第二種電気工事士の筆記試験を、電気の知識がまったくない人でも読み進められるように1問ずつ解説します。このページは令和3年度 上期・午前(2021年5月30日実施)の問21〜問30です。
ここは工事のルール・検査・法令の分野です。計算はほとんど出てきませんが、そのかわり数字と言葉の決まりごとが多く並んでいます。丸暗記しようとすると混ざりやすいので、この記事では「なぜその決まりがあるのか」を一つずつ書きました。理由が分かると、似た数字が並んでいても迷いにくくなります。
各問題の下の「答え・解説を見る」を開くと、答えと考え方が出ます。まず自分で考えてから開くのがおすすめです。
この記事の問題はどこから?
問題文・図・解答は、試験を実施している一般財団法人 電気技術者試験センターが公表しているものです。
出典:令和3年度上期第二種電気工事士試験(午前)
用語この10問で問われている分野
問21 金属管とボックスの接続(ボンド線) / 問22 ケーブルと弱電流電線 / 問23 金属可とう電線管の工事 / 問24 測定器とその用途 / 問25 絶縁抵抗の最小値 / 問26 接地抵抗の測り方(E・P・Cの配置) / 問27 電圧計・電流計・電力計のつなぎ方 / 問28 電気工事士でなければできない作業 / 問29 特定電気用品 / 問30 一般用電気工作物と小出力発電設備
なぜ?なぜこの10問はまとめて勉強すると効率がいいのか?
同じ考え方が、角度を変えて何度も出てくるからです。例えば問21〜23は「どの部品を、どうつなぐか」、問24〜27は「何を、どの測定器で、どう測るか」、問28〜30は「どの法律が何を決めているか」です。まとまりごとに整理すると、1つ覚えたことが隣の問題にも使えます。
問21
分野:施工(金属管とボックスの接続)重要度 ★★☆
金属管工事で金属管とアウトレットボックスとを電気的に接続する方法として,施工上,最も適切なものは。
イ.(図のイ)
ロ.(図のロ)
ハ.(図のハ)
ニ.(図のニ)
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この問題は何を聞いているの?
「金属の管と金属の箱を、電気が通るようにつなぐには、4つの図のどれが一番よいか」を聞いています。4つの図はどれも、右から来た金属管が、四角い箱の右側に取り付けられたところを描いたものです。違うのは、黒い線(ボンド線)をどこにつないでいるかだけです。
解くには「金属管」「アウトレットボックス」「電気的に接続する」「ボンド線」「接地」の意味が分かれば十分です。順番に説明していきます。
問題文の言葉を説明する
用語金属管(きんぞくかん)と金属管工事とは?
金属管とは、電線を中に通して守るための、鉄などでできた管のことです。金属管工事とは、この管を壁や天井に取り付け、その中に電線を通す工事のことをいいます。外からぶつかったり踏まれたりしても、中の電線が傷つきにくいのが特長です。
用語アウトレットボックスとは?
アウトレットボックスとは、電線どうしをつなぐ場所や、照明器具・スイッチを取り付ける場所に置く、金属製の四角い箱のことです。図の四角い箱がそれで、底にいくつも開いている丸い穴は、取り付けや接続のために用意された穴です。
用語接地(せっち)とは?
接地とは、機械や管などの金属の部分を、電線で地面とつないでおくことです。「アース」ともいいます。電線の被覆(ひふく=電線を包んでいるビニルなどの覆い)が傷んで電気が金属に漏れても、電気を地面へ逃がして、人が触ったときの感電を防ぎます。
「電気的に接続する」とはどういうことか
金属管は、接地をして使うのが原則です(決められた条件を満たすと省略できる場合もあります)。このとき、管と箱が電気的につながっていないと、箱の側には接地が届きません。そこで、管と箱の間を電気がしっかり通るようにつなぐこと、これが問題文の「電気的に接続する」です。
なぜ?なぜ管と箱は、ねじで取り付けただけでは不十分なことがあるのか?
取り付けた部分で、電気の通り道が確かとは言い切れないからです。金属管や箱の表面には塗装(ペンキなど)がしてあることがあり、塗装は電気を通しにくいのです。取り付けの締め方がゆるむこともあります。そこで、電線を1本渡して、確実に電気が通る道を作っておく方法が使われます。
用語ボンド線とは?
ボンド線とは、金属管と箱のように、別々の金属の部品どうしを電気的につなぐための電線のことです。「ボンド」は英語の bond で、「結びつける・つなぐ」という意味があります。図で、管の側の金具にある小さなねじ(⊕の印)から出ている黒い線がボンド線です。
図の4つを見比べる
どの図も、ボンド線の片方の端は、管側の金具にある接地用のねじにつながっています。違いは、もう片方の端を箱のどこにつないでいるかです。
用語箱の「接地用のねじ穴」とは?
アウトレットボックスには、ボンド線や接地線をねじで留めるための穴が用意されています。図のハで、箱の上のほう、内側にある穴に⊕のねじが付いている所がそれです。一方、箱の角(右上と左下)に出っ張った部分の穴は、ふた(カバー)などを取り付けるためのもので、接地用の穴ではありません。
なぜ?なぜボンド線は「接地用のねじ」に留めるのか?
接地用のねじは、電気がしっかり通るように作られた専用の場所だからです。ほかの目的の穴にボンド線を留めると、ふたを付け外ししたときに一緒に外れたり、ゆるんだりするおそれがあります。専用の場所につないでおけば、電気の通り道が長く確かに保てるのです。
選択肢を1つずつ確かめる
イ … ボンド線の先を、箱の角にある穴(ふたなどを取り付けるための穴)に留めています。接地用の場所ではありません。→ 不適切
ロ … ボンド線が下に回って、また管側の金具に戻っています。両端とも管の側にあるので、箱とはつながっていません。→ 不適切
ハ … ボンド線の先を、箱の内側にある接地用のねじに留めています。点線の部分は、線の通り道を示したものです。→ 最も適切=これが答え
ニ … ボンド線そのものがありません。管と箱の間に、確実に電気が通る道が作られていません。→ 不適切
よって答えはハです。
間違えた人が選びやすいのはイ
イは、ボンド線が管と箱をつないでいて、しかも線が短くすっきりしているので、正しく見えやすい図です。
見分けるポイントは留めている穴の場所です。箱の角の出っ張りの穴は、ふたなどを付けるための穴。ボンド線は箱の内側にある接地用のねじへ、と覚えておきましょう。
覚えるこの問題の覚え方
「ボンド線は、管の接地ねじ → 箱の接地ねじ」。両端とも「接地用」と決められた場所につなぎます。ボンド=結ぶという意味から、管と箱を結ぶ線だと思い出せます。
問22
分野:施工(ケーブルと弱電流電線)重要度 ★★☆
ケーブル工事による低圧屋内配線で,ケーブルと弱電流電線の接近又は交差する箇所がa~dの4箇所あった。a~dのうちから適切なものを全て選んだ組合せとして,正しいものは。
a:弱電流電線と交差する箇所で接触していた。
b:弱電流電線と重なり合って接触している長さが3 mあった。
c:弱電流電線と接触しないように離隔距離を10 cm離して施設していた。
d:弱電流電線と接触しないように堅ろうな隔壁を設けて施設していた。
イ.dのみ
ロ.c,d
ハ.b,c,d
ニ.a,b,c,d
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この問題は何を聞いているの?
「家の中の電気のケーブルが、電話線などの細い線の近くを通るとき、4つのやり方のうち正しいものを全部選ぶと、どの組合せになるか」を聞いています。
a〜dは、くっついている(a・b)か、くっつかないようにしている(c・d)かで2つに分かれます。言葉の意味が分かると、この分け方が答えに直結します。
問題文の言葉を説明する
用語低圧屋内配線(ていあつおくないはいせん)とは?
低圧屋内配線とは、建物の中に張りめぐらせる、低い電圧(一般的な住宅の100 Vや200 Vなど)の電線のことです。照明やコンセントに電気を送る電線だと考えてください。
用語ケーブル工事とは?
ケーブル工事とは、ケーブルを使って配線する工事のことです。ケーブルとは、電気を通す線を、ビニルなどの覆いでさらにもう一重包んだ電線を指します。管に入れなくても、ケーブルそのものを壁の中や天井裏に通せるのが特長です。
用語弱電流電線(じゃくでんりゅうでんせん)とは?
弱電流電線とは、電話・インターホン・テレビのアンテナ線・インターネットの線など、ごく弱い電気で信号を送る線のことです。照明やコンセント用の電線に比べると、流れる電気がとても小さいのが特徴です。
なぜ?なぜケーブルと弱電流電線を接触させてはいけないのか?
ケーブルの覆いが傷んだとき、100 Vや200 Vの電気が弱電流電線のほうへ移ってしまうおそれがあるからです。弱電流電線や、それにつながる電話機などは、そんな大きな電圧を受けることを想定していません。機械が壊れたり、受話器などを触った人が感電したりする危険があります。そのため決まりでは、ケーブル工事では弱電流電線と接触しないように施設することになっています。
用語離隔距離(りかくきょり)と隔壁(かくへき)とは?
離隔距離とは、2つの物を離しておく間の距離のことです。隔壁は、2つの物の間を仕切る壁を指します。問題文の「堅ろう」は「丈夫でこわれにくい」という意味です。
なぜ?なぜ「堅ろうな隔壁」があればよいのか?
丈夫な仕切りがあれば、ケーブルと弱電流電線が触れ合うことがないからです。間が近くても、仕切りがあれば万一ケーブルの覆いが傷んでも、電気が弱電流電線へ移りにくくなります。
a〜dを1つずつ確かめる
a 交差する箇所で接触していた … 交差している1点だけでも、接触していることに変わりありません。→ 不適切
b 重なって接触している長さが3 m … 長い距離で接触しています。→ 不適切
c 接触しないように10 cm離していた … 接触していないので、決まりを満たします。→ 適切
d 接触しないように堅ろうな隔壁を設けていた … 仕切りで触れ合わないようにしているので、決まりを満たします。→ 適切
適切なのはcとdの2つです。よって答えはロです。
間違えた人が選びやすいのはイ
イ(dのみ)を選んだ人は、「10 cmでは近すぎるのでは?」と考えたのかもしれません。
ケーブル工事で決められているのは、弱電流電線と「接触しないように」施設することです。cは10 cm離していて接触していないので、適切です。くっついているか、いないかで分ければ迷いません。
覚えるこの問題の覚え方
「ケーブルと弱電流電線は、触れさせない」。くっついている(a・b)は不適切、離す(c)か仕切る(d)なら適切です。交差の1点だけでも、接触は接触と覚えておきましょう。
問23
分野:施工(金属可とう電線管工事)重要度 ★★★
低圧屋内配線の金属可とう電線管(使用する電線管は2種金属製可とう電線管とする)工事で,不適切なものは。
イ.管の内側の曲げ半径を管の内径の6倍以上とした。
ロ.管内に600V ビニル絶縁電線を収めた。
ハ.管とボックスとの接続にストレートボックスコネクタを使用した。
ニ.管と金属管(鋼製電線管)との接続にTSカップリングを使用した。
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正解
ニ.管と金属管(鋼製電線管)との接続にTSカップリングを使用した。
この問題は何を聞いているの?
「曲げられる金属の管(金属可とう電線管)を使う工事で、やり方が間違っているのはどれか」を聞いています。選択肢は、管の曲げ方・中に入れる電線・箱とのつなぎ方・別の管とのつなぎ方の4つです。
ここからは「金属可とう電線管」「2種」「600V ビニル絶縁電線」「ボックスコネクタ」「カップリング」を順に説明します。部品の名前の意味が分かれば、答えが見えてきます。
問題文の言葉を説明する
用語金属可とう電線管(きんぞくかとうでんせんかん)とは?
金属可とう電線管とは、電線を通すための、手で曲げられる金属の管のことです。「可とう」は「たわめることができる=曲げられる」という意味です。金属の帯をらせん状に巻いて作ってあるので、蛇腹(じゃばら)のように自由に曲がります。
なぜ?なぜ曲げられる金属の管が必要なのか?
ふつうの金属管は、曲げるのに専用の道具と手間がかかるからです。機械の近くや、狭くて入り組んだ場所では、自由に曲がる管のほうが配線しやすいのです。モーターのように振動する機械につなぐ部分にも向いています。
用語2種金属製可とう電線管とは?
2種金属製可とう電線管とは、金属可とう電線管のうち、金属の帯と、水や油に強い材料を重ねて作った丈夫なタイプのことです。「プリカチューブ」という商品名で呼ばれることもあります。現在の金属可とう電線管工事では、この2種を使うのが基本です。
選択肢イ:曲げ半径の「6倍」とは
用語曲げ半径(まげはんけい)とは?
曲げ半径とは、管を曲げたときにできるカーブを、円の一部と見たときの半径のことです。数字が大きいほど、ゆるやかなカーブになります。「内側の曲げ半径」は、カーブの内側の線で測った半径です。
なぜ?なぜ管は「ゆるやかに」曲げなければならないのか?
急に曲げると、管がつぶれたり、中の電線を通しにくくなったり、電線の覆いが傷ついたりするからです。そこで決まりでは、2種金属製可とう電線管を曲げるとき、管の内側の曲げ半径を管の内径の6倍以上にすることが原則とされています。
例6倍を数字で確かめる例
管の内径 … 内側の直径が2 cmの管だったとする。
必要な曲げ半径 … 2 cmの6倍で、12 cm以上。
つまり … 半径12 cmの円の一部に沿うくらい、ゆるやかに曲げる。
選択肢ロ:管の中に入れてよい電線
用語600V ビニル絶縁電線とは?
600V ビニル絶縁電線とは、電気を通す銅の線を、ビニルの覆い1枚で包んだ電線のことです。記号で「IV」と書かれます。600 V以下の回路で使える電線で、電線管の中に通して使うのが一般的です。
なぜ?なぜIVは管の中に入れてよいのか?
IVは覆いが1枚だけなので、むき出しで張るより、管で守って使うのに向いているからです。電線管工事の決まりでは、管の中には絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く)を入れることになっています。IVはこの条件に当てはまります。
選択肢ハ・ニ:部品の名前から使い道を考える
用語ストレートボックスコネクタとは?
ストレートボックスコネクタとは、金属可とう電線管を、ボックス(電線をつなぐための箱)にまっすぐ取り付けるための部品のことです。「ストレート」は「まっすぐ」、「コネクタ」は「つなぐ物」という意味です。
用語カップリングとは?
カップリングとは、管と管をつなぐための部品のことです。英語の couple(2つを組にする・つなぐ)から来ています。つなぐ管の種類によって、使うカップリングが違います。
用語TSカップリングとは?
TSカップリングとは、硬質ポリ塩化ビニル電線管(かたいプラスチックの管、VE管とも呼ぶ)どうしを、接着剤でつなぐための部品のことです。プラスチックの管専用の部品で、金属の管には使いません。
用語コンビネーションカップリングとは?
コンビネーションカップリングとは、種類の違う管どうしをつなぐための部品のことです。「コンビネーション」は「組み合わせ」という意味です。2種金属製可とう電線管と金属管(鋼製電線管)をつなぐときは、このコンビネーションカップリングを使います。
なぜ?なぜ可とう電線管と金属管をTSカップリングではつなげないのか?
TSカップリングは、プラスチックの管を接着剤でつなぐための部品だからです。金属の管どうしは、接着剤ではしっかり固定できません。形も太さも違う2種類の金属の管をつなぐには、それぞれの管に合った口を持つコンビネーションカップリングが必要なのです。
選択肢を1つずつ確かめる
イ 曲げ半径を内径の6倍以上 … 決まりどおりのゆるやかな曲げ方です。→ 適切
ロ 600V ビニル絶縁電線(IV)を収めた … IVは管に入れてよい絶縁電線です。→ 適切
ハ ボックスとの接続にストレートボックスコネクタ … 可とう電線管をボックスにつなぐ専用の部品です。→ 適切
ニ 金属管との接続にTSカップリング … TSカップリングはプラスチックの管用。可とう電線管と金属管はコンビネーションカップリングでつなぎます。→ 不適切=これが答え
よって答えはニです。
間違えた人が選びやすいのはイ
イは「6倍」という具体的な数字が出てくるので、数字を覚えていないと「本当に6倍?」と不安になりやすい選択肢です。
ニは部品の名前を知っていれば確実に誤りと分かります。数字に迷ったときは、名前の意味から判断できる選択肢を先に確かめると、答えにたどり着きやすくなります。
覚えるこの問題の覚え方
「TSはプラスチック(VE管)専用、違う管どうしはコンビネーション(組み合わせ)」。名前の意味をそのまま使い道に結びつけると覚えやすくなります。あわせて「2種可とう管の曲げは内径の6倍以上」も押さえておきましょう。
問24
分野:検査(測定器の用途)重要度 ★★★
低圧電路で使用する測定器とその用途の組合せとして,正しいものは。
イ.検電器 と 電路の充電の有無の確認
ロ.回転計 と 三相回路の相順(相回転)の確認
ハ.回路計(テスタ) と 絶縁抵抗の測定
ニ.電力計 と 消費電力量の測定
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この問題は何を聞いているの?
「電気を測る道具と、その道具で何を確かめるかの組合せとして、正しいのはどれか」を聞いています。4つとも、道具の名前と使い道がセットになっています。
ここでは、選択肢に出てくる道具と言葉を1つずつ全部説明します。道具の名前の漢字に、使い道のヒントが入っていることが多いので、そこにも注目してください。
問題文の言葉を説明する
用語低圧電路(ていあつでんろ)とは?
電路とは、電気が通る道(電線や器具などをつないだひと続きの回路)のことです。低圧電路とは、一般的な住宅の100 Vや200 Vのような、低い電圧の電路のことです。
選択肢イ:検電器と「充電の有無」
用語検電器(けんでんき)とは?
検電器とは、電線や器具に電気が来ているかどうかを調べる道具のことです。ペンのような形をしたものが多く、先を電線に近づけると、電気が来ていれば光ったり音が鳴ったりします。「検=調べる、電=電気」と読めば使い道が分かります。
用語この問題の「充電(じゅうでん)」の意味とは?
ここでの充電とは、スマホの充電のような「電気をためる」ことではありません。電路に電圧がかかっている(電気が来ている)状態のことを、電気の世界では「充電している」といいます。「充電の有無の確認」は、電気が来ているかどうかを確かめるという意味です。
なぜ?なぜ作業の前に充電の有無を確かめるのか?
電気が来ている電線に触れると、感電するからです。ブレーカー(電気を止めるための装置)を切ったつもりでも、切り間違えや別の回路から電気が来ていることがあります。そこで、作業の前に検電器で「本当に電気が来ていないか」を確かめるのです。
選択肢ロ:回転計と相順
用語回転計(かいてんけい)とは?
回転計とは、モーターなどが1分間に何回まわっているか(回転速度)を測る道具のことです。「回転を計る」と読めば使い道が分かります。
用語三相回路と相順(そうじゅん)とは?
三相回路とは、3本の電線で、少しずつタイミングのずれた電気を送る回路のことです。工場の大きなモーターなどに使われます。相順とは、その3本の電気が、どの順番で波の山を迎えるかのことで、相回転ともいいます。
なぜ?なぜ相順を確かめる必要があるのか?
三相のモーターは、相順が逆になると反対向きにまわるからです。ポンプやベルトコンベヤーが逆にまわると、機械が壊れたり事故につながったりします。相順を確かめるには、検相器(けんそうき)という専用の道具を使います。「相を検べる」と読めば覚えやすいでしょう。回転計ではありません。
選択肢ハ:回路計(テスタ)と絶縁抵抗
用語回路計(テスタ)とは?
回路計とは、電圧・電流・抵抗などを1台で測れる測定器のことです。「テスタ」とも呼ばれます。中に入っている電池の電気を使って、抵抗を測ることもできます。
用語絶縁抵抗(ぜつえんていこう)と絶縁抵抗計とは?
絶縁抵抗とは、電線の覆いなどが、電気をどれだけ外に漏らさずにいられるかを表す値のことです。大きいほど漏れにくく、安全です。絶縁抵抗を測るには、絶縁抵抗計(「メガー」とも呼ばれる)という専用の道具を使います。
なぜ?なぜテスタでは絶縁抵抗を測らないのか?
絶縁抵抗は、ふだん使う電圧と同じくらいか、それより高い電圧をかけて測る必要があるからです。絶縁抵抗計は、中で100 V以上の電圧を作り出して電線にかけ、そのとき漏れるわずかな電気から値を求めます。テスタの抵抗測定は中の電池の低い電圧で行うので、この測り方には向いていません。
選択肢ニ:電力計と「電力量」
用語電力と電力量の違いとは?
電力とは、その瞬間に電気がどれだけの仕事をしているかを表す値で、単位はW(ワット)です。電力量とは、その電力を、どれだけの時間使い続けたかを表す値で、単位はWh(ワット時)です。
例電力と電力量を数字で確かめる例
電力 … 1000 W(1 kW)の電気ストーブ。
使った時間 … 2時間つけっぱなしにした。
電力量 … 1000 W×2時間で、2000 Wh(2 kWh)。
なぜ?なぜ電力計では消費電力量を測れないのか?
電力計は「その瞬間の電力(W)」を測る道具だからです。電力量(Wh)は、電力に時間を掛けて積み重ねた値なので、時間を数える仕組みが必要になります。消費電力量を測るのは電力量計です。家の外に付いている電気メーターがそれです。
選択肢を1つずつ確かめる
イ 検電器 と 充電の有無の確認 … 検電器は電気が来ているかを調べる道具です。→ 正しい=これが答え
ロ 回転計 と 相順の確認 … 回転計は回転速度を測る道具。相順は検相器で確かめます。→ 誤り
ハ 回路計(テスタ) と 絶縁抵抗の測定 … 絶縁抵抗は絶縁抵抗計(メガー)で測ります。→ 誤り
ニ 電力計 と 消費電力量の測定 … 電力計は電力(W)を測る道具。電力量(Wh)は電力量計で測ります。→ 誤り
よって答えはイです。
間違えた人が選びやすいのはニ
ニは「電力計」と「消費電力量」に同じ「電力」という言葉が入っているので、正しい組合せに見えやすい選択肢です。
違いは「量」の1文字です。「量」が付くと、時間を掛けて積み重ねた値(Wh)になり、測る道具も電力量計に変わります。
覚えるこの問題の覚え方
道具の名前を漢字で読むのが一番の近道です。検電器=電気を検べる/検相器=相を検べる/回転計=回転を計る/電力量計=電力量を計る。名前と使い道がずれている組合せは、誤りだと判断できます。
問25
分野:検査(絶縁抵抗の基準値)重要度 ★★★
次表は,電気使用場所の開閉器又は過電流遮断器で区切られる低圧電路の使用電圧と電線相互間及び電路と大地との間の絶縁抵抗の最小値についての表である。
次の空欄(A),(B)及び(C)に当てはまる数値の組合せとして,正しいものは。
イ.(A)0.1 (B)0.2 (C)0.3
ロ.(A)0.1 (B)0.2 (C)0.4
ハ.(A)0.2 (B)0.3 (C)0.4
ニ.(A)0.2 (B)0.4 (C)0.6
答え・解説を見る
正解
ロ.(A)0.1 (B)0.2 (C)0.4
この問題は何を聞いているの?
「電線の覆いがどれだけ電気を漏らさずにいられるか(絶縁抵抗)には、最低限の値が決められている。その数字を表の空欄に入れるとどうなるか」を聞いています。
表は、電圧の大きさで3つの区分に分かれていて、区分ごとに最低限の値(A・B・C)が決められています。「開閉器」「過電流遮断器」「絶縁抵抗」「対地電圧」「MΩ」の意味から順に説明します。
問題文の言葉を説明する
用語開閉器(かいへいき)と過電流遮断器(かでんりゅうしゃだんき)とは?
開閉器とは、電気を通したり止めたりするスイッチのことです。過電流遮断器とは、電気が流れすぎたときに自動で止める装置のことで、家の分電盤にあるブレーカーがその代表です。問題文は、ブレーカーなどで区切られた1つ1つの回路ごとに、絶縁抵抗を確かめるという意味になります。
用語絶縁抵抗(ぜつえんていこう)とは?
絶縁抵抗とは、電線の覆いなどが、電気をどれだけ外に漏らさずにいられるかを表す値のことです。大きいほど電気が漏れにくく、安全になります。問題文の「電線相互間」は電線どうしの間、「電路と大地との間」は電線と地面の間のことです。
なぜ?なぜ絶縁抵抗に「最小値」が決められているのか?
絶縁抵抗が小さいと、電気が漏れて感電や火災の原因になるからです。電線の覆いは、古くなったり、傷ついたり、湿気を吸ったりすると、電気を漏らしやすくなります。そこで、「少なくともこの値以上はなければいけない」という下限が国の決まり(電気設備に関する技術基準を定める省令)で定められているのです。
用語MΩ(メガオーム)とは?
MΩ(メガオーム)とは、抵抗の大きさを表す単位です。Ω(オーム)は電気の流れにくさの単位で、M(メガ)は「100万倍」という意味です。つまり1 MΩ=100万Ω、0.1 MΩ=10万Ωになります。
表の区分「対地電圧」を説明する
用語対地電圧(たいちでんあつ)とは?
対地電圧とは、電線と地面(大地)の間の電圧のことです。電線どうしの間の電圧(使用電圧)とは、同じとは限りません。
例3つの区分に当てはまる回路の例
(A) 300 V以下で、対地電圧150 V以下 … 一般的な住宅の単相100 Vの回路や、100 Vと200 Vの両方を取り出せる単相3線式の回路(電線どうしは200 Vでも、地面との間は100 V)。
(B) 300 V以下で、その他の場合 … 工場や店のモーターなどに使う三相200 Vの回路(地面との間も200 Vになる)。
(C) 300 Vを超えるもの … 400 Vクラスの回路など。
数値を当てはめる
決まりでは、絶縁抵抗の最小値は次のとおりです。(A)対地電圧150 V以下=0.1 MΩ、(B)その他の300 V以下=0.2 MΩ、(C)300 Vを超えるもの=0.4 MΩ。
なぜ?なぜ電圧が高いほど、大きな絶縁抵抗が必要なのか?
電圧が高いほど、電気を押し出す力が強く、同じ絶縁抵抗でも漏れる電気が多くなるからです。漏れる電気を小さく抑えるには、電圧が高い回路ほど、電気を漏らしにくい(絶縁抵抗が大きい)状態でなければなりません。
例漏れる電気を計算してみる例
(A)の場合 … 100 V÷0.1 MΩ(10万Ω)=0.001 A(1 mA)。
(B)の場合 … 200 V÷0.2 MΩ(20万Ω)=0.001 A(1 mA)。
(C)の場合 … 400 V÷0.4 MΩ(40万Ω)=0.001 A(1 mA)。
分かること … 電圧が2倍になると、最小値もおよそ2倍。どの区分でも、漏れる電気が1 mAくらいに収まる関係になっている。
この計算の「A(アンペア)」は電気の流れる量の単位で、1 mA(ミリアンペア)は1000分の1 Aです。0.1 → 0.2 → 0.4と倍々になると覚えると、数字が混ざりにくくなります。
選択肢を1つずつ確かめる
イ 0.1・0.2・0.3 … (C)の300 Vを超えるものは0.4 MΩです。→ 誤り
ロ 0.1・0.2・0.4 … 3つとも決まりの値と一致します。→ 正しい=これが答え
ハ 0.2・0.3・0.4 … (A)は0.1 MΩ、(B)は0.2 MΩです。→ 誤り
ニ 0.2・0.4・0.6 … (A)は0.1 MΩ、(B)は0.2 MΩ、(C)は0.4 MΩです。→ 誤り
よって答えはロです。
間違えた人が選びやすいのはイ
イは0.1・0.2・0.3と「0.1ずつ増える」きれいな並びなので、なんとなく覚えていると選びやすい選択肢です。
正しくは0.1・0.2・0.4と「倍々」で増えます。300 Vを超える回路は電圧がおよそ倍になるので、最小値も倍の0.4 MΩと考えると間違えにくくなります。
覚えるこの問題の覚え方
「絶縁抵抗の最小値は 0.1 → 0.2 → 0.4 の倍々」。住宅の100 V(対地150 V以下)が0.1、三相200 Vが0.2、400 Vクラスが0.4です。電圧が倍なら、最小値も倍とセットで覚えておきましょう。
問26
分野:検査(接地抵抗の測定)重要度 ★★★
直読式接地抵抗計を用いて,接地抵抗を測定する場合,被測定接地極Eに対する,2つの補助接地極P(電圧用)及びC(電流用)の配置として,適切なものは。
イ.(図のイ)
ロ.(図のロ)
ハ.(図のハ)
ニ.(図のニ)
答え・解説を見る
この問題は何を聞いているの?
「地面とのつながり具合(接地抵抗)を測るとき、E・P・Cの3本の棒を、どう並べるのが正しいか」を聞いています。図のイ〜ハは3本を一直線に並べたもの、ニは2本を横に並べたものです。
解くには「接地」「接地抵抗」「直読式接地抵抗計」「E・P・C」の意味が分かれば十分です。順番に説明していきます。
問題文の言葉を説明する
用語接地(せっち)と接地抵抗(せっちていこう)とは?
接地とは、機械の金属の部分などを、電線で地面とつないでおくことです。「アース」ともいいます。接地抵抗とは、そのつながりを通って地面へ電気が流れるときの、流れにくさのことです。小さいほど、電気がよく地面へ逃げます。
なぜ?なぜ接地抵抗を測る必要があるのか?
接地抵抗が大きいと、漏れた電気が地面へ逃げにくくなるからです。逃げきれない電気は、機械に触った人の体を通って流れようとするため、感電の危険が増えます。そこで、工事のあとや定期的な点検で、接地抵抗が決まりの値以下になっているかを測って確かめるのです。
用語直読式接地抵抗計(ちょくどくしきせっちていこうけい)とは?
接地抵抗計とは、接地抵抗の値を測る測定器のことです。「直読式」とは、測った値を目盛りや表示から直接読み取れるという意味です。計算をしなくても、その場で接地抵抗の値が分かります。
3本の棒(E・P・C)の役割
用語被測定接地極E・補助接地極P・補助接地極Cとは?
被測定接地極Eとは、接地抵抗を測りたい、もともと地面に埋めてある金属の棒(接地極)のことです。「被測定」には「測られる側」という意味があります。補助接地極P(電圧用)と補助接地極C(電流用)は、測るときだけ地面に差し込む、2本の補助の棒です。
測り方の流れはこうです。C(電流用)とEの間に電気を流し、そのときP(電圧用)とEの間の電圧を測ります。接地抵抗計は、流した電気と、そのときの電圧から、Eの接地抵抗を求めます。
なぜ?なぜPはEとCの「間」に置くのか?
Eから流れ出た電気が、地面の中でどんな電圧になっているかを、EとCの途中で読み取るためです。PがEとCの間にあると、Eのまわりの接地抵抗の分だけを取り出しやすくなります。Pが端にあったり、Cの横にあったりすると、測りたいE以外の影響が混ざって、正しい値が出ません。
なぜ?なぜ棒どうしを約10 mずつ離すのか?
棒どうしが近すぎると、お互いのまわりの地面の状態が影響し合ってしまうからです。電気は棒のまわりの地面に広がるように流れるため、近くに別の棒があると、その影響を受けます。約10 mずつ離して一直線に並べることで、測定結果のずれを小さくしているのです。
図の4つを見比べる
イ P・E・Cの順 … 測りたいEが真ん中にあり、PがEとCの間にありません。→ 不適切
ロ E・P・Cの順に10 mずつ … Eが端、Pが真ん中、Cが反対の端。一直線に約10 mずつです。→ 適切=これが答え
ハ E・C・Pの順 … PとCが入れ替わっています。Pが真ん中にありません。→ 不適切
ニ Eから10 mの所に、CとPを2 m離して横に並べる … 一直線になっておらず、PがEとCの間にありません。→ 不適切
よって答えはロです。
間違えた人が選びやすいのはハ
ハはEが端にあって、10 mずつ一直線なので、ロとそっくりに見えます。違うのは真ん中の棒がPかCかだけです。
電流を流すCは一番遠く、電圧を測るPはその途中。この役割を思い出せば、真ん中はPだと判断できます。
覚えるこの問題の覚え方
「E・P・Cは、アルファベット順に一直線、約10 mずつ」。測りたいEが先頭、P(電圧)が真ん中、C(電流)が一番遠くです。声に出して「E・P・C」と並べると、Pが真ん中だと確かめられます。
問27
分野:検査(計器のつなぎ方)重要度 ★★★
単相交流電源から負荷に至る回路において,電圧計,電流計,電力計の結線方法として,正しいものは。
イ.(図のイ)
ロ.(図のロ)
ハ.(図のハ)
ニ.(図のニ)
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この問題は何を聞いているの?
「電気の元(電源)から、電気を使う物(負荷)までの回路に、電圧計・電流計・電力計をつなぐとき、正しいつなぎ方はどれか」を聞いています。図のⓋが電圧計、Ⓐが電流計、Ⓦが電力計です。
ポイントは、それぞれの計器を「直列」と「並列」のどちらでつなぐかです。まず「単相交流」「負荷」「直列」「並列」を説明し、そのあと計器ごとのつなぎ方を見ていきます。
問題文の言葉を説明する
用語単相交流電源(たんそうこうりゅうでんげん)と負荷(ふか)とは?
単相交流電源とは、2本の電線で電気を送る、家庭用コンセントと同じ種類の電気の元のことです。負荷とは、電気を使って仕事をする物(照明・モーター・電熱器など)のことです。図の点線の四角の中が負荷で、抵抗とコイル(電線を巻いた部品)の記号で描かれています。
用語直列(ちょくれつ)と並列(へいれつ)とは?
直列とは、電気の通り道に、一列に割り込ませるつなぎ方です。電気はその部品を必ず通って流れます。並列とは、2本の電線の間に、橋を渡すようにつなぐつなぎ方です。並列につないだ部品には、2本の電線の間の電圧がそのままかかります。
電圧計・電流計のつなぎ方
なぜ?なぜ電圧計は負荷と並列につなぐのか?
電圧とは「2本の電線の間の電気の差」なので、2本の電線の間に渡して測るからです。電圧計は中の抵抗がとても大きく作られていて、ほとんど電気を通しません。もし直列に割り込ませると、回路の電気をせき止めてしまい、負荷に電気が届かなくなります。
なぜ?なぜ電流計は負荷と直列につなぐのか?
電流とは「電線を流れる電気の量」なので、通り道に割り込ませて、流れる電気を全部通して測るからです。電流計は中の抵抗がとても小さく作られていて、電気をよく通します。もし並列につなぐと、2本の電線をほぼ直接つないだのと同じ(短絡)になり、大きな電気が流れて計器が壊れるおそれがあります。
電力計のつなぎ方
用語電力計(でんりょくけい)とは?
電力計とは、負荷が使っている電力(W=ワット)を測る計器のことです。電力は電圧と電流の両方で決まるので、電力計の中には電流を測る部分(電流コイル)と電圧を測る部分(電圧コイル)の2つが入っています。
なぜ?なぜ電力計は「直列」と「並列」の両方でつなぐのか?
電力を求めるには、電圧と電流の両方を測る必要があるからです。そのため、電流コイルは電流計と同じく直列に、電圧コイルは電圧計と同じく並列につなぎます。図のⓌで、上の電線に割り込んでいる部分が電流コイル、下の電線へ線を伸ばしている部分が電圧コイルです。
図の4つを見比べる
イ … 電圧計は並列で正しいものの、電力計の電流コイルが電流計と並列になっています。負荷へ流れる電気が電流計と電力計に分かれてしまい、どちらも正しく測れません。→ 誤り
ロ … 電力計と電圧計は正しくつながっていますが、電流計が並列(2本の電線の間)につながっています。短絡と同じになります。→ 誤り
ハ … 電流計が並列、電圧計が直列と、2つが逆になっています。→ 誤り
ニ … 電圧計は並列、電流計は直列、電力計は電流コイルが直列・電圧コイルが並列です。→ 正しい=これが答え
よって答えはニです。
間違えた人が選びやすいのはロ
ロは電力計のつなぎ方が正しく、電圧計も並列で正しいので、全体が正しく見えやすい図です。
見落としやすいのは右側に縦に並んだⓋとⒶです。Ⓐが電圧計と同じように縦(並列)に入っていたら、その時点で誤りと判断できます。
覚えるこの問題の覚え方
「電流計は通り道に割り込む(直列)、電圧計は橋を渡す(並列)、電力計はその両方」。図を見たら、Ⓐが横(電線の途中)、Ⓥが縦(電線の間)になっているかを最初に確かめましょう。
問28
分野:法令(電気工事士法)重要度 ★★★
「電気工事士法」において,一般用電気工作物の工事又は作業で電気工事士でなければ従事できないものは。
イ.差込み接続器にコードを接続する工事
ロ.配電盤を造営材に取り付ける作業
ハ.地中電線用の暗きょを設置する工事
ニ.火災感知器に使用する小型変圧器(二次電圧が36 V以下)二次側の配線工事
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この問題は何を聞いているの?
「住宅などの電気工事のうち、電気工事士の資格を持っていないとしてはいけないものはどれか」を聞いています。言いかえると、4つのうち3つは「資格がなくてもしてよい、簡単な工事」です。
ここからは「電気工事士法」「一般用電気工作物」「軽微な工事」と、選択肢に出てくる「差込み接続器」「配電盤」「造営材」「暗きょ」「小型変圧器」を順に説明します。
問題文の言葉を説明する
用語電気工事士法(でんきこうじしほう)とは?
電気工事士法とは、電気工事をする「人」について決めた法律のことです。どんな工事を、どの資格を持った人がしてよいかなどが決められています。
なぜ?なぜ電気工事には資格が必要なのか?
間違った電気工事は、感電や火災に直結するからです。工事をした直後は問題がなくても、あとで住む人や使う人が事故にあうおそれがあります。そこで、知識と技能を確かめた人だけが工事をできるように、法律で決めているのです。
用語一般用電気工作物(いっぱんようでんきこうさくぶつ)とは?
一般用電気工作物とは、一般的な住宅や小さな店のように、低い電圧(600 V以下)で電気を受けて使う建物の電気設備のことです。第二種電気工事士は、この一般用電気工作物の工事ができる資格です。
用語軽微な工事(けいびなこうじ)とは?
軽微な工事とは、危険が小さいため、電気工事士の資格がなくてもしてよいと決められている簡単な工事のことです。法律の下の決まり(政令)に、どの工事が軽微な工事かが並べて書かれています。
選択肢の言葉を1つずつ説明する
用語差込み接続器(さしこみせつぞくき)とは?
差込み接続器とは、コンセントや差込みプラグのように、差し込んで電気をつなぐ器具のことです。選択肢イは、プラグなどに電気器具のコードをつなぐ工事を指しています。
なぜ?なぜプラグにコードをつなぐのは資格がなくてよいのか?
建物の中の配線そのものには手を加えない、使う側の作業だからです。プラグやコードは、コンセントから抜けば電気が来ない状態で作業できます。このような工事は軽微な工事とされ、資格は要りません。
用語配電盤(はいでんばん)と造営材(ぞうえいざい)とは?
配電盤とは、建物に来た電気を、各部屋の回路へ分けて送るための、ブレーカーなどが集まった盤のことです。造営材とは、建物を形づくる柱・壁・天井などの材料のことです。選択肢ロは、配電盤を建物の壁などに取り付ける作業を指しています。
なぜ?なぜ配電盤の取り付けは電気工事士でなければいけないのか?
配電盤は建物全体の電気が集まる大切な場所で、取り付けを誤ると大きな事故につながるからです。しっかり固定されていないと、中の電線が引っ張られたり、つなぎ目がゆるんだりして、発熱や火災の原因になります。そのため、配電盤を造営材に取り付ける作業は、電気工事士でなければ従事できない作業として決められています。
用語暗きょ(あんきょ)とは?
暗きょとは、地面の下に電線を通すために埋める、トンネルのような通り道(管や溝)のことです。選択肢ハは、その通り道を作って埋める工事を指しています。
なぜ?なぜ暗きょの設置は資格がなくてよいのか?
暗きょを作ること自体は、電線を扱わない土木の工事だからです。通り道を作っただけでは、まだ電気は流れていません。そのため、地中電線用の暗きょ又は管を設置する工事は軽微な工事とされています。中に電線を通してつなぐ工事は別の話です。
用語小型変圧器(こがたへんあつき)と二次側(にじがわ)とは?
変圧器とは、電圧を変える装置のことです。小型変圧器は、100 Vを、火災感知器やチャイムなどに使う低い電圧に下げる小さな変圧器です。電気が入ってくる側を一次側、電圧を変えて出ていく側を二次側といいます。
なぜ?なぜ二次電圧36 V以下の配線は資格がなくてよいのか?
36 V以下のような低い電圧なら、感電や火災の危険が小さいからです。そのため、二次電圧が36 V以下の小型変圧器の、二次側の配線工事は軽微な工事とされています。ただし、100 Vがかかる一次側の配線は軽微な工事に含まれません。
選択肢を1つずつ確かめる
イ 差込み接続器にコードを接続する工事 … 軽微な工事です。資格は要りません。→ 当てはまらない
ロ 配電盤を造営材に取り付ける作業 … 電気工事士でなければ従事できない作業です。→ 当てはまる=これが答え
ハ 地中電線用の暗きょを設置する工事 … 軽微な工事です。資格は要りません。→ 当てはまらない
ニ 小型変圧器(二次電圧36 V以下)二次側の配線工事 … 軽微な工事です。資格は要りません。→ 当てはまらない
よって答えはロです。
間違えた人が選びやすいのはニ
ニは「配線工事」という言葉が入っているので、いかにも資格が必要そうに見えます。
注目するのは「二次電圧が36 V以下」という条件です。電圧が低く危険が小さいので、軽微な工事になります。数字の条件が付いている選択肢は、それが「資格不要」の理由になっていないかを考えてみましょう。
覚えるこの問題の覚え方
資格が要らない「軽微な工事」は、「電線を扱わない」か「危険が小さい」ものです。プラグにコード(使う側)・暗きょ(通り道を作るだけ)・36 V以下の二次側(低い電圧)と、理由とセットで覚えましょう。配電盤の取り付けは資格が必要です。
問29
分野:法令(電気用品安全法)重要度 ★★★
「電気用品安全法」の適用を受ける次の電気用品のうち,特定電気用品は。
イ.定格電流20 Aの配線用遮断器
ロ.消費電力30 Wの換気扇
ハ.外径19 mmの金属製電線管
ニ.消費電力1 kWの電気ストーブ
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この問題は何を聞いているの?
「電気用品安全法で決められた電気用品のうち、特に危険が大きいグループ(特定電気用品)に入るのはどれか」を聞いています。4つとも電気用品安全法の対象ですが、「特定」か「特定以外」かが違います。
ここからは「電気用品安全法」「特定電気用品」「PSEマーク」と、選択肢の「定格電流」「配線用遮断器」を順に説明します。
問題文の言葉を説明する
用語電気用品安全法(でんきようひんあんぜんほう)とは?
電気用品安全法とは、電気製品や電気工事の材料が、安全なものとして作られ、売られるようにするための法律のことです。電気工事士法が「工事をする人」の決まりなのに対して、電気用品安全法は「使う物」の決まりです。
用語特定電気用品(とくていでんきようひん)と特定以外の電気用品とは?
特定電気用品とは、電気用品のうち、特に危険が起きやすく、より厳しい検査が必要なもののことです。ひし形(◇)のPSEマークが付きます。それ以外の電気用品は特定以外の電気用品と呼ばれ、丸形(○)のPSEマークが付きます。
なぜ?なぜ特定電気用品と特定以外に分けているのか?
故障したときの危険の大きさが、物によって違うからです。建物の配線の一部になる物や、長い時間電気を流し続ける物は、壊れたときに感電や火災につながりやすいのです。こうした物は特定電気用品として、国に登録された検査機関の検査を受けることになっています。
選択肢の言葉を説明する
用語配線用遮断器(はいせんようしゃだんき)と定格電流(ていかくでんりゅう)とは?
配線用遮断器とは、電気が流れすぎたときに自動で電気を止める装置のことで、家の分電盤にあるブレーカーがこれです。定格電流とは、その器具が安全に流し続けられる電流の大きさのことです。「20 A」なら、20 A(アンペア)までの電流を想定して作られているという意味になります。
なぜ?なぜ配線用遮断器は特定電気用品なのか?
家の配線を火災から守る、最後の砦(とりで)のような装置だからです。電気が流れすぎたときにちゃんと止まらないと、電線が熱くなって火災になるおそれがあります。故障したときの危険が大きいので、特定電気用品に入っています。
用語金属製電線管とは?
金属製電線管とは、電線を中に通して守るための金属の管のことです。電気用品安全法の対象ですが、特定以外の電気用品に分けられています。
選択肢を1つずつ確かめる
イ 定格電流20 Aの配線用遮断器 … 家のブレーカー。特定電気用品です。→ 特定=これが答え
ロ 消費電力30 Wの換気扇 … 特定以外の電気用品です。→ 当てはまらない
ハ 外径19 mmの金属製電線管 … 特定以外の電気用品です。→ 当てはまらない
ニ 消費電力1 kWの電気ストーブ … 特定以外の電気用品です。→ 当てはまらない
よって答えはイです。
間違えた人が選びやすいのはニ
ニの電気ストーブは1 kW(1000 W)と大きな電力を使い、熱くなる物なので、危険が大きく見えます。
ですが、電気ストーブは特定以外の電気用品です。試験では、配線用遮断器・漏電遮断器・ヒューズ・タンブラースイッチ・コンセントなど、配線に組み込む部品は、特定電気用品の例としてよく挙げられます。「建物の配線の一部になる部品かどうか」を手がかりにすると判断しやすくなります。
覚えるこの問題の覚え方
「特定電気用品はひし形◇のPSE、特定以外は丸形○のPSE」。ブレーカー(配線用遮断器)は特定、換気扇・電気ストーブ・電線管は特定以外です。配線の守り役は特定と覚えておきましょう。
問30
分野:法令(一般用電気工作物)重要度 ★★★
一般用電気工作物の適用を受けないものは。
ただし,発電設備は電圧600 V以下で,1構内に設置するものとする。
イ.低圧受電で,受電電力の容量が35 kW,出力15 kWの非常用内燃力発電設備を備えた映画館
ロ.低圧受電で,受電電力の容量が35 kW,出力10 kWの太陽電池発電設備と電気的に接続した出力5 kWの風力発電設備を備えた農園
ハ.低圧受電で,受電電力の容量が45 kW,出力5 kWの燃料電池発電設備を備えたコンビニエンスストア
ニ.低圧受電で,受電電力の容量が35 kW,出力15 kWの太陽電池発電設備を備えた幼稚園
答え・解説を見る
正解
イ.低圧受電で,受電電力の容量が35 kW,出力15 kWの非常用内燃力発電設備を備えた映画館
この問題は何を聞いているの?
「4つの建物のうち、一般用電気工作物に当てはまらないのはどれか」を聞いています。4つとも低圧受電なので、違いは備えている発電設備の種類と出力です。
ここからは「一般用電気工作物」「低圧受電」「小出力発電設備」「内燃力発電」「kW」を順に説明します。発電設備の種類ごとに決められた出力の上限が分かれば、答えが見えてきます。
問題文の言葉を説明する
用語一般用電気工作物(いっぱんようでんきこうさくぶつ)とは?
一般用電気工作物とは、一般的な住宅や小さな店のように、低い電圧で電気を受けて使う建物の電気設備のことです。危険が比較的小さいので、第二種電気工事士が工事できる範囲になっています。これに当てはまらないものは自家用電気工作物など、より厳しく管理される設備になります。
用語低圧受電(ていあつじゅでん)と受電電力の容量とは?
低圧受電とは、電力会社から600 V以下の低い電圧で電気を受け取ることです。受電電力の容量は、その建物が受け取る電気の大きさを表します。一般用電気工作物になるには、低圧受電であることが条件の1つです。この問題では4つとも低圧受電なので、受電電力の容量の違いは答えに関係しません。
用語kW(キロワット)とは?
kW(キロワット)とは、電力の大きさを表す単位です。k(キロ)は「1000倍」という意味なので、1 kW=1000 Wです。発電設備の「出力」は、その設備がつくり出せる電力の大きさを表しています。
発電設備があっても一般用になる条件
用語小出力発電設備(しょうしゅつりょくはつでんせつび)とは?
小出力発電設備とは、出力が小さく、危険が小さいと決められた発電設備のことです。低圧受電の建物に発電設備があっても、それが小出力発電設備であれば、一般用電気工作物のままでいられます。小出力発電設備を超える発電設備があると、一般用電気工作物には当てはまりません。
例この試験が行われた当時の小出力発電設備の上限(600 V以下)
太陽電池発電設備 … 出力50 kW未満
風力発電設備 … 出力20 kW未満
水力発電設備 … 出力20 kW未満(ほかにも条件あり)
内燃力(ないねんりょく)を原動力とする火力発電設備 … 出力10 kW未満
燃料電池発電設備 … 出力10 kW未満(種類などの条件あり)
複数ある場合 … 出力の合計が50 kW未満
用語内燃力発電(ないねんりょくはつでん)と非常用とは?
内燃力発電とは、エンジンの中で燃料を燃やして動かし、その力で発電する方法のことです。ディーゼルエンジンの発電機などがこれに当たります。非常用とは、停電のときなどに使うために備えておくという意味です。
なぜ?なぜ内燃力発電は上限が低いのか?
燃料を燃やすので、火災や燃料の取り扱いの危険が、太陽電池などより大きいからです。そのため、内燃力発電の小出力発電設備は10 kW未満と、太陽電池(50 kW未満)よりずっと低い上限になっています。非常用であっても、出力の上限は同じように当てはめます。
選択肢を1つずつ確かめる
イ 非常用内燃力発電 15 kW … 内燃力の上限は10 kW未満。15 kWは超えています。→ 一般用に当てはまらない=これが答え
ロ 太陽電池 10 kW+風力 5 kW … 太陽電池は50 kW未満、風力は20 kW未満。合計15 kWも50 kW未満です。→ 当時は一般用
ハ 燃料電池 5 kW … 燃料電池の上限10 kW未満に収まっています。→ 一般用
ニ 太陽電池 15 kW … 太陽電池の上限50 kW未満に収まっています。→ 当時は一般用
よって答えはイです。
注意現在の規定との違い
2023年3月20日から決まりが変わり、出力10 kW以上50 kW未満の太陽電池発電設備と、出力20 kW未満の風力発電設備は、小出力発電設備ではなく「小規模事業用電気工作物」という別の区分になりました。そのため今の決まりでは、ロとニも一般用電気工作物には当てはまりません。この問題は、試験が行われた当時の決まりで答えはイです。
間違えた人が選びやすいのはロ
ロは太陽電池と風力の2つを備えているので、「合わせると上限を超えるのでは?」と迷いやすい選択肢です。
当時の決まりでは、それぞれが上限未満で、合計も50 kW未満なら小出力発電設備です。10 kW+5 kW=15 kWなので、合計も上限に収まっています。
覚えるこの問題の覚え方
当時の小出力発電設備は「太陽50・風水20・内燃と燃料電池は10、合計50」(すべて「未満」)。中でも燃料を燃やす内燃力は10 kW未満と低いことを押さえておきましょう。今は太陽電池10 kW以上と風力が「小規模事業用電気工作物」に変わったことも、あわせて知っておくと安心です。
📝 読んだあとは、解いて確かめる
令和3年度 上期 午前 第二種電気工事士 学科(全50問)を、1問ずつ解いて答え合わせ
全50問。選択肢を選ぶとその場で正解・不正解と解説が出ます。登録も料金もいりません。
ドリルで解く →
この記事のまとめ
問21〜30は施工のルール・検査・法令の分野でした。計算がないぶん、数字と言葉を正確に覚えているかが得点を左右します。下に、この10問から持ち帰ってほしいことをまとめました。
まとめこの10問で持ち帰ること
問21 金属管とボックスの接続 … ボンド線は、管の接地用ねじから箱の接地用ねじへ。箱の角の穴(ふたなどを付ける穴)ではない。
問22 ケーブルと弱電流電線 … ケーブル工事では接触しないように施設。離す・堅ろうな隔壁で仕切るならよい。交差の1点でも接触は不可。
問23 金属可とう電線管 … 金属管とはコンビネーションカップリング、TSカップリングはプラスチックの管(VE管)用。2種の曲げ半径は内径の6倍以上。
問24 測定器 … 検電器=電気が来ているか。相順は検相器、絶縁抵抗は絶縁抵抗計、電力量(Wh)は電力量計。
問25 絶縁抵抗の最小値 … 0.1(対地150 V以下)→ 0.2(その他300 V以下)→ 0.4 MΩ(300 V超)の倍々。
問26 接地抵抗の測り方 … E・P・Cの順に一直線、約10 mずつ。Pが真ん中、Cが一番遠い。
問27 計器のつなぎ方 … 電流計は直列、電圧計は並列、電力計は電流コイルが直列・電圧コイルが並列。
問28 電気工事士でなければできない作業 … 配電盤を造営材に取り付ける作業は資格が必要。プラグにコード・暗きょ・36 V以下の二次側は軽微な工事。
問29 特定電気用品 … 配線用遮断器は特定(◇PSE)。換気扇・電気ストーブ・金属製電線管は特定以外(○PSE)。
問30 一般用電気工作物 … 当時の小出力発電設備は太陽50・風水20・内燃と燃料電池10・合計50 kW未満。内燃力15 kWは対象外(今は太陽電池10 kW以上と風力が小規模事業用電気工作物)。
コツこの分野を伸ばすコツ
部品や測定器は、名前の意味から使い道を考えることです。ボンド=結ぶ/コンビネーション=組み合わせ(違う管どうし)/検電器=電気を検べる/電力量計=電力量を計る——名前の中に答えのヒントが入っていることが多くあります。
なぜ?なぜ数字や名前だけを丸暗記するのは危ないのか?
理由を知らないと、言葉を少し変えられただけで迷うからです。問25の「0.1・0.2・0.4」も、「電圧が倍なら最小値も倍」と分かっていれば、0.3のような数字にまどわされにくくなります。「なぜそうするのか」とセットで覚えると、本番で迷いにくくなります。
出典
令和3年度上期第二種電気工事士試験(午前)
問題・図・解答は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表しているものです。
あわせて読みたい(第二種電気工事士 令和3年度上期 午前 全5記事)
▶ 問1〜10
計算と配線の設計(単相3線式の電流・三相の電力損失・許容電流・幹線と過電流遮断器・分岐回路)
▶ 問11〜20
材料と器具(エントランスキャップ・耐熱性・工具・誘導電動機の回転速度・直管LED・写真の材料と器具・施設場所と工事・ケーブル工事)
▶ 配線図 問31〜40
図記号と数字もの(配線図の図記号・小勢力回路・ケーブルの種類・コンセントの極配置・絶縁抵抗・電線本数)
▶ 配線図 問41〜50
写真の見分け(機器・材料・工具・測定器を写真から選ぶ)
学科のあとは、技能試験の準備が要ります
技能試験は40分で実際に配線を組み立てる試験です。工具と練習用の材料がないと1問も練習できません。通信講座は必要か、材料は買うか借りるか——実際の価格で比べました。
▶ 通信講座5社と工具・材料の費用を比較する