この記事で分かること

令和3年度(後期)2級管工事施工管理技士「第一次検定」の問題No.31〜40を、選択肢ごとに⭕❌でやさしく解説します。施工管理法・関連法規の分野です。正答は公式の正答肢で確認済みです。

問31

分野:施工管理法(品質管理)重要度 ★★☆

施工の品質を確認するための試験又は検査に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)高置タンク以降の給水配管の水圧試験において、静水頭に相当する圧力の2倍の圧力が0.75MPa未満の場合、0.75MPaの圧力で試験を行う。
(2)準耐火構造の防火区画を水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の給水管が貫通する箇所において、貫通部の隙間が難燃材料で埋め戻されていることを確認する。
(3)洗面器の取付けにおいて、がたつきがないこと、及び、附属の給排水金具等から漏水がないことを確認する。
(4)排水用水中モーターポンプの試験において、レベルスイッチからの信号による発停を確認する。
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正解

(2)が誤り
📘 防火区画貫通部の充てん材料とは?

防火区画(火災を閉じ込める壁や床)を配管が貫通するとき、そのすき間から炎や煙が隣へ抜けては意味がありません。だからすき間を確実にふさぎます。

使う材料は不燃材料(モルタルなど)です。「難燃材料(燃えにくいが燃える材料)」では不十分で、法的にも不燃材料が求められます。「難燃材料で埋め戻す」は誤りです。

⭕(1)高置タンク以降の給水配管の水圧試験において、静水頭に相当する圧力の2倍の圧力が0.75MPa未満の場合、0.75MPaの圧力で試験を行う。

正しい。水圧試験は「静水頭の2倍」の圧力で行い、その値が0.75MPa未満のときは0.75MPaで試験します。

❌(2)準耐火構造の防火区画を水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の給水管が貫通する箇所において、貫通部の隙間が難燃材料で埋め戻されていることを確認する。

これが誤り。防火区画の貫通部のすき間は、不燃材料(モルタル等)で埋め戻します。「難燃材料」では火災時に炎や煙を止められず不十分なので誤りです。

⭕(3)洗面器の取付けにおいて、がたつきがないこと、及び、附属の給排水金具等から漏水がないことを確認する。

正しい。洗面器の取付けでは、がたつきがないか、給排水金具から漏水がないかを確認します。

⭕(4)排水用水中モーターポンプの試験において、レベルスイッチからの信号による発停を確認する。

正しい。排水用水中モーターポンプは、レベルスイッチ(水位検知)の信号で発停するかを確認します。

問32

分野:施工管理法(安全管理)重要度 ★★☆

建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)わく組足場における高さ2m以上の作業場所に設ける作業床の幅は、30cm以上とする。
(2)わく組足場における高さ2m以上の作業場所に設ける作業床の床材間の隙間は、3cm以下とする。
(3)脚立の脚と水平面との角度は、75度以下とする。
(4)折りたたみ式の脚立は、脚と水平面との角度を確実に保つための金具等を備えたものとする。
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正解

(1)が誤り
📘 作業床の幅と隙間とは?

高さ2m以上の高所に設ける作業床は、作業する人が安全に立てる広さが必要です。作業床の幅は40cm以上と決められています。狭いと墜落の危険があります。

また、床材と床材のすき間は3cm以下にして、工具や足が落ちないようにします。「幅30cm以上」は基準(40cm)に足りないので誤りです。「幅40cm・すき間3cm」で覚えます。

❌(1)わく組足場における高さ2m以上の作業場所に設ける作業床の幅は、30cm以上とする。

これが誤り。高さ2m以上の作業場所に設ける作業床の幅は40cm以上必要です。「30cm以上」では狭すぎて墜落の危険があり誤りです。

⭕(2)わく組足場における高さ2m以上の作業場所に設ける作業床の床材間の隙間は、3cm以下とする。

正しい。作業床の床材と床材のすき間は、物や足が落ちないよう3cm以下とします。

⭕(3)脚立の脚と水平面との角度は、75度以下とする。

正しい。脚立の脚と水平面との角度は、開きすぎないよう75度以下とします。

⭕(4)折りたたみ式の脚立は、脚と水平面との角度を確実に保つための金具等を備えたものとする。

正しい。折りたたみ式の脚立は、角度を保つための開き止め金具などを備えたものにします。

問33

分野:施工管理法(機器据付け)重要度 ★★☆

機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)排水用水中モーターポンプは、ピットの壁から200mm程度離して設置する。
(2)吸収冷温水機は、工場出荷時の気密が確保されていることを確認する。
(3)大型のボイラーの基礎は、床スラブ上に打設した無筋コンクリート基礎とする。
(4)防振装置付きの機器や地震力が大きくなる重量機器は、可能な限り低層階に設置する。
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正解

(3)が誤り
📘 大型機器の基礎とは?

機器を据える基礎は、機器の重さや振動に耐える必要があります。軽い機器なら無筋(鉄筋なし)でよい場合もありますが、重い機器は鉄筋で補強します。

大型のボイラーは非常に重いので、基礎は鉄筋コンクリート基礎にします。「無筋コンクリート基礎」では割れる恐れがあり誤りです。

⭕(1)排水用水中モーターポンプは、ピットの壁から200mm程度離して設置する。

正しい。排水用水中モーターポンプは、点検や吸込みのため、ピットの壁から200mm程度離して置きます。

⭕(2)吸収冷温水機は、工場出荷時の気密が確保されていることを確認する。

正しい。吸収冷温水機は、工場出荷時の気密(真空状態)が保たれているかを確認します。

❌(3)大型のボイラーの基礎は、床スラブ上に打設した無筋コンクリート基礎とする。

これが誤り。大型のボイラーは重いので、基礎は鉄筋コンクリート基礎にして補強します。「無筋(鉄筋なし)コンクリート基礎」では強度が足りず誤りです。

⭕(4)防振装置付きの機器や地震力が大きくなる重量機器は、可能な限り低層階に設置する。

正しい。防振装置付きや重量の大きい機器は、地震の揺れの影響を抑えるため、できるだけ低層階に設置します。

問34

分野:施工管理法(配管施工)重要度 ★★☆

配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)汚水槽の通気管は、その他の排水系統の通気立て管を介して大気に開放する。
(2)給水管の分岐は、チーズによる枝分かれ分岐とし、クロス形の継手は使用しない。
(3)飲料用の受水タンクのオーバーフロー管は、排水口空間を設け、間接排水とする。
(4)給水横走り管から上方へ給水する場合は、配管の上部から枝管を取り出す。
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正解

(1)が誤り
📘 汚水槽の通気管とは?

汚水槽(排水をためるピット)からは、においや有害なガスが発生します。この通気管を他の排水系統の通気管とつなぐと、そのにおい・ガスが建物の他の場所へ広がる恐れがあります。

そのため、汚水槽の通気管は他とつながず、単独(専用)で屋外の大気へ開放します。「その他の排水系統の通気立て管を介して開放する」は誤りです。

❌(1)汚水槽の通気管は、その他の排水系統の通気立て管を介して大気に開放する。

これが誤り。汚水槽(排水槽)の通気管は、単独で(専用で)大気に開放します。他の排水系統の通気立て管につなぐと、においや有害ガスが逆流する恐れがあるので誤りです。

⭕(2)給水管の分岐は、チーズによる枝分かれ分岐とし、クロス形の継手は使用しない。

正しい。給水管の分岐はチーズ(T字)で行い、流れが乱れやすいクロス形は使いません。

⭕(3)飲料用の受水タンクのオーバーフロー管は、排水口空間を設け、間接排水とする。

正しい。受水タンクのオーバーフロー管は、排水口空間を設けた間接排水にして汚染を防ぎます。

⭕(4)給水横走り管から上方へ給水する場合は、配管の上部から枝管を取り出す。

正しい。横走り給水管から上へ給水するときは、ゴミがたまりにくいよう配管の上部から枝管を取り出します。

問35

分野:施工管理法(ダクト施工)重要度 ★★☆

ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)送風機とダクトを接続するたわみ継手の両端のフランジ間隔は、150mm以上とする。
(2)共板フランジ工法ダクトとアングルフランジ工法ダクトでは、横走りダクトの許容最大吊り間隔は同じである。
(3)風量調整ダンパーは、原則として、気流の整流されたところに取り付ける。
(4)長方形ダクトのかどの継目(はぜ)は、ダクトの強度を保つため、原則として、2箇所以上とする。
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正解

(2)が誤り
📘 共板フランジ工法とアングルフランジ工法とは?

ダクトのつなぎ方には、ダクトの板の端を折り曲げてフランジにする共板フランジ工法と、山形鋼(アングル)を別に付けるアングルフランジ工法があります。

共板フランジ工法は接合部の強度がやや低いので、吊り(支持)の間隔を短くします。つまり許容最大吊り間隔は両者で同じではありません。「同じである」は誤りです。

⭕(1)送風機とダクトを接続するたわみ継手の両端のフランジ間隔は、150mm以上とする。

正しい。送風機とダクトをつなぐたわみ継手は、両端のフランジ間隔を150mm以上とします。

❌(2)共板フランジ工法ダクトとアングルフランジ工法ダクトでは、横走りダクトの許容最大吊り間隔は同じである。

これが誤り。共板フランジ工法は接合部の強度がアングルフランジ工法より低いので、吊り間隔を短くする必要があり、許容最大吊り間隔は同じではありません。「同じである」は誤りです。

⭕(3)風量調整ダンパーは、原則として、気流の整流されたところに取り付ける。

正しい。風量調整ダンパーは、気流が整流された(乱れの少ない)ところに取り付けると正確に調整できます。

⭕(4)長方形ダクトのかどの継目(はぜ)は、ダクトの強度を保つため、原則として、2箇所以上とする。

正しい。長方形ダクトのかどの継目(はぜ)は、強度を保つため原則2箇所以上とします。

問36

分野:施工管理法(塗装)重要度 ★★☆

塗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)塗装場所の気温が5℃以下の場合、原則として、塗装は行わない。
(2)塗装の工程間隔時間は、材料の種類、気象条件等に応じて定める。
(3)塗料の調合は、原則として、工事現場で行う。
(4)下塗り塗料としては、一般的に、さび止めペイントが使用される。
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正解

(3)が誤り
📘 塗料の調合とは?

塗料の調合とは、塗料に薄め液(シンナー)などを混ぜて塗れる状態に整えることです。混ぜ方がまちまちだと、色や乾き方、塗膜の質にばらつきが出ます。

そのため、塗料は工場で正確に調合された製品(既調合品)を使うのが原則です。「原則として工事現場で行う」は品質が安定しないので誤りです。

⭕(1)塗装場所の気温が5℃以下の場合、原則として、塗装は行わない。

正しい。気温5℃以下では塗料が乾きにくく仕上がりが悪くなるので、原則として塗装しません。

⭕(2)塗装の工程間隔時間は、材料の種類、気象条件等に応じて定める。

正しい。塗り重ねる間隔(工程間隔時間)は、塗料の種類や天候に応じて定めます。

❌(3)塗料の調合は、原則として、工事現場で行う。

これが誤り。塗料の調合は、原則として工場で調合されたもの(既調合品)を使います。現場でむやみに調合すると品質がばらつくので、「原則として工事現場で行う」は誤りです。

⭕(4)下塗り塗料としては、一般的に、さび止めペイントが使用される。

正しい。下塗りには、さびを防ぐさび止めペイントが一般的に使われます。

問37

分野:施工管理法(試運転調整)重要度 ★★☆

試運転調整に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)高置タンク方式の給水設備における残留塩素の測定は、高置タンクに最も近い水栓で行う。
(2)屋外騒音の測定は、冷却塔等の騒音の発生源となる機器を運転して、敷地境界線上で行う。
(3)マルチパッケージ形空気調和機の試運転では、運転前に、屋外機と屋内機の間の電気配線及び冷媒配管の接続について確認する。
(4)多翼形送風機の試運転では、軸受け温度を測定し、周囲の空気との温度差を確認する。
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正解

(1)が誤り
📘 残留塩素はどこで測る?

残留塩素は、水道水に消毒用の塩素がきちんと残っているかを示す値です。水はタンクや配管を通るうちに塩素が消費されて減っていきます。

だから測るのはいちばん遠い(末端の)水栓です。そこで規定値以上あれば、途中の全部で安全といえます。「最も近い水栓」で測っても末端まで届いている保証がないので誤りです。

❌(1)高置タンク方式の給水設備における残留塩素の測定は、高置タンクに最も近い水栓で行う。

これが誤り。残留塩素の測定は、高置タンクから最も遠い(末端の)水栓で行います。いちばん遠い所でも塩素が残っていれば、全系統で安全と確認できます。「最も近い水栓」は誤りです。

⭕(2)屋外騒音の測定は、冷却塔等の騒音の発生源となる機器を運転して、敷地境界線上で行う。

正しい。屋外騒音の測定は、騒音源の機器を運転した状態で、敷地境界線上で行います。

⭕(3)マルチパッケージ形空気調和機の試運転では、運転前に、屋外機と屋内機の間の電気配線及び冷媒配管の接続について確認する。

正しい。マルチパッケージは、運転前に屋外機と屋内機をつなぐ電気配線・冷媒配管の接続を確認します。

⭕(4)多翼形送風機の試運転では、軸受け温度を測定し、周囲の空気との温度差を確認する。

正しい。多翼形送風機は、軸受け温度を測り、周囲空気との温度差が大きすぎないかを確認します。

問38

分野:施工管理法(試運転調整)重要度 ★★☆

空気調和設備の試運転調整における測定対象と測定機器の組合せのうち、適当でないものはどれか。

(1)ダクト内風量 ―― 熱線風速計
(2)ダクト内圧力 ―― 直読式検知管
(3)室内温湿度 ―― アスマン通風乾湿計
(4)室内気流 ―― カタ計
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正解

(2)が誤り
📘 直読式検知管とは?

直読式検知管は、細いガラス管に空気を吸い込ませ、ガスの濃度(二酸化炭素や有害ガスなど)を色の変化で読み取る道具です。測るのは「濃度」で、「圧力」ではありません。

ダクト内の圧力を測るのは、マノメーター(微差圧計)です。だから「ダクト内圧力=直読式検知管」は組合せが誤りです。

❌(1)ダクト内風量 ―― 熱線風速計

正しい組合せ。ダクト内風量は、熱線風速計で風速を測り、断面積を掛けて求めます。

⭕(2)ダクト内圧力 ―― 直読式検知管

これが誤り(適当でない組合せ)。直読式検知管はガス濃度(二酸化炭素など)を測る道具です。ダクト内の圧力を測るのはマノメーター(微差圧計)なので、組合せが誤りです。

❌(3)室内温湿度 ―― アスマン通風乾湿計

正しい組合せ。室内の温度・湿度は、アスマン通風乾湿計で測ります。

❌(4)室内気流 ―― カタ計

正しい組合せ。室内のゆるやかな気流は、カタ計(カタ温度計)で測ります。

問39

分野:関連法規(労働安全衛生法)重要度 ★★☆

建設工事現場における作業のうち、労働安全衛生法上、作業主任者を選任すべき作業に該当しないものはどれか。

(1)既設汚水ピット内での配管の作業
(2)型枠支保工の組立ての作業
(3)つり上げ荷重が1トン未満の移動式クレーンの玉掛けの作業
(4)第一種圧力容器(小型圧力容器等を除く。)の取扱いの作業
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正解

(3)が正解
📘 作業主任者とは?

作業主任者は、危険・有害な作業を安全に行わせるため、事業者が資格を持つ人から選任して現場で指揮させる責任者です。酸素欠乏の場所、型枠支保工、圧力容器などの作業で必要です。

一方、玉掛け作業には「作業主任者」の制度がありません(技能講習・特別教育を受けた人が作業します)。だから玉掛けは「作業主任者を選任すべき作業」に該当しません。

❌(1)既設汚水ピット内での配管の作業

該当する。汚水ピット内は酸素欠乏の危険があるため、酸素欠乏危険作業主任者を選任します。

❌(2)型枠支保工の組立ての作業

該当する。型枠支保工の組立て等作業主任者を選任します。

⭕(3)つり上げ荷重が1トン未満の移動式クレーンの玉掛けの作業

これが正解(該当しないもの)。玉掛けの作業には「作業主任者」を選任する制度がありません(玉掛けは技能講習や特別教育で行います)。だから該当しません。

❌(4)第一種圧力容器(小型圧力容器等を除く。)の取扱いの作業

該当する。第一種圧力容器(小型を除く)の取扱いには、第一種圧力容器取扱作業主任者を選任します。

問40

分野:関連法規(労働基準法)重要度 ★★☆

労働者に支払う賃金に関する記述のうち、労働基準法上、誤っているものはどれか。ただし、法令若しくは労働協約に別段の定めがある場合等、及び、労働組合等との書面による協定がある場合を除く。

(1)賃金とは、賃金、給料、手当等、労働の対償として使用者が労働者に支払うものをいい、賞与はこれに含まれない。
(2)賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
(3)賃金は、原則として、毎月1回以上一定の期日を定めて支払わなければならない。
(4)使用者は、労働者が疾病の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。
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正解

(1)が誤り
📘 賃金に賞与は含まれる?

労働基準法でいう「賃金」は、労働の対償(働いたことへの見返り)として使用者が労働者に支払うすべてのものです。基本給や手当だけでなく、賞与(ボーナス)も賃金に含まれます

だから「賞与はこれに含まれない」は誤りです。労働の見返りとして支払うものは、名前が何であれ賃金にあたる、と覚えます。

❌(1)賃金とは、賃金、給料、手当等、労働の対償として使用者が労働者に支払うものをいい、賞与はこれに含まれない。

これが誤り。賃金は「労働の対償として使用者が支払うもの」で、賞与(ボーナス)も賃金に含まれます。「賞与は含まれない」は誤りです。

⭕(2)賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。

正しい。賃金は、通貨で、直接労働者に、全額を支払うのが原則です(賃金支払いの原則)。

⭕(3)賃金は、原則として、毎月1回以上一定の期日を定めて支払わなければならない。

正しい。賃金は、原則として毎月1回以上、一定の期日を決めて支払います。

⭕(4)使用者は、労働者が疾病の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。

正しい。労働者が病気などの費用のために請求した場合、支払期日前でも、すでに働いた分の賃金を支払います(非常時払い)。

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