この記事でわかること

第三種冷凍機械責任者(冷凍三種)の令和3年度「法令」問1〜10を、知識ゼロからでもわかるようにやさしく解説します。高圧ガス保安法(高圧ガスによる事故を防ぐための法律)の定義から、製造の許可・届出、貯蔵・移動・容器・保安検査まで。イ・ロ・ハを1つずつ⭕❌で判定します。

冷凍三種の法令は「組合せ五択」。3つの記述を1つずつ正確に〇×できれば、正解の組合せが選べます。数字(トン・日数)と“届出が要る/要らない”の区別がカギです。

毎年繰り返し問われる定番の論点が中心です。理由から押さえておけば、得点につなげやすいでしょう。

問1

分野:高圧ガス保安法の目的・定義重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。

イ高圧ガス保安法は、高圧ガスによる災害を防止して公共の安全を確保する目的のため、民間事業者及び高圧ガス保安協会による高圧ガスの保安に関する自主的な活動を促進することも定めている。

ロ常用の温度において圧力が0.9メガパスカルの圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く。)であっても、温度35度において圧力が1メガパスカル以上となるものは高圧ガスである。

ハ圧力が0.2メガパスカルとなる場合の温度が32度である液化ガスは、現在の圧力が0.1メガパスカルであっても高圧ガスである。

【選択肢】
(1) イ (2) ハ (3) イ・ロ (4) イ・ハ (5) イ・ロ・ハ
答え・解説を見る
正解(5) イ・ロ・ハ
⭕(イ)高圧ガス保安法は、高圧ガスによる災害を防止して公共の安全を確保する目的のため、民間事業者及び高圧ガス保安協会による高圧ガスの保安に関する自主的な活動を促進することも定めている。

正しい記述です。法律の目的には、規制だけでなく自主的な保安活動の促進も含まれます。

⭕(ロ)常用の温度において圧力が0.9メガパスカルの圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く。)であっても、温度35度において圧力が1メガパスカル以上となるものは高圧ガスである。

正しい記述です。圧縮ガス(気体のまま圧力をかけて押し縮めたガス)は「35度で1メガパスカル以上」なら、常用の温度で0.9メガパスカルでも高圧ガスです。

⭕(ハ)圧力が0.2メガパスカルとなる場合の温度が32度である液化ガスは、現在の圧力が0.1メガパスカルであっても高圧ガスである。

正しい記述です。液化ガス(圧力をかけるなどして液体にしたガス)は「0.2メガパスカルとなる温度が35度以下」なら高圧ガス。32度は35度以下なので、今が0.1メガパスカルでも高圧ガスです。

まとめこの問題のまとめ

正解は(5)。法の目的に自主活動の促進も含む。圧縮ガスは35度で1メガパスカル以上、液化ガスは0.2メガパスカルになる温度が35度以下なら高圧ガスです。

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問2

分野:許可・適用除外・機器重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。

イ冷凍のための設備を使用して高圧ガスの製造をしようとする者が、都道府県知事等の許可を受けなければならない場合の1日の冷凍能力の最小の値は、冷媒ガスの種類に関係なく同じである。

ロ1日の冷凍能力が5トン未満の冷凍設備内におけるフルオロカーボン(不活性のものに限る。)は、高圧ガス保安法の適用を受けない。

ハ機器製造業者が所定の技術上の基準に従って製造しなければならない機器は、冷媒ガスの種類にかかわらず、1日の冷凍能力が20トン以上の冷凍機に用いられるものに限られている。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) イ・ロ (4) イ・ハ (5) ロ・ハ
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正解(2) ロ
❌(イ)冷凍のための設備を使用して高圧ガスの製造をしようとする者が、都道府県知事等の許可を受けなければならない場合の1日の冷凍能力の最小の値は、冷媒ガスの種類に関係なく同じである。

「種類に関係なく同じ」が誤りです。許可が必要になる最小の冷凍能力(設備が冷やす力の大きさ。トンで表す)はアンモニア・フルオロカーボン・二酸化炭素など=50トン、それ以外のガス=20トンで、種類によって異なります。

用語許可が必要になる冷凍能力(ガス別)とは?

第一種製造者(許可)になる最小値は、不活性のフルオロカーボン・二酸化炭素・アンモニアなど=50トン、それ以外のガス=20トン。届出(第二種製造者)になる下限はガスごとに20トン・5トン・3トンと分かれます。

⭕(ロ)1日の冷凍能力が5トン未満の冷凍設備内におけるフルオロカーボン(不活性のものに限る。)は、高圧ガス保安法の適用を受けない。

正しい記述です。不活性のフルオロカーボン(燃えにくく毒性の低いフロン類)は、5トン未満なら適用除外(この法律の規制を受けないこと)です。

❌(ハ)機器製造業者が所定の技術上の基準に従って製造しなければならない機器は、冷媒ガスの種類にかかわらず、1日の冷凍能力が20トン以上の冷凍機に用いられるものに限られている。

「20トン以上に限られる」が誤りです。対象は3トン以上(二酸化炭素とフルオロカーボン〈可燃性のものを除く〉は5トン以上)の冷凍機に用いる機器で、20トン以上ではありません。

覚える覚え方・語呂合わせ

機器の技術基準の対象は3トン以上(20トン以上ではない)/不活性フルオロは5トン未満で適用除外。「機器基準は3トンから・不活性フルオロは5トン未満まで除外」と覚えましょう。

まとめこの問題のまとめ

正解は(2)ロのみ。許可の最小冷凍能力は種類で異なる。不活性フルオロは5トン未満で適用除外。機器の基準対象は3トン以上(20トン以上ではない)です。

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問3

分野:許可・届出(変更・製造・販売)重要度 ★★★

次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか。

イ第一種製造者は、製造設備の冷媒ガスの種類を変更しようとするときは、その製造設備の変更の工事を伴わない場合であっても、都道府県知事等の許可を受けなければならない。

ロ第一種製造者は、高圧ガスの製造を開始したときは遅滞なく届け出なければならないが、高圧ガスの製造を廃止したときは、その旨を届け出る必要はない。

ハ冷媒ガスの補充用の高圧ガスの販売の事業を営もうとする者は、特に定められた場合を除き、販売所ごとに、事業の開始後遅滞なく、その旨を都道府県知事等に届け出なければならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) イ・ロ (5) イ・ハ
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正解(1) イ
⭕(イ)第一種製造者は、製造設備の冷媒ガスの種類を変更しようとするときは、その製造設備の変更の工事を伴わない場合であっても、都道府県知事等の許可を受けなければならない。

正しい記述です。冷媒ガスの種類の変更は、工事を伴わなくても許可が必要です(性質が変わると安全条件も変わるため)。

❌(ロ)第一種製造者は、高圧ガスの製造を開始したときは遅滞なく届け出なければならないが、高圧ガスの製造を廃止したときは、その旨を届け出る必要はない。

「廃止したときは届け出る必要はない」が誤りです。製造の開始も廃止も、遅滞なく届け出ます。

❌(ハ)冷媒ガスの補充用の高圧ガスの販売の事業を営もうとする者は、特に定められた場合を除き、販売所ごとに、事業の開始後遅滞なく、その旨を都道府県知事等に届け出なければならない。

「事業の開始後遅滞なく」が誤りです。販売事業の届出は、事業開始の20日前までに行います。

覚える覚え方・語呂合わせ

冷媒ガスの種類変更は、工事を伴わなくても”許可”が必要/販売事業は20日前まで届出。「冷媒の種類変更は許可・販売は20日前」と覚えましょう。

まとめこの問題のまとめ

正解は(1)イのみ。冷媒ガスの種類変更は工事を伴わなくても許可が必要。製造は開始も廃止も届出。販売事業は20日前までに届出です。

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問4

分野:貯蔵の方法(一般則)重要度 ★★☆

冷媒ガスの補充用としての容器による高圧ガス(質量1.5キログラムを超えるもの)の貯蔵の方法に係る技術上の基準について、一般高圧ガス保安規則上正しいものはどれか。

イ一般高圧ガス保安規則に定められている高圧ガスの貯蔵の方法に係る技術上の基準に従うべき高圧ガスは、可燃性ガス及び毒性ガスの2種類に限られている。

ロ液化アンモニアの充塡容器及び残ガス容器の貯蔵は、通風の良い場所で行わなければならない。

ハ内容積が5リットルを超える充塡容器及び残ガス容器には、転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ、粗暴な取扱いをしてはならない。

【選択肢】
(1) イ (2) ハ (3) イ・ロ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(4) ロ・ハ
❌(イ)一般高圧ガス保安規則に定められている高圧ガスの貯蔵の方法に係る技術上の基準に従うべき高圧ガスは、可燃性ガス及び毒性ガスの2種類に限られている。

「可燃性ガス及び毒性ガスの2種類に限られる」が誤りです。貯蔵の基準は、これら2種類に限られません(不活性ガスも対象になります)。

⭕(ロ)液化アンモニアの充塡容器及び残ガス容器の貯蔵は、通風の良い場所で行わなければならない。

正しい記述です。可燃性・毒性のアンモニアは、通風の良い場所で貯蔵します。

⭕(ハ)内容積が5リットルを超える充塡容器及び残ガス容器には、転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ、粗暴な取扱いをしてはならない。

正しい記述です。内容積5リットルを超える容器には、衝撃防止の措置をし、乱暴に扱ってはいけません。

まとめこの問題のまとめ

正解は(4)ロ・ハ。貯蔵基準は可燃性・毒性の2種に限られない。液化アンモニアは通風の良い場所で貯蔵。5リットル超の容器は衝撃防止+粗暴取扱い禁止です。

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問5

分野:移動の基準(一般則)重要度 ★★☆

車両に積載した容器(内容積が48リットルのもの)による冷凍設備の冷媒ガスの補充用の高圧ガスの移動に係る技術上の基準等について、一般高圧ガス保安規則上正しいものはどれか。

イ不活性ガスである液化フルオロカーボンを移動するときは、移動に係る技術上の基準等の適用を受けない。

ロ液化アンモニアを移動するときは、そのガスの名称、性状及び移動中の災害防止のために必要な注意事項を記載した書面を運転者に交付し、移動中携帯させ、これを遵守させなければならない。

ハ液化アンモニアを移動するときは、充塡容器及び残ガス容器には、転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ、粗暴な取扱いをしてはならない。

【選択肢】
(1) ロ (2) ハ (3) イ・ハ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
答え・解説を見る
正解(4) ロ・ハ
❌(イ)不活性ガスである液化フルオロカーボンを移動するときは、移動に係る技術上の基準等の適用を受けない。

「適用を受けない」が誤りです。不活性の液化フルオロカーボンでも、移動の技術基準は適用されます(車両に掲げる警戒標など)。

⭕(ロ)液化アンモニアを移動するときは、そのガスの名称、性状及び移動中の災害防止のために必要な注意事項を記載した書面を運転者に交付し、移動中携帯させ、これを遵守させなければならない。

正しい記述です。アンモニアの移動では、名称・性状・注意事項を書いた書面を運転者に渡し、携帯・遵守させます。

⭕(ハ)液化アンモニアを移動するときは、充塡容器及び残ガス容器には、転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ、粗暴な取扱いをしてはならない。

正しい記述です。容器は衝撃防止の措置をし、乱暴に扱ってはいけません。

まとめこの問題のまとめ

正解は(4)ロ・ハ。不活性フルオロでも移動の基準は適用される。アンモニア移動は書面の交付+衝撃防止・粗暴取扱い禁止が必要です。

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問6

分野:容器(刻印・塗色・表示)重要度 ★★☆

冷媒ガスの補充用の高圧ガスを充塡するための容器(再充塡禁止容器を除く。)について、次のイ、ロ、ハの記述のうち正しいものはどれか。

イ容器検査に合格した容器に刻印等すべき事項の一つに、充塡すべき高圧ガスの種類がある。

ロ容器の外面の塗色は高圧ガスの種類に応じて定められており、液化アンモニアの容器の場合は、ねずみ色である。

ハ液化アンモニアを充塡する容器にすべき表示の一つに、その容器の外面にそのガスの性質を示す文字の明示があるが、その文字として「毒」のみの明示が定められている。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) ハ (4) イ・ロ (5) イ・ハ
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正解(1) イ
⭕(イ)容器検査に合格した容器に刻印等すべき事項の一つに、充塡すべき高圧ガスの種類がある。

正しい記述です。容器には、充塡すべき高圧ガスの種類(名称・略称・分子式)が刻印されます。

❌(ロ)容器の外面の塗色は高圧ガスの種類に応じて定められており、液化アンモニアの容器の場合は、ねずみ色である。

「ねずみ色」が誤りです。液化アンモニアの容器の塗色は白色です(ねずみ色は“その他のガス”用)。

用語容器の塗色(代表例)とは?

酸素=黒、水素=赤、液化炭酸ガス=緑、液化塩素=黄、液化アンモニア=白、その他=ねずみ色。“アンモニア=白”は特に押さえておきたい組み合わせです。

❌(ハ)液化アンモニアを充塡する容器にすべき表示の一つに、その容器の外面にそのガスの性質を示す文字の明示があるが、その文字として「毒」のみの明示が定められている。

「『毒』のみ」が誤りです。アンモニアは可燃性かつ毒性なので、「燃」と「毒」の両方を明示します。

覚える覚え方・語呂合わせ

液化アンモニア容器=白色/性質を示す文字は「燃」と「毒」の両方を明示。「アンモニア容器は白・”燃”と”毒”の両方」と覚えましょう。

まとめこの問題のまとめ

正解は(1)イのみ。容器には充塡ガスの種類を刻印。液化アンモニア容器=白色。性質を示す文字は「燃」と「毒」の両方を明示します。

容器の刻印・塗色・表示|アンモニアは白、フロンはねずみ色【冷凍三種】👉 この分野をもっとくわしく容器の刻印・塗色・表示|アンモニアは白、フロンはねずみ色【冷凍三種】

問7

分野:冷凍能力の算定基準重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍能力の算定基準について、冷凍保安規則上正しいものはどれか。

イ吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力は、発生器を加熱する1時間の入熱量をもって算定する。

ロ圧縮機の原動機の定格出力の数値は、往復動式圧縮機を使用する製造設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

ハ蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積の数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する製造設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) イ・ロ (4) イ・ハ (5) ロ・ハ
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正解(1) イ
⭕(イ)吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力は、発生器を加熱する1時間の入熱量をもって算定する。

正しい記述です。吸収式(圧縮機の代わりに熱の力で冷媒を循環させる方式)は発生器(液を加熱して冷媒の蒸気を取り出す部分)を加熱する1時間の入熱量で算定します(入熱量27,800キロジュール=1トン)。

用語方式別の算定数値(おさらい)とは?

遠心式=原動機の定格出力、吸収式=発生器の入熱量、自然環流・自然循環式=蒸発器の表面積、その他(往復・回転ピストン・スクリュー)=押しのけ量V(圧縮機が一定時間に吸い込んで押し出す体積)÷定数C。

❌(ロ)圧縮機の原動機の定格出力の数値は、往復動式圧縮機を使用する製造設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

「往復動式」が誤りです。原動機の定格出力で算定するのは遠心式です(往復動式は押しのけ量V÷定数C)。

❌(ハ)蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積の数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する製造設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。

「回転ピストン型」が誤りです。蒸発器の表面積を使うのは“自然環流式・自然循環式”です(回転ピストン型はV÷C)。

覚える覚え方・語呂合わせ

冷凍能力の算定。遠心式=定格出力/吸収式=入熱量/自然循環式=表面積/その他の容積式=V÷C。「遠心は出力・吸収は入熱・自然は面積」と覚えましょう。

まとめこの問題のまとめ

正解は(1)イのみ。吸収式は入熱量。定格出力は遠心式(往復動式ではない)。表面積は自然循環式(回転ピストン型ではない)です。

「高圧ガス」と「1日の冷凍能力」の定義|算定式もやさしく解説【冷凍三種】👉 この分野をもっとくわしく「高圧ガス」と「1日の冷凍能力」の定義|算定式もやさしく解説【冷凍三種】

問8

分野:第二種製造者重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍のため高圧ガスの製造をする第二種製造者について正しいものはどれか。

イ第二種製造者は、事業所ごとに、高圧ガスの製造開始の日の20日前までに、その旨を都道府県知事等に届け出なければならない。

ロ第二種製造者は、製造設備の変更の工事を完成したとき、許容圧力以上の圧力で行う所定の気密試験を行った後に高圧ガスの製造をすることができる。

ハ全ての第二種製造者は、冷凍保安責任者を選任しなくてよい。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) イ・ロ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(3) イ・ロ
⭕(イ)第二種製造者は、事業所ごとに、高圧ガスの製造開始の日の20日前までに、その旨を都道府県知事等に届け出なければならない。

正しい記述です。第二種製造者(許可までは要らず、届出をして冷凍設備を動かす事業者)は、製造開始の20日前までに届け出ます。

⭕(ロ)第二種製造者は、製造設備の変更の工事を完成したとき、許容圧力以上の圧力で行う所定の気密試験を行った後に高圧ガスの製造をすることができる。

正しい記述です。工事の完成後は気密試験(ガスで圧力をかけて漏れがないかを調べる試験)(許容圧力以上)を行ってから製造します。

❌(ハ)全ての第二種製造者は、冷凍保安責任者を選任しなくてよい。

「全ての第二種製造者は選任しなくてよい」が誤りです。第二種製造者の中には冷凍保安責任者の選任が必要な者がいます。

まとめこの問題のまとめ

正解は(3)イ・ロ。第二種は20日前までに届出。工事完成後は気密試験をしてから製造。第二種でも冷凍保安責任者の選任が必要な者がいます。

第一種・第二種製造者と許可・届出|50トン・20トンの区切り【冷凍三種】👉 この分野をもっとくわしく第一種・第二種製造者と許可・届出|50トン・20トンの区切り【冷凍三種】

問9

分野:冷凍保安責任者・代理者重要度 ★★★

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者が冷凍保安責任者を選任すべき事業所における冷凍保安責任者及びその代理者について正しいものはどれか。

イ1日の冷凍能力が90トンの製造施設を有する事業所には、第三種冷凍機械責任者免状の交付を受けている者であって、かつ、所定の経験を有する者のうちから冷凍保安責任者を選任することができる。

ロ定期自主検査において、冷凍保安責任者が旅行、疾病その他の事故によってその検査の実施について監督を行うことができない場合、あらかじめ選任したその代理者にその職務を行わせなければならない。

ハ選任している冷凍保安責任者及びその代理者を解任し、新たな者を選任したときは、冷凍保安責任者の解任及び選任については届け出なければならないが、代理者の解任及び選任については届け出なくてよい。

【選択肢】
(1) イ (2) ロ (3) イ・ロ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(3) イ・ロ
⭕(イ)1日の冷凍能力が90トンの製造施設を有する事業所には、第三種冷凍機械責任者免状の交付を受けている者であって、かつ、所定の経験を有する者のうちから冷凍保安責任者を選任することができる。

正しい記述です。第三種の免状で冷凍保安責任者(事業所で保安の監督を担う人)に選任できるのは1日の冷凍能力100トン未満まで。90トンはその範囲なので第三種でかまいません。

⭕(ロ)定期自主検査において、冷凍保安責任者が旅行、疾病その他の事故によってその検査の実施について監督を行うことができない場合、あらかじめ選任したその代理者にその職務を行わせなければならない。

正しい記述です。責任者が監督できないときは、あらかじめ選任した代理者に職務を代行させます。

❌(ハ)選任している冷凍保安責任者及びその代理者を解任し、新たな者を選任したときは、冷凍保安責任者の解任及び選任については届け出なければならないが、代理者の解任及び選任については届け出なくてよい。

「代理者については届け出なくてよい」が誤りです。代理者の解任・選任も、遅滞なく届け出ます。

覚える覚え方・語呂合わせ

冷凍保安責任者は第三種=100トン未満まで(90トンも可)/代理者は”あらかじめ”選任。「三種は100トンまで・代理者はあらかじめ」と覚えましょう。

まとめこの問題のまとめ

正解は(3)イ・ロ。第三種は100トン未満まで(90トンも可)。代理者はあらかじめ選任。責任者も代理者も解任・選任は届出が必要です。

冷凍保安責任者と代理者|三種は何トンまで?免状と経験【冷凍三種】👉 この分野をもっとくわしく冷凍保安責任者と代理者|三種は何トンまで?免状と経験【冷凍三種】

問10

分野:保安検査重要度 ★★☆

次のイ、ロ、ハの記述のうち、第一種製造者が受ける保安検査について正しいものはどれか。

イ保安検査の実施を監督することは、冷凍保安責任者の職務の一つとして定められている。

ロ製造施設のうち認定指定設備である部分は、保安検査を受けなくてよい。

ハ特定施設について、定期に、都道府県知事等、高圧ガス保安協会又は指定保安検査機関が行う保安検査を受けなければならない。

【選択肢】
(1) ハ (2) イ・ロ (3) イ・ハ (4) ロ・ハ (5) イ・ロ・ハ
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正解(4) ロ・ハ
❌(イ)保安検査の実施を監督することは、冷凍保安責任者の職務の一つとして定められている。

「保安検査の実施を監督」が誤りです。保安検査(施設が基準に合っているかを、行政などが定期的に確かめる検査)は知事等・協会・指定機関が行うもので、冷凍保安責任者の職務ではありません(責任者が監督するのは“定期自主検査”)。

⭕(ロ)製造施設のうち認定指定設備である部分は、保安検査を受けなくてよい。

正しい記述です。認定指定設備(工場で組み立てられ、基準を満たすとして認定を受けた冷凍設備)の部分は保安検査が免除されます。

⭕(ハ)特定施設について、定期に、都道府県知事等、高圧ガス保安協会又は指定保安検査機関が行う保安検査を受けなければならない。

正しい記述です。特定施設は、定期に知事等・協会・指定機関のいずれかの保安検査を受けます。

まとめこの問題のまとめ

正解は(4)ロ・ハ。保安検査の監督は責任者の職務ではない(それは定期自主検査)。認定指定設備の部分は免除。特定施設は定期に保安検査を受けます。

保安検査・定期自主検査と危害予防規程|回数と届出の要否【冷凍三種】👉 この分野をもっとくわしく保安検査・定期自主検査と危害予防規程|回数と届出の要否【冷凍三種】

まとめこの10問の要点(直前チェック用)

  • 問1 圧縮ガスは35度で1メガパスカル以上/液化ガスは0.2メガパスカルになる温度が35度以下なら高圧ガス
  • 問2 許可の最小冷凍能力は種類で異なる/不活性フルオロは5トン未満で適用除外
  • 問3 冷媒ガスの種類変更は工事を伴わなくても許可/製造は開始も廃止も届出
  • 問4 貯蔵基準は可燃性・毒性の2種に限られない/5リットル超は衝撃防止措置
  • 問5 不活性フルオロでも移動の基準は適用/アンモニアは書面交付+衝撃防止
  • 問6 液化アンモニア容器=白色/性質を示す文字は「燃」と「毒」の両方
  • 問7 吸収式は入熱量/定格出力は遠心式/表面積は自然循環式
  • 問8 第二種は20日前までに届出/第二種でも責任者選任が必要な者がいる
  • 問9 第三種は100トン未満まで(90トンはOK)/代理者も解任・選任は届出
  • 問10 保安検査の監督は責任者の職務ではない/認定指定設備は免除

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