する手法です。事故を未然に防ぐのが目的です。
⭕(4)送り出し教育とは、工事現場に労働者を送り出そうとする関係請負人が当該労働者に対し事前に実施する教育である。
正しい記述です。送り出し教育は、現場に入る前に、雇い主(関係請負人)が労働者へ行う教育です。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(3)です。
リスクアセスメントは、危険を事前に見つけて減らす手法です。
問5
分野:機器据付重要度 ★★☆
次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)屋内設置の飲料用受水タンクの据付けにおいて、はり型コンクリート基礎上の鋼製架台の高さを100mmとする場合、当該コンクリート基礎の高さは500mm以上とする。
(2)雑排水用水中モーターポンプ2台を排水槽内に設置する場合、
ポンプケーシングの中心間距離は、ポンプケーシングの直径3倍としてよい。
(3)貯湯タンクの据付においては、周囲に450mm以上の保守、点検スペースを確保するほか、加熱コイルの引抜きスペース及び内部点検用マンホール部分のスペースを確保する。
(4)ゲージ圧が0.2MPaを超える温水ボイラーを設置する場合、安全弁その他付属品の検査及び取扱いに支障がない場合を除き、ボイラーの最上部からボイラーの上部にある構造物までの距離を0.8m以上とする。
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⭕(1)屋内設置の飲料用受水タンクの据付けにおいて、はり型コンクリート基礎上の鋼製架台の高さを100mmとする場合、当該コンクリート基礎の高さは500mm以上とする。
正しい記述です。飲料タンクの下部は点検のため、床面から600mm以上の空間が必要です(架台100mm+基礎500mmで確保します)。
⭕(2)雑排水用水中モーターポンプ2台を排水槽内に設置する場合、ポンプケーシングの中心間距離は、ポンプケーシングの直径3倍としてよい。
正しい記述です。ポンプどうしが近すぎないよう、中心間距離をケーシング直径の3倍程度とります。
⭕(3)貯湯タンクの据付においては、周囲に450mm以上の保守、点検スペースを確保するほか、加熱コイルの引抜きスペース及び内部点検用マンホール部分のスペースを確保する。
正しい記述です。点検や加熱コイルの引抜きのため、貯湯タンクの周囲に450mm以上のスペースを確保します。
❌(4)ゲージ圧が0.2MPaを超える温水ボイラーを設置する場合、安全弁その他付属品の検査及び取扱いに支障がない場合を除き、ボイラーの最上部からボイラーの上部にある構造物までの距離を0.8m以上とする。
「0.8m以上」が誤りです。ゲージ圧0.2MPaを超える温水ボイラーでは、最上部から上部の構造物までの距離は1.2m以上必要です。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(4)です。
0.2MPa超の温水ボイラーは、最上部から上部構造物まで1.2m以上あけます。
問6
分野:配管施工重要度 ★★☆
次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)蒸気配管に圧力配管用炭素鋼鋼管を使用する場合、蒸気還水管は、蒸気給気管に共吊りする。
(2)鋼管のねじ接合に転造ねじを使用する場合、転造ねじのねじ部の強度は、鋼管本体の強度とほぼ同程度となる。
(3)Uボルトは、配管軸方向の滑りに対する拘束力が小さいため、配管の固定支持には使用しない。
(4)冷媒配管の接続完了後は、窒素ガス、炭酸ガス、乾燥空気等を用いて気密試験を行う。
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❌(1)蒸気配管に圧力配管用炭素鋼鋼管を使用する場合、蒸気還水管は、蒸気給気管に共吊りする。
「蒸気給気管に共吊りする」が誤りです。蒸気給気管と還水管は温度が大きく違い、伸び縮みの量も異なります。
一緒に吊る(共吊り)と無理がかかるため、別々に支持します。
共吊りとは?
複数の配管を1つの吊り金具でまとめて支持することです。温度や伸縮の違う管どうしは、無理がかかるため共吊りを避けます。
⭕(2)鋼管のねじ接合に転造ねじを使用する場合、転造ねじのねじ部の強度は、鋼管本体の強度とほぼ同程度となる。
正しい記述です。転造ねじは金属を削らず押し出して作るため、ねじ部の強度が管本体とほぼ同じです。
⭕(3)Uボルトは、配管軸方向の滑りに対する拘束力が小さいため、配管の固定支持には使用しない。
正しい記述です。Uボルトは軸方向にずれやすいので、しっかり固定したい支持には使いません。
⭕(4)冷媒配管の接続完了後は、窒素ガス、炭酸ガス、乾燥空気等を用いて気密試験を行う。
正しい記述です。水分を嫌う冷媒配管は、窒素ガスなど乾いた気体を使って気密試験を行います。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(1)です。
蒸気還水管は、伸縮量の違う給気管に共吊りしません。
問7
分野:ダクト施工重要度 ★★☆
次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)アングルフランジ工法では、低圧ダクトか高圧ダクトかにかかわらず、ダクトの吊り間隔は同じとしてよい。
(2)共板フランジ工法ダクトに使用するガスケットは、アングルフランジ工法ダクトに使用するガスケットより厚いものを使用する。
(3)スパイラルダクトの差込接合では、鋼製ビスで固定し、ダクト用テープを二重巻きすれば、シール材の塗布は不要である。
(4)亜鉛鉄板製長方形ダクトの板厚は、ダクト両端の寸法が異なる場合、その最大寸法による板厚とする。
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⭕(1)アングルフランジ工法では、低圧ダクトか高圧ダクトかにかかわらず、ダクトの吊り間隔は同じとしてよい。
正しい記述です。アングルフランジ工法では、圧力の区分(低圧・高圧)にかかわらず、ダクトの吊り間隔を同じにできます。
⭕(2)共板フランジ工法ダクトに使用するガスケットは、アングルフランジ工法ダクトに使用するガスケットより厚いものを使用する。
正しい記述です。共板フランジは密着性を補うため、アングルフランジより厚めのガスケットを使います。
共板フランジ工法とは?
ダクトの板の端を折り曲げてフランジ(継ぎ手)にする工法です。部材が少なく施工が早い一方、密着性を保つため厚いガスケットを使います。
❌(3)スパイラルダクトの差込接合では、鋼製ビスで固定し、ダクト用テープを二重巻きすれば、シール材の塗布は不要である。
「シール材の塗布は不要」が誤りです。空気漏れを防ぐため、スパイラルダクトの差込接合ではシール材の塗布が必要です。
ビスとテープだけでは、気密が不十分です。
⭕(4)亜鉛鉄板製長方形ダクトの板厚は、ダクト両端の寸法が異なる場合、その最大寸法による板厚とする。
正しい記述です。強度を確保するため、両端の寸法が異なる場合は、長辺(最大寸法)に合わせて板厚を決めます。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(3)です。
スパイラルダクトの差込接合でも、シール材の塗布が必要です。
問8
分野:保温施工重要度 ★★☆
次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)機械室内の露出の給水管にグラスウール保温材で保温する場合、一般的に、保温筒、ポリエチレンフィルム、鉄線、アルミガラスクロスの順に施工する。
(2)冷温水管の保温の施工において、ポリエチレンフィルムは、防湿のための補助剤として使用される。
(3)蒸気管の壁又は床を貫通する場合、伸縮を考慮して、貫通部及びその前後約25mm程度は保温被覆を行わない。
(4)保温の施工において、保温筒を二層以上重ねて所要の厚さにする場合は、保温筒の各層をそれぞれの鉄線で巻き締める。
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❌(1)機械室内の露出の給水管にグラスウール保温材で保温する場合、一般的に、保温筒、ポリエチレンフィルム、鉄線、アルミガラスクロスの順に施工する。
順序が誤りです。外装のアルミガラスクロスを巻いてから、それを鉄線で固定します。
正しくは「保温筒 → ポリエチレンフィルム → アルミガラスクロス → 鉄線」の順です(鉄線とクロスが逆になっています)。
保温の施工順序とは?
管の保温は、内側から外側へ「保温筒(断熱材)→ ポリエチレンフィルム(防湿)→ アルミガラスクロス(外装)→ 鉄線(固定)」の順で施工します。
⭕(2)冷温水管の保温の施工において、ポリエチレンフィルムは、防湿のための補助剤として使用される。
正しい記述です。冷温水管は結露しやすいので、防湿のためにポリエチレンフィルムを使います。
⭕(3)蒸気管の壁又は床を貫通する場合、伸縮を考慮して、貫通部及びその前後約25mm程度は保温被覆を行わない。
正しい記述です。蒸気管は伸び縮みするので、壁や床の貫通部の前後25mm程度は保温しません。
⭕(4)保温の施工において、保温筒を二層以上重ねて所要の厚さにする場合は、保温筒の各層をそれぞれの鉄線で巻き締める。
正しい記述です。保温筒を二層以上にするときは、各層ごとに鉄線で巻き締めます。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(1)です。
保温は、アルミガラスクロスを巻いてから鉄線で固定します。
問9
分野:試運転調整重要度 ★★☆
冷凍機の試運転調整に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)冷却水ポンプ、冷水ポンプ及び
冷却塔を起動し、冷水量及び冷却水量が規定流量であることを確認する。
(2)停止サーモスタットの設定値が冷水温度の既定値より高いことを確認する。
(3)冷水ポンプ、冷却水ポンプ及び冷却塔とのインターロックを確認してから冷凍機の起動スイッチを入れる。
(4)冷水量が過度に減少した場合、断水リレーの作動により冷凍機が停止することを確認する。
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⭕(1)冷却水ポンプ、冷水ポンプ及び冷却塔を起動し、冷水量及び冷却水量が規定流量であることを確認する。
正しい記述です。まずポンプと冷却塔を動かし、冷水量・冷却水量が規定どおりかを確認します。
❌(2)停止サーモスタットの設定値が冷水温度の既定値より高いことを確認する。
「既定値より高いこと」が誤りです。停止サーモスタットは、冷水が冷えすぎて凍結するのを防ぐためのものです。
設定値は冷水温度の規定値より低い値にして、下がりすぎたときに止めます。
停止サーモスタットとは?
冷水温度が下がりすぎたときに冷凍機を止める安全装置です。凍結を防ぐため、設定値は規定の冷水温度より低めにします。
⭕(3)冷水ポンプ、冷却水ポンプ及び冷却塔とのインターロックを確認してから冷凍機の起動スイッチを入れる。
正しい記述です。ポンプや冷却塔が動いていないと冷凍機が起動しないよう、インターロックを確認してから起動します。
⭕(4)冷水量が過度に減少した場合、断水リレーの作動により冷凍機が停止することを確認する。
正しい記述です。冷水が流れなくなると凍結の危険があるため、断水リレーで冷凍機を止めます。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(2)です。
冷凍機の停止サーモは、凍結防止のため規定温度より低めに設定します。
問10
分野:防食重要度 ★★☆
次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)ペトロラタム系防食テープによる防食処置では、ペトロラタム系防食テープを1/2重ね1回巻きし、その上にプラスチックテープを1/2重ね1回巻きする。
(2)ブチルゴム系絶縁テープによる防食処置では、ブチルゴム系絶縁テープを1/2重ね2回巻きする。
(3)熱収縮剤による防食処置では、熱収縮テープを1/2重ね1回巻きし、バーナーで加熱収縮させる。
(4)防食テープ巻きを施した鋼管は、施工時に被覆が損傷しても、鉄部が露出する陽極部面積が小さい場合、腐食によって短期間に穴があく可能性は小さい。
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⭕(1)ペトロラタム系防食テープによる防食処置では、ペトロラタム系防食テープを1/2重ね1回巻きし、その上にプラスチックテープを1/2重ね1回巻きする。
正しい記述です。防食テープの上から保護のプラスチックテープを巻き、長期間の防食効果を保ちます。
⭕(2)ブチルゴム系絶縁テープによる防食処置では、ブチルゴム系絶縁テープを1/2重ね2回巻きする。
正しい記述です。ブチルゴム系絶縁テープは、1/2重ねで2回巻いて、しっかり密着させます。
⭕(3)熱収縮剤による防食処置では、熱収縮テープを1/2重ね1回巻きし、バーナーで加熱収縮させる。
正しい記述です。熱収縮テープを1/2重ねで巻き、バーナーで加熱して密着させます。
❌(4)防食テープ巻きを施した鋼管は、施工時に被覆が損傷しても、鉄部が露出する陽極部面積が小さい場合、腐食によって短期間に穴があく可能性は小さい。
「短期間に穴があく可能性は小さい」が誤りです。露出した部分(陽極部)が小さいと、そこに腐食の電流が集中します。
狭い部分が一気に腐食して、かえって短期間に穴があきやすくなります。
陽極部と腐食の集中とは?
金属が腐食するとき、溶け出す側を陽極部といいます。露出した陽極部が狭いほど腐食の電流が集中し、その一点が急速に深く腐食します。
この問題のまとめ
この問題で誤っているのは(4)です。
被覆が傷つくと、露出部(陽極部)が小さいほど腐食が集中して早く穴があきます。
この10問の要点(直前チェック用)
- 問1:ばい煙発生施設の設置届は、工事開始の60日前まで
- 問2:イベント⑤の最早・最遅はともに18日(クリティカルパス上で一致)
- 問3:ISO14000は環境マネジメントの規格で、基準値を定めるものではない
- 問4:リスクアセスメントは、危険を事前に見つけて減らす手法
- 問5:0.2MPa超の温水ボイラーは、最上部から上部構造物まで1.2m以上
- 問6:蒸気還水管は、給気管に共吊りしない(伸縮量が違う)
- 問7:スパイラルダクトの差込接合でも、シール材の塗布が必要
- 問8:保温は、アルミガラスクロスを巻いてから鉄線で固定する
- 問9:冷凍機の停止サーモは、凍結防止のため規定温度より低めに設定
- 問10:被覆が傷つくと、陽極部が小さいほど腐食が集中して早く穴があく
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