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この記事でわかること

第三種冷凍機械責任者(冷凍三種)の令和6年度「法令」問11〜20を、知識ゼロからでもわかるようにやさしく解説します。第一種製造者の保安(自主検査・危害予防規程)や、設備の技術上の基準が中心。イ・ロ・ハを1つずつ⭕❌で判定します。

問11以降は、保安のしくみ(自主検査・危害予防規程・帳簿)と、設備の技術上の基準が中心です。“届出が要る/要らない”や数字(10年・1.5倍・5000リットルなど)がよく問われます。

アンモニアは可燃性かつ毒性ですが、“着火しにくいので防爆は不要”という特例(問16)など、ひっかけポイントを理由から押さえましょう。

問11

分野:定期自主検査重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者が行う定期自主検査について正しいものはどれか。

定期自主検査は、製造施設の位置、構造及び設備が所定の技術上の基準(耐圧試験に係るものを除く。)に適合しているかどうかについて行わなければならない。

定期自主検査を行ったときは、その検査記録を作成し、これを保存しなければならない。

定期自主検査は、冷媒ガスが毒性ガス又は可燃性ガスである製造施設の場合は1年に1回以上、不活性ガスである製造施設の場合は3年に1回以上行うことと定められている。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) イ・ロ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(3) イ・ロ
⭕(イ)定期自主検査は、製造施設の位置、構造及び設備が所定の技術上の基準(耐圧試験に係るものを除く。)に適合しているかどうかについて行わなければならない。

正しい記述です。定期自主検査は、位置・構造・設備が技術上の基準(耐圧試験に係るものは除く)に合っているかを点検します。

⭕(ロ)定期自主検査を行ったときは、その検査記録を作成し、これを保存しなければならない。

正しい記述です。検査をしたら記録を作成して保存します(知事への届出までは不要です)。

❌(ハ)定期自主検査は、冷媒ガスが毒性ガス又は可燃性ガスである製造施設の場合は1年に1回以上、不活性ガスである製造施設の場合は3年に1回以上行うことと定められている。

「不活性ガスは3年に1回」が誤りです。定期自主検査の頻度は、ガスの種類にかかわらず1年に1回以上で統一されています。

この問題のまとめ

正解は(3)イ・ロ。定期自主検査は技術基準への適合を点検し、記録を作成・保存。頻度はガスを問わず1年に1回以上です。

問12

分野:危害予防規程・保安教育計画重要度 ★★★

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者が定めるべき危害予防規程及び保安教育計画について正しいものはどれか。

「協力会社の作業の管理に関すること。」は、危害予防規程に定めるべき事項の一つである。

「従業者に対する危害予防規程の周知方法及びその危害予防規程に違反した者に対する措置に関すること。」は、危害予防規程に定めるべき事項ではない。

従業者に対する保安教育計画を定め、その計画を都道府県知事等に届け出なければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) イ・ハ (5) ロ・ハ
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正解(1) イ
⭕(イ)「協力会社の作業の管理に関すること。」は、危害予防規程に定めるべき事項の一つである。

正しい記述です。協力会社(下請けなど)の作業管理も、危害予防規程に定めるべき事項のひとつです。

❌(ロ)「従業者に対する危害予防規程の周知方法及びその危害予防規程に違反した者に対する措置に関すること。」は、危害予防規程に定めるべき事項ではない。

「定めるべき事項ではない」が誤りです。規程の周知方法や、違反者への措置も、危害予防規程に定めるべき事項に含まれます。

❌(ハ)従業者に対する保安教育計画を定め、その計画を都道府県知事等に届け出なければならない。

「届け出なければならない」が誤りです。保安教育計画は定めて忠実に実行しますが、知事等への届出は不要です(危害予防規程は届出が必要なのと対照的)。

届出が必要なのはどっち?

危害予防規程=届出が必要。保安教育計画=届出は不要。この“届出の有無”の違いは頻出です。

この問題のまとめ

正解は(1)イのみ。協力会社の作業管理も危害予防規程の事項。周知方法・違反者への措置も同様。保安教育計画は届出が不要です。

問13

分野:帳簿・事故届・応急措置重要度 ★★★

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者について正しいものはどれか。

製造施設に異常があった場合、異常の年月日及びとった措置を記載した帳簿を事業所ごとに備え、記載の日から次回の保安検査の実施日まで保存しなければならない。

その所有し、又は占有する高圧ガスの容器が盗まれたときは、遅滞なく届け出なければならないが、その容器を喪失した場合は、その旨を届け出る必要はない。

高圧ガスの製造施設が危険な状態になったときは、直ちに応急の措置を講じなければならない。また、この事態を発見した者は、直ちに、その旨を都道府県知事等又は警察官、消防吏員若しくは消防団員若しくは海上保安官に届け出なければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) イ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(3) ハ
❌(イ)製造施設に異常があった場合、異常の年月日及びとった措置を記載した帳簿を事業所ごとに備え、記載の日から次回の保安検査の実施日まで保存しなければならない。

「次回の保安検査の実施日まで」が誤りです。異常を記載した帳簿は、記載の日から10年間保存します。

❌(ロ)その所有し、又は占有する高圧ガスの容器が盗まれたときは、遅滞なく届け出なければならないが、その容器を喪失した場合は、その旨を届け出る必要はない。

「喪失した場合は届け出る必要はない」が誤りです。容器の盗難も喪失も、どちらも遅滞なく届け出ます。

⭕(ハ)高圧ガスの製造施設が危険な状態になったときは、直ちに応急の措置を講じなければならない。また、この事態を発見した者は、直ちに、その旨を都道府県知事等又は警察官、消防吏員若しくは消防団員若しくは海上保安官に届け出なければならない。

正しい記述です。危険な状態には直ちに応急措置をし、発見した者は誰でも、直ちに知事等・警察・消防・海上保安官へ届け出ます。

この問題のまとめ

正解は(3)ハのみ。異常の帳簿は10年保存。容器は盗難も喪失も届出。危険な状態は応急措置+発見者の通報が必要です。

問14

分野:変更の工事(軽微・完成検査)重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者が行う製造施設の変更の工事について正しいものはどれか。

独立した製造設備の撤去の工事は、定められた軽微な変更の工事として、その完成後遅滞なく、その旨を都道府県知事等に届け出ればよい。

特定不活性ガスを冷媒ガスとする冷媒設備の圧縮機の取替えの工事は、冷媒設備に係る切断、溶接を伴わない工事であって、冷凍能力の変更を伴わないものであれば、定められた軽微な変更の工事に該当する。

製造施設の変更の工事について都道府県知事等の許可を受けた場合であっても、完成検査を受けることなくその施設を使用することができる変更の工事がある。

【選択肢】
(1) イ (2) イ・ロ (3) イ・ハ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(5) イ・ロ・ハ
⭕(イ)独立した製造設備の撤去の工事は、定められた軽微な変更の工事として、その完成後遅滞なく、その旨を都道府県知事等に届け出ればよい。

正しい記述です。独立した製造設備の撤去は軽微な変更の工事にあたり、完成後に遅滞なく届け出れば足ります(許可は不要)。

⭕(ロ)特定不活性ガスを冷媒ガスとする冷媒設備の圧縮機の取替えの工事は、冷媒設備に係る切断、溶接を伴わない工事であって、冷凍能力の変更を伴わないものであれば、定められた軽微な変更の工事に該当する。

正しい記述です。切断・溶接を伴わず、冷凍能力も変わらない圧縮機の取替えは軽微な変更の工事に該当します。

⭕(ハ)製造施設の変更の工事について都道府県知事等の許可を受けた場合であっても、完成検査を受けることなくその施設を使用することができる変更の工事がある。

正しい記述です。許可を受けた変更工事でも、一定のものは完成検査を受けずに使用できます(可燃性・毒性ガス設備など一部を除く)。

この問題のまとめ

正解は(5)。設備の撤去は軽微な変更で届出。切断溶接なし・能力変更なしの圧縮機取替えも軽微。許可工事でも完成検査が不要なものがあります。

問15

分野:アンモニア定置式の技術基準①重要度 ★★★

製造設備がアンモニアを冷媒ガスとする定置式製造設備(吸収式を除く。)である第一種製造者の製造施設に係る技術上の基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

製造施設の冷媒設備に設けた安全弁の放出管の開口部の位置は、放出する冷媒ガスの性質に応じた適切な位置でなければならない。

圧縮機、油分離器、受液器又はこれらの間の配管を設置する室は、冷媒ガスが漏えいしたとき滞留しないような構造としなければならないが、凝縮器を設置する室についてはその定めはない。

受液器にガラス管液面計を設ける場合には、丸形ガラス管液面計以外のものとし、液面計の破損を防止する措置のほか、受液器と液面計を接続する配管に、液面計の破損による漏えいを防止する措置を講じなければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ハ (3) イ・ロ (4) イ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(4) イ・ハ
⭕(イ)製造施設の冷媒設備に設けた安全弁の放出管の開口部の位置は、放出する冷媒ガスの性質に応じた適切な位置でなければならない。

正しい記述です。安全弁の放出管の開口部は、ガスの性質に応じた安全な位置にします(毒性のアンモニアが人のいる場所へ流れないように)。

❌(ロ)圧縮機、油分離器、受液器又はこれらの間の配管を設置する室は、冷媒ガスが漏えいしたとき滞留しないような構造としなければならないが、凝縮器を設置する室についてはその定めはない。

「凝縮器を設置する室についてはその定めはない」が誤りです。圧縮機・油分離器・凝縮器・受液器やこれらの間の配管を置く室は、いずれもガスが滞留しない構造にします。

⭕(ハ)受液器にガラス管液面計を設ける場合には、丸形ガラス管液面計以外のものとし、液面計の破損を防止する措置のほか、受液器と液面計を接続する配管に、液面計の破損による漏えいを防止する措置を講じなければならない。

正しい記述です。ガラス管液面計は丸形以外とし、破損防止配管に漏えい防止の二重の備えをします。

この問題のまとめ

正解は(4)イ・ハ。安全弁放出管の開口部はガス性質に応じた位置。凝縮器の室も滞留しない構造が必要。ガラス管液面計は丸形以外+破損・漏えい防止です。

問16

分野:アンモニア定置式の技術基準②重要度 ★★★

製造設備がアンモニアを冷媒ガスとする定置式製造設備(吸収式を除く。)である第一種製造者の製造施設に係る技術上の基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

漏えいする冷媒ガスが滞留するおそれのある場所に、その漏えいを検知し警報する設備を設けた場合であっても、その製造施設には規模に応じた適切な消火設備を適切な箇所に設けなければならない。

アンモニアは、冷媒設備に係る電気設備を、その設置場所及び冷媒ガスの種類に応じた防爆性能を有する構造のものとしなければならない冷媒ガスである。

製造設備が専用機械室に設置されている場合であっても、その製造設備には冷媒ガスが漏えいしたときに安全に、かつ、速やかに除害するための措置を講じなければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) イ・ロ (3) イ・ハ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(3) イ・ハ
⭕(イ)漏えいする冷媒ガスが滞留するおそれのある場所に、その漏えいを検知し警報する設備を設けた場合であっても、その製造施設には規模に応じた適切な消火設備を適切な箇所に設けなければならない。

正しい記述です。検知警報設備があっても、可燃性のアンモニア設備には消火設備を別に設けます(役割が違うため、片方で省略できません)。

❌(ロ)アンモニアは、冷媒設備に係る電気設備を、その設置場所及び冷媒ガスの種類に応じた防爆性能を有する構造のものとしなければならない冷媒ガスである。

「防爆構造としなければならない冷媒ガスである」が誤りです。アンモニアは可燃性ですが着火しにくい性質から、電気設備の防爆性能を要する冷媒ガスからは除かれています。

アンモニアと防爆構造とは?

可燃性ガスは原則、電気設備を防爆構造にします。ただしアンモニアは燃えにくい(着火しにくい)特殊なガスのため、防爆性能を要する冷媒ガスから除外されています。

⭕(ハ)製造設備が専用機械室に設置されている場合であっても、その製造設備には冷媒ガスが漏えいしたときに安全に、かつ、速やかに除害するための措置を講じなければならない。

正しい記述です。専用機械室でも、毒性のアンモニアには除害措置が必要です。

この問題のまとめ

正解は(3)イ・ハ。検知警報設備があっても消火設備は必要。アンモニアは防爆構造を要する冷媒ガスから除外。専用機械室でも除害措置は必須です。

問17

分野:定置式の技術基準(耐震・気密・火気)重要度 ★★☆

製造設備が定置式製造設備である第一種製造者の製造施設に係る技術上の基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

内容積が5000リットル以上である受液器並びにその支持構造物及び基礎を所定の耐震に関する性能を有するものとすべき定めは、不活性ガスを冷媒ガスとする製造施設にも適用される。

冷媒設備の配管の変更の工事の完成検査における気密試験は、安全装置が作動しないように許容圧力未満の圧力で行うことができる。

圧縮機、油分離器、凝縮器及び受液器並びにこれらの間の配管が火気の付近にあってはならない旨の定めは、不活性ガスを冷媒ガスとする製造施設には適用されない。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) イ・ロ (5) ロ・ハ
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正解(1) イ
⭕(イ)内容積が5000リットル以上である受液器並びにその支持構造物及び基礎を所定の耐震に関する性能を有するものとすべき定めは、不活性ガスを冷媒ガスとする製造施設にも適用される。

正しい記述です。5000リットル以上の受液器の耐震の定めは、不活性ガスの施設にも適用されます。

受液器の耐震が必要になる大きさとは?

内容積5000リットル以上の受液器は、支持構造物・基礎も含めて耐震性能が求められます。これは冷媒ガスの種類を問わず適用されます。

❌(ロ)冷媒設備の配管の変更の工事の完成検査における気密試験は、安全装置が作動しないように許容圧力未満の圧力で行うことができる。

「許容圧力未満で行える」が誤りです。気密試験は許容圧力以上の圧力で行います。

❌(ハ)圧縮機、油分離器、凝縮器及び受液器並びにこれらの間の配管が火気の付近にあってはならない旨の定めは、不活性ガスを冷媒ガスとする製造施設には適用されない。

「不活性ガスには適用されない」が誤りです。火気の付近にあってはならない定めは、不活性ガスの施設にも適用されます。

この問題のまとめ

正解は(1)イのみ。5000リットル以上の受液器の耐震は不活性ガスにも適用。気密試験は許容圧力以上。火気接近禁止も不活性ガスに適用されます。

問18

分野:定置式の技術基準(操作・安全装置・耐圧)重要度 ★★☆

製造設備が定置式製造設備である第一種製造者の製造施設に係る技術上の基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

製造設備に設けたバルブ(自動制御で開閉されるものを除く。)には、作業員が適切に操作できるような措置を講じなければならないが、不活性ガスを冷媒ガスとする製造設備にはその措置を講じなくてよい。

冷媒設備に圧力計を設け、その圧力を常時監視することとすれば、圧縮機内の圧力が許容圧力を超えた場合に直ちに許容圧力以下に戻すことができる安全装置を設けなくてよい。

変更の工事の完成検査において冷媒設備の配管以外の部分について耐圧試験を行う場合、特に認められた者が行う場合を除き、水その他の安全な液体を使用して許容圧力の1.5倍(液体が困難なときは気体で1.25倍)以上の圧力で行わなければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) イ・ハ (5) ロ・ハ
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正解(3) ハ
❌(イ)製造設備に設けたバルブ(自動制御で開閉されるものを除く。)には、作業員が適切に操作できるような措置を講じなければならないが、不活性ガスを冷媒ガスとする製造設備にはその措置を講じなくてよい。

「不活性ガスには講じなくてよい」が誤りです。バルブの操作の措置は、不活性ガスの設備でも必要です。

❌(ロ)冷媒設備に圧力計を設け、その圧力を常時監視することとすれば、圧縮機内の圧力が許容圧力を超えた場合に直ちに許容圧力以下に戻すことができる安全装置を設けなくてよい。

「安全装置を設けなくてよい」が誤りです。圧力を監視していても、安全装置(圧力を逃がす装置)は別に必要です。

⭕(ハ)変更の工事の完成検査において冷媒設備の配管以外の部分について耐圧試験を行う場合、特に認められた者が行う場合を除き、水その他の安全な液体を使用して許容圧力の1.5倍(液体が困難なときは気体で1.25倍)以上の圧力で行わなければならない。

正しい記述です。耐圧試験は液体で許容圧力の1.5倍以上(液体が難しければ気体で1.25倍以上)で行います。

この問題のまとめ

正解は(3)ハのみ。バルブ操作の措置は不活性ガスでも必要。圧力監視だけでなく安全装置も必須。耐圧試験は液体1.5倍・気体1.25倍以上です。

問19

分野:製造の方法の技術基準重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者の製造の方法に係る技術上の基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

冷媒設備の安全弁の修理又は清掃のため特に必要な場合を除き、その安全弁に付帯して設けた止め弁は、常に全開しておかなければならない。

冷媒設備を開放して修理又は清掃をするとき、その冷媒ガスが不活性ガスである場合は、開放する部分に他の部分からガスが漏えいすることを防止するための措置を講じないで行うことができる。

高圧ガスの製造は、製造する高圧ガスの種類及び製造設備の態様に応じ、1日に1回以上その製造施設の異常の有無を点検し、異常のあるときは補修その他の危険防止の措置を講じて行わなければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) イ・ロ (3) イ・ハ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(3) イ・ハ
⭕(イ)冷媒設備の安全弁の修理又は清掃のため特に必要な場合を除き、その安全弁に付帯して設けた止め弁は、常に全開しておかなければならない。

正しい記述です。安全弁の止め弁は、修理・清掃のときを除き常に全開にしておきます(いざというとき安全弁が働くように)。

❌(ロ)冷媒設備を開放して修理又は清掃をするとき、その冷媒ガスが不活性ガスである場合は、開放する部分に他の部分からガスが漏えいすることを防止するための措置を講じないで行うことができる。

「措置を講じないで行うことができる」が誤りです。不活性ガスであっても、開放部分に他からガスが漏れ込まない措置を講じてから行います。

⭕(ハ)高圧ガスの製造は、製造する高圧ガスの種類及び製造設備の態様に応じ、1日に1回以上その製造施設の異常の有無を点検し、異常のあるときは補修その他の危険防止の措置を講じて行わなければならない。

正しい記述です。製造中は1日に1回以上異常の有無を点検し、異常があれば危険防止の措置をとります。

この問題のまとめ

正解は(3)イ・ハ。安全弁の止め弁は常時全開。不活性ガスでも開放修理時は漏えい防止措置が必要。製造中は1日1回以上の異常点検が必要です。

問20

分野:認定指定設備重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、認定指定設備である製造設備について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

冷媒設備は、その設備の製造業者の事業所において脚上又は一つの架台上に組み立てられたものでなければならない。

製造設備には、自動制御装置を設けなければならない。

認定指定設備に変更の工事を施すと、指定設備認定証が無効になる場合がある。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) イ・ロ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(5) イ・ロ・ハ
⭕(イ)冷媒設備は、その設備の製造業者の事業所において脚上又は一つの架台上に組み立てられたものでなければならない。

正しい記述です。認定指定設備は、製造業者の事業所で脚上または一つの架台上に組み立てられた一体のものであることが条件です。

⭕(ロ)製造設備には、自動制御装置を設けなければならない。

正しい記述です。認定指定設備には自動制御装置を設けます(人手によらず安全に運転するため)。

⭕(ハ)認定指定設備に変更の工事を施すと、指定設備認定証が無効になる場合がある。

正しい記述です。認定指定設備に(特に定めるものを除く)変更工事をすると、認定証が無効になる場合があります。

この問題のまとめ

正解は(5)。認定指定設備は架台上に一体組立、自動制御装置を備える。変更工事で認定証が無効になる場合があります。

この10問の要点(直前チェック用)

  • 問11 定期自主検査の頻度はガスを問わず1年に1回以上
  • 問12 協力会社の作業管理・周知方法・違反者措置は危害予防規程の事項/保安教育計画は届出不要
  • 問13 異常の帳簿は10年保存/容器は盗難も喪失も届出
  • 問14 設備撤去や切断溶接なしの圧縮機取替えは軽微な変更/許可工事でも完成検査不要なものがある
  • 問15 凝縮器の室も滞留しない構造/ガラス管液面計は丸形以外+破損・漏えい防止
  • 問16 アンモニアは防爆構造を要する冷媒ガスから除外/検知警報設備でも消火設備は必要
  • 問17 5000リットル以上の受液器の耐震は不活性ガスにも適用/気密試験は許容圧力以上
  • 問18 圧力監視だけでなく安全装置も必須/耐圧試験は液体1.5倍・気体1.25倍以上
  • 問19 安全弁の止め弁は常時全開/製造中は1日1回以上点検
  • 問20 認定指定設備は架台上に一体組立・自動制御装置/変更工事で認定証が無効になる場合あり

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