この記事でわかること

令和6年度・1級管工事施工管理技士「1次検定 A㉛〜㊹」の問題と、初学者にもわかるやさしい解説です。出題分野は、排水・通気・消火・ガス・浄化槽・保温材・ボイラー・空調機器・配管材料・ダクト・契約約款などです。

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問31

分野:排水・通気重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)器具排水負荷単位法により通気管径を算定する場合、通気管の長さは実長とし、局部損失相当長を加算しない。
(2)トラップの誘導サイホン作用の対策のうち、管内圧力を緩和させるための方法としては、一般的に、ループ通気方式より伸頂通気方式のほうが効果的である。
(3)伸頂通気方式において、排水横主管の水平曲がりは、原則として排水立て管底部より3m以内に設けてはならない。
(4)ブランチ間隔とは、排水立て管に接続する排水横枝管の垂直距離の間隔のことであり、2.5mを超える場合を1ブランチ間隔という。
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正解
(2)が誤り
⭕(1)器具排水負荷単位法により通気管径を算定する場合、通気管の長さは実長とし、局部損失相当長を加算しない。

正しい記述です。
通気管の長さは実際の長さ(実長)を使い、局部損失相当長は足しません。

❌(2)トラップの誘導サイホン作用の対策のうち、管内圧力を緩和させるための方法としては、一般的に、ループ通気方式より伸頂通気方式のほうが効果的である。

「ループ通気方式より伸頂通気方式のほうが効果的」が誤りです。
管内圧力を緩和する効果は、各個通気やループ通気方式のほうが高くなります。
伸頂通気方式は簡素なぶん、緩和の力は弱めです。

⭕(3)伸頂通気方式において、排水横主管の水平曲がりは、原則として排水立て管底部より3m以内に設けてはならない。

正しい記述です。
立て管底部は圧力が乱れやすいので、3m以内に水平曲がりを設けません。

⭕(4)ブランチ間隔とは、排水立て管に接続する排水横枝管の垂直距離の間隔のことであり、2.5mを超える場合を1ブランチ間隔という。

正しい記述です。
立て管に枝管がつながる垂直距離が2.5mを超えるごとに1ブランチ間隔と数えます。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(2)です。
誘導サイホン作用の圧力緩和は、ループ通気のほうが効果的です。

問32

分野:通気重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)間接排水管は、衛生面を考慮して、機器・装置の種類又は排水の水質を同じくするものごとに系統を分ける。
(2)通気弁は、大気に開放された伸頂通気管と同様に、正圧緩和の効果が期待できる。
(3)グリース阻集器の能力は、一般的に、厨房を含む食堂面積に基づき選定する。
(4)排水横枝管に分岐がある場合は、それぞれの排水横枝管に通気管を設ける。
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正解
(2)が誤り
⭕(1)間接排水管は、衛生面を考慮して、機器・装置の種類又は排水の水質を同じくするものごとに系統を分ける。

正しい記述です。
衛生のため、水質などが同じものごとに系統を分けます。

❌(2)通気弁は、大気に開放された伸頂通気管と同様に、正圧緩和の効果が期待できる。

「正圧緩和の効果が期待できる」が誤りです。
通気弁は負圧のときに空気を取り入れる弁で、押し出される圧力(正圧)を逃がす効果はありません。

⭕(3)グリース阻集器の能力は、一般的に、厨房を含む食堂面積に基づき選定する。

正しい記述です。
厨房を含む食堂の面積から、グリース阻集器の能力を選びます。

⭕(4)排水横枝管に分岐がある場合は、それぞれの排水横枝管に通気管を設ける。

正しい記述です。
枝分かれする各横枝管に、それぞれ通気管を設けます。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(2)です。
通気弁には、正圧を緩和する効果はありません。

問33

分野:通気(結合通気管)重要度 ★★★

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)伸頂通気方式の排水立て管には、原則としてオフセットを設けてはならない。
(2)通気管の末端は、戸、窓、換気口等の開口部の頂部より600mm以上立ち上げるか、水平距離で3m以上離す。
(3)結合通気管は、その階からの排水横枝管が排水立て管に接続する部分の下方から、45度Y継手等を用いて分岐して立ち上げ、その床面の下方で通気立て管に接続する。
(4)排水槽の容量は、一般的に、流入排水の負荷変動、ポンプの最短運転時間、槽内貯留時間等を考慮して決定する。
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正解
(3)が誤り
⭕(1)伸頂通気方式の排水立て管には、原則としてオフセットを設けてはならない。

正しい記述です。
伸頂通気方式では、流れが乱れる原因になるオフセットを原則設けません。

⭕(2)通気管の末端は、戸、窓、換気口等の開口部の頂部より600mm以上立ち上げるか、水平距離で3m以上離す。

正しい記述です。
においの逆流を防ぐため、開口部より600mm以上立ち上げるか、水平に3m以上離します。

❌(3)結合通気管は、その階からの排水横枝管が排水立て管に接続する部分の下方から、45度Y継手等を用いて分岐して立ち上げ、その床面の下方で通気立て管に接続する。

「その床面の下方で通気立て管に接続する」が誤りです。
結合通気管は、その階の最も高い器具のあふれ縁より上の位置で通気立て管に接続します。
低い位置(床面の下方)で接続すると、排水があふれたとき通気管へ流れ込んでしまいます。

⭕(4)排水槽の容量は、一般的に、流入排水の負荷変動、ポンプの最短運転時間、槽内貯留時間等を考慮して決定する。

正しい記述です。
流入量の変化やポンプの運転時間などを考えて容量を決めます。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(3)です。
結合通気管は、最も高い器具のあふれ縁より上で通気立て管に接続します。

問34

分野:消火設備重要度 ★★☆

不活性ガス消火設備に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)常時人がいない部分以外の部分は、全域放出方式又は局所放出方式としてはならない。
(2)ボイラー室等の多量の火気を使用する室に、不活性ガス消火設備を設置する場合の消火剤は、二酸化炭素とする。
(3)貯蔵容器は、防護区画以外の温度が40℃以下で温度変化が少なく、直射日光及び雨水のかかるおそれの少ない場所に設ける。
(4)全域放出方式の不活性ガス消火設備(窒素、IG-55又はIG-541を放射するものに限る。)を設置した防護区画は、当該防護区画内の圧力上昇を防止するための措置は必要ない。
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正解
(4)が誤り
⭕(1)常時人がいない部分以外の部分は、全域放出方式又は局所放出方式としてはならない。

正しい記述です。
人がいる部分では、酸素を減らす全域・局所放出方式は使えません。

⭕(2)ボイラー室等の多量の火気を使用する室に、不活性ガス消火設備を設置する場合の消火剤は、二酸化炭素とする。

正しい記述です。
多量の火気を使う室では、消火剤を二酸化炭素とします。

⭕(3)貯蔵容器は、防護区画以外の温度が40℃以下で温度変化が少なく、直射日光及び雨水のかかるおそれの少ない場所に設ける。

正しい記述です。
ボンベは40℃以下で、直射日光や雨のかからない場所に置きます。

❌(4)全域放出方式の不活性ガス消火設備(窒素、IG-55又はIG-541を放射するものに限る。)を設置した防護区画は、当該防護区画内の圧力上昇を防止するための措置は必要ない。

「圧力上昇を防止するための措置は必要ない」が誤りです。
窒素などのガスを大量に放出すると、区画内の圧力が急に上がります。
窓や壁の破損を防ぐため、避圧口など圧力上昇を防止する措置が必要です。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(4)です。
窒素等の全域放出では、圧力上昇防止の措置(避圧口)が必要です。

問35

分野:ガス設備重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)「ガス事業法」では、ガス供給圧力が0.1MPa未満を低圧、0.1MPa以上1MPa未満を中圧、1MPa以上を高圧と区分している。
(2)一般消費者等に供給される液化石油ガス(LPG)は「い号」、「ろ号」、「は号」に区分されており、「い号」が最もプロパン及びプロピレンの合計量の含有率が低い。
(3)比重が空気より小さい都市ガスのガス漏れ警報器は、ガス燃焼器から水平距離8m以内に設置しなければならない。
(4)内容積が20L以上の液化石油ガス(LPG)の容器を設置する場合は、容器の設置位置から2m以内にある火気を遮る措置を行う。
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正解
(2)が誤り
⭕(1)「ガス事業法」では、ガス供給圧力が0.1MPa未満を低圧、0.1MPa以上1MPa未満を中圧、1MPa以上を高圧と区分している。

正しい記述です。
低圧・中圧・高圧の区分は、この圧力で分けられます。

❌(2)一般消費者等に供給される液化石油ガス(LPG)は「い号」、「ろ号」、「は号」に区分されており、「い号」が最もプロパン及びプロピレンの合計量の含有率が低い。

「い号」が最も含有率が低い、が誤りです。
LPGの「い号」は、プロパン及びプロピレンの合計量の含有率が最も高い区分です。

⭕(3)比重が空気より小さい都市ガスのガス漏れ警報器は、ガス燃焼器から水平距離8m以内に設置しなければならない。

正しい記述です。
空気より軽い都市ガスは天井にたまるので、燃焼器から水平8m以内に警報器を設けます。

⭕(4)内容積が20L以上の液化石油ガス(LPG)の容器を設置する場合は、容器の設置位置から2m以内にある火気を遮る措置を行う。

正しい記述です。
容器の2m以内に火気がある場合は、それをさえぎる措置をとります。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(2)です。
LPGの「い号」が、プロパン等の含有率が最も高い区分です。

問36

分野:浄化槽重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)合併処理浄化槽の処理工程は、一般的に、前処理・一次処理・二次処理・消毒からなる。
(2)合併処理浄化槽の二次処理工程では、微生物を利用した生物学的処理方式が採用され、活性汚泥法と生物膜法に大別される。
(3)BOD負荷量とは、流入水のBOD濃度に流入水量を乗じたもので、g/日で表される。
(4)好気性処理法は、最終的には、有機物質のかなりの部分がメタンガス等のガス体に分解される。
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正解
(4)が誤り
⭕(1)合併処理浄化槽の処理工程は、一般的に、前処理・一次処理・二次処理・消毒からなる。

正しい記述です。
前処理から消毒まで、段階を追って汚水をきれいにします。

⭕(2)合併処理浄化槽の二次処理工程では、微生物を利用した生物学的処理方式が採用され、活性汚泥法と生物膜法に大別される。

正しい記述です。
二次処理は微生物による処理で、活性汚泥法と生物膜法に分かれます。

⭕(3)BOD負荷量とは、流入水のBOD濃度に流入水量を乗じたもので、g/日で表される。

正しい記述です。
BOD濃度×流入水量で、1日に入る汚れの量(g/日)を表します。

❌(4)好気性処理法は、最終的には、有機物質のかなりの部分がメタンガス等のガス体に分解される。

「メタンガス等のガス体に分解される」が誤りです。
好気性処理(酸素を使う処理)では、有機物は主に二酸化炭素と水に分解されます。
メタンガスに分解されるのは、酸素を使わない嫌気性処理です。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(4)です。
好気性処理は二酸化炭素と水に分解します(メタンは嫌気性)。

問37

分野:浄化槽(人員算定)重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)建築用途の異なる2棟の建築物で共用する浄化槽を設ける場合の処理対象人員は、延べ面積の大きい方の建築用途の算定基準により算定する。
(2)工場の処理対象人員は、業務用厨房設備の有無により、算定式が異なる。
(3)病院の処理対象人員は、業務用厨房設備等の有無とベッド数により算定する。
(4)中学校の処理対象人員と高等学校の処理対象人員は、算定式が異なる。
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正解
(1)が誤り
❌(1)建築用途の異なる2棟の建築物で共用する浄化槽を設ける場合の処理対象人員は、延べ面積の大きい方の建築用途の算定基準により算定する。

「延べ面積の大きい方の算定基準により」が誤りです。
用途が異なる場合は、それぞれの用途で算定した人員を合算します。
大きい方だけで算定するのではありません。

⭕(2)工場の処理対象人員は、業務用厨房設備の有無により、算定式が異なる。

正しい記述です。
厨房の有無で、使う算定式が変わります。

⭕(3)病院の処理対象人員は、業務用厨房設備等の有無とベッド数により算定する。

正しい記述です。
病院は、厨房の有無とベッド数から算定します。

⭕(4)中学校の処理対象人員と高等学校の処理対象人員は、算定式が異なる。

正しい記述です。
学校種別によって、算定式(定数)が異なります。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(1)です。
用途の異なる2棟共用の浄化槽は、各用途の人員を合算します。

問38

分野:保温材重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)人造鉱物繊維保温材には、ロックウール保温材とグラスウール保温材があり、グラスウール保温材の方が使用温度の上限が高い。
(2)ポリエチレンフォーム保温材は、独立気泡体を有していることから、水分による断熱性能の低下が小さい。
(3)保温材の目的は、熱の拡散あるいは侵入を小さくする、表面温度の保持、管内温度の保持、結露防止等である。
(4)ロックウール保温材のブランケットは、密度により1号と2号に区分される。
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正解
(1)が誤り
❌(1)人造鉱物繊維保温材には、ロックウール保温材とグラスウール保温材があり、グラスウール保温材の方が使用温度の上限が高い。

「グラスウール保温材の方が使用温度の上限が高い」が誤りです。
使用温度の上限が高いのはロックウール(岩綿)のほうです。
グラスウールはロックウールより熱に弱い保温材です。

⭕(2)ポリエチレンフォーム保温材は、独立気泡体を有していることから、水分による断熱性能の低下が小さい。

正しい記述です。
独立気泡で水を吸いにくいため、湿気による性能低下が小さい保温材です。

⭕(3)保温材の目的は、熱の拡散あるいは侵入を小さくする、表面温度の保持、管内温度の保持、結露防止等である。

正しい記述です。
熱の出入りを抑え、温度を保ち、結露を防ぐのが保温の目的です。

⭕(4)ロックウール保温材のブランケットは、密度により1号と2号に区分される。

正しい記述です。
ロックウールのブランケットは、密度で1号・2号に分かれます。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(1)です。
使用温度の上限が高いのは、ロックウールのほうです。

問39

分野:ボイラー重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)鋳鉄製ボイラーは、分割搬入が可能で、鋼板製に比べて耐食性が優れている。
(2)真空式温水発生機は、運転中の内部圧力が大気圧より低いため、「労働安全衛生法」におけるボイラーとしての適用を受けず、取扱いに資格を必要としない。
(3)小型貫流ボイラーは、保有水量が少ないため、水質管理を行う必要がない。
(4)炉筒煙管ボイラーは、胴内部に炉筒(燃焼室)と多数の煙管を配置したものである。
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正解
(3)が誤り
⭕(1)鋳鉄製ボイラーは、分割搬入が可能で、鋼板製に比べて耐食性が優れている。

正しい記述です。
鋳鉄製は分割して運べ、さびにくい(耐食性が高い)特徴があります。

⭕(2)真空式温水発生機は、運転中の内部圧力が大気圧より低いため、「労働安全衛生法」におけるボイラーとしての適用を受けず、取扱いに資格を必要としない。

正しい記述です。
内部が大気圧より低いためボイラーに当たらず、取扱いに資格は要りません。

❌(3)小型貫流ボイラーは、保有水量が少ないため、水質管理を行う必要がない。

「水質管理を行う必要がない」が誤りです。
貫流ボイラーは保有水量が少なく、水の汚れの影響を受けやすいため、むしろ厳密な水質管理が必要です。

⭕(4)炉筒煙管ボイラーは、胴内部に炉筒(燃焼室)と多数の煙管を配置したものである。

正しい記述です。
胴の中の炉筒と多数の煙管を通る燃焼ガスで、まわりの水を温めます。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(3)です。
貫流ボイラーは保有水量が少なく、厳密な水質管理が必要です。

問40

分野:空調機器重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)デシカント空気調和機は、導入外気の湿度を室内湿度に近づけて供給するデシカントローターを備えたものである。
(2)ユニット形空気調和機の冷却コイルは、供給冷水温度は5〜7℃、コイル面通過風速は5.0m/s前後で選定する。
(3)ユニット形空気調和機で大温度差送風方式とする場合、低負荷時の換気量不足に留意する必要がある。
(4)潜熱・顕熱分離形空気調和機は、外気負荷を処理する潜熱コイルと室内負荷を処理する顕熱コイルを分けたものである。
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正解
(2)が誤り
⭕(1)デシカント空気調和機は、導入外気の湿度を室内湿度に近づけて供給するデシカントローターを備えたものである。

正しい記述です。
吸湿材のローターで外気の湿気を取り、室内に近い湿度にして供給します。

❌(2)ユニット形空気調和機の冷却コイルは、供給冷水温度は5〜7℃、コイル面通過風速は5.0m/s前後で選定する。

「コイル面通過風速は5.0m/s前後」が誤りです。
風速が速すぎると、コイルで凝縮した水滴が飛び散ります。
コイル面通過風速は2.0〜3.0m/s前後で選定します(冷水温度5〜7℃は正しい値です)。

⭕(3)ユニット形空気調和機で大温度差送風方式とする場合、低負荷時の換気量不足に留意する必要がある。

正しい記述です。
風量を減らす方式なので、低負荷時に換気量が足りなくならないよう注意します。

⭕(4)潜熱・顕熱分離形空気調和機は、外気負荷を処理する潜熱コイルと室内負荷を処理する顕熱コイルを分けたものである。

正しい記述です。
湿気(潜熱)と温度(顕熱)を別のコイルで分けて処理します。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(2)です。
冷却コイルの面通過風速は、2.0〜3.0m/sで選定します。

問41

分野:配管・継手重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接合は、ねじ込み式鋼管製管継手を使用する。
(2)配管用炭素鋼鋼管の最高使用圧力は、1.0MPa程度である。
(3)水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接合にねじ接合を用いる場合は、管端防食管継手を使用する。
(4)バタフライ弁に用いられる弁体は円板状であり、構造が簡単で取付けスペースが小さい。
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正解
(1)が誤り
❌(1)排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接合は、ねじ込み式鋼管製管継手を使用する。

「ねじ込み式鋼管製管継手を使用する」が誤りです。
排水用ライニング鋼管は、ねじを切ると内面のライニングを傷めます。
ねじ込み式は使わず、MDジョイントなどのメカニカル継手を使います。

⭕(2)配管用炭素鋼鋼管の最高使用圧力は、1.0MPa程度である。

正しい記述です。
配管用炭素鋼鋼管(SGP)の最高使用圧力は1.0MPa程度です。

⭕(3)水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接合にねじ接合を用いる場合は、管端防食管継手を使用する。

正しい記述です。
ねじ部の腐食を防ぐため、管端防食管継手を使います。

⭕(4)バタフライ弁に用いられる弁体は円板状であり、構造が簡単で取付けスペースが小さい。

正しい記述です。
円板を回して開閉する弁で、薄くて省スペースです。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(1)です。
排水用ライニング鋼管は、メカニカル継手で接合します(ねじ込み不可)。

問42

分野:ダクト重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)ダクトフランジ用ガスケットの厚さは、一般的に、アングルフランジ用は3mm以上、コーナーボルト工法フランジ用は弾力性があるものとする。
(2)排煙ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は280℃とする。
(3)防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般系統は72℃、厨房排気系統は120℃とする。
(4)低圧ダクトの通常運転時における内圧は、正圧、負圧ともに1000Paまでの範囲とする。
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正解
(4)が誤り
⭕(1)ダクトフランジ用ガスケットの厚さは、一般的に、アングルフランジ用は3mm以上、コーナーボルト工法フランジ用は弾力性があるものとする。

正しい記述です。
工法に応じて、適切な厚さ・弾力のガスケットを使います。

⭕(2)排煙ダクトに設ける防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は280℃とする。

正しい記述です。
排煙ダクトは高温の煙を通すため、作動温度280℃とします。

⭕(3)防火ダンパーの温度ヒューズの作動温度は、一般系統は72℃、厨房排気系統は120℃とする。

正しい記述です。
一般は72℃、温度が高い厨房排気は120℃とします。

❌(4)低圧ダクトの通常運転時における内圧は、正圧、負圧ともに1000Paまでの範囲とする。

「1000Paまで」が誤りです。
低圧ダクトの常用圧力は、正圧・負圧ともに±500Paまでの範囲です。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(4)です。
低圧ダクトの内圧は、正圧・負圧ともに±500Paまでです。

問43

分野:契約約款重要度 ★★☆

公共工事標準請負契約約款に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)受注者は、請負代金内訳書に健康保険、厚生年金保険及び雇用保険に係る法定福利費を明示するものとする。
(2)発注者の完成検査で、必要と認められる理由を受注者に通知した上で、工事目的物を最小限度破壊する場合、その検査又は復旧に直接要する費用は受注者の負担とする。
(3)受注者は、約款(契約書含む。)及び設計図書に特別の定めがない仮設、施工方法等を定める場合は、監督員の指示によらなければならない。
(4)設計図書の表示が明確でない場合は、監督員に通知して、発注者による確認を請求しなければならない。
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正解
(3)が誤り
⭕(1)受注者は、請負代金内訳書に健康保険、厚生年金保険及び雇用保険に係る法定福利費を明示するものとする。

正しい記述です。
内訳書に、社会保険などの法定福利費をはっきり示します。

⭕(2)発注者の完成検査で、必要と認められる理由を受注者に通知した上で、工事目的物を最小限度破壊する場合、その検査又は復旧に直接要する費用は受注者の負担とする。

正しい記述です。
破壊検査とその復旧の費用は、受注者の負担です。

❌(3)受注者は、約款(契約書含む。)及び設計図書に特別の定めがない仮設、施工方法等を定める場合は、監督員の指示によらなければならない。

「監督員の指示によらなければならない」が誤りです。
特別の定めがない仮設や施工方法は、受注者が自らの責任で定めます。
監督員の指示によらなければならない、というのは誤りです。

⭕(4)設計図書の表示が明確でない場合は、監督員に通知して、発注者による確認を請求しなければならない。

正しい記述です。
図書の表示があいまいなときは、監督員に通知して確認を求めます。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(3)です。
特別の定めがない仮設・施工方法は、受注者が定めます。

問44

分野:管材料重要度 ★★☆

次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)配管用ステンレス鋼鋼管は、一般配管用ステンレス鋼鋼管の適用範囲を超える使用圧力や、ねじ切り加工が必要な場合に使用される。
(2)硬質ポリ塩化ビニル管のVP、VM、VUの3種類のうち、設計圧力の上限が最も低いものはVUである。
(3)水配管用亜鉛めっき鋼管は、配管用炭素鋼鋼管(白)に比べて、亜鉛の付着量が多い。
(4)水道用硬質ポリ塩化ビニル管のHIVPは、VPより耐熱性が優れ、給湯管として使用される。
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正解
(4)が誤り
⭕(1)配管用ステンレス鋼鋼管は、一般配管用ステンレス鋼鋼管の適用範囲を超える使用圧力や、ねじ切り加工が必要な場合に使用される。

正しい記述です。
配管用は肉厚が厚く、高い圧力やねじ加工が必要な場合に使います。

⭕(2)硬質ポリ塩化ビニル管のVP、VM、VUの3種類のうち、設計圧力の上限が最も低いものはVUである。

正しい記述です。
肉厚のうすいVUが、最も低い圧力用です(厚いVPが最も高圧に使えます)。

⭕(3)水配管用亜鉛めっき鋼管は、配管用炭素鋼鋼管(白)に比べて、亜鉛の付着量が多い。

正しい記述です。
水配管用のほうがめっきが厚く、亜鉛付着量が多くなっています。

❌(4)水道用硬質ポリ塩化ビニル管のHIVPは、VPより耐熱性が優れ、給湯管として使用される。

「耐熱性が優れ、給湯管として使用される」が誤りです。
HIVPは耐衝撃性を高めた管で、耐熱性を高めたものではありません。
HIVPもVPも熱に弱く、給湯管には使えません(耐熱用はHTVPです)。

この問題のまとめ

この問題で誤っているのは(4)です。
HIVPは耐衝撃性の管で、耐熱性ではありません(給湯管には使えません)。

この14問の要点(直前チェック用)

  • 問31:誘導サイホン作用の圧力緩和は、ループ通気のほうが効果的
  • 問32:通気弁には、正圧を緩和する効果はない
  • 問33:結合通気管は、最も高い器具のあふれ縁より上で通気立て管に接続する
  • 問34:窒素等の全域放出では、圧力上昇防止の措置(避圧口)が必要
  • 問35:LPGの「い号」が、プロパン等の含有率が最も高い
  • 問36:好気性処理は二酸化炭素と水に分解する(メタンは嫌気性)
  • 問37:用途の異なる2棟共用の浄化槽は、各用途の人員を合算する
  • 問38:ロックウールのほうが、使用温度の上限が高い
  • 問39:貫流ボイラーは保有水量が少なく、厳密な水質管理が必要
  • 問40:冷却コイルの面通過風速は2.0〜3.0m/s(水滴の飛散防止)
  • 問41:排水用ライニング鋼管は、メカニカル継手で接合(ねじ込み不可)
  • 問42:低圧ダクトの内圧は、正圧・負圧ともに±500Paまで
  • 問43:特別の定めがない仮設・施工方法は、受注者が定める
  • 問44:HIVPは耐衝撃性の管で、耐熱性ではない(給湯管には使えない)
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