この記事で分かること
令和3年度(前期)2級管工事施工管理技士「第一次検定」の問題No.31〜40を、選択肢ごとに⭕❌でやさしく解説します。施工管理法・関連法規の分野です。正答は公式の正答肢で確認済みです。
この記事の問題はどこから?
問題文・図・解答は、試験を実施している一般財団法人 全国建設研修センターが公表しているものです。本記事はそれを引用したうえで、解説・図解・覚え方を独自に加えています。
出典:令和3年度前期 2級管工事施工管理技術検定(第一次検定)
問31
分野:施工管理法(品質管理)重要度 ★★☆
品質を確認するための検査に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)防火ダンパーの温度ヒューズの作動は、全数検査で確認する。
(2)給水配管の水圧試験は、全数検査で確認する。
(3)ボイラーの安全弁の作動は、全数検査で確認する。
(4)防火区画の穴埋めは、全数検査で確認する。
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用語全数検査と温度ヒューズとは?
全数検査は、すべての物を一つ残らず調べる検査です。安全に関わる重要なものは全数で確認しますが、調べると壊れてしまう(再使用できない)ものは、全数検査できません。
防火ダンパーの温度ヒューズは、一定温度で溶けて羽根を閉じる部品です。実際に作動させると溶けてしまうので、全数を作動確認するのは不可能です。だから「全数検査で確認する」とする記述は誤りとなります。
❌(1)防火ダンパーの温度ヒューズの作動は、全数検査で確認する。
これが誤り。温度ヒューズは、一度作動させると溶けて壊れ、再使用できません。全数を実際に作動させて確認することはできないので、「全数検査」は誤りです。
⭕(2)給水配管の水圧試験は、全数検査で確認する。
正しい。給水配管の水圧試験は、漏れがあってはならないので全数検査で確認します。
⭕(3)ボイラーの安全弁の作動は、全数検査で確認する。
正しい。ボイラーの安全弁は、安全に直結するので全数検査で作動を確認します。
⭕(4)防火区画の穴埋めは、全数検査で確認する。
正しい。防火区画の穴埋めは、延焼にかかわる重要な部分なので全数検査で確認します。
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問32
分野:施工管理法(安全管理)重要度 ★★☆
建設工事における安全管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)ツールボックスミーティングは、作業開始前だけでなく、必要に応じて、昼食後の作業再開時や作業切替え時に行われることもある。
(2)ツールボックスミーティングでは、当該作業における安全等について、短時間の話し合いが行われる。
(3)既設汚水ピット内で作業を行う際は、酸素濃度のほか、硫化水素濃度も確認する。
(4)既設汚水ピット内で作業を行う際は、酸素濃度が15%以上であることを確認する。
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用語酸素欠乏の基準(18%)とは?
空気中の酸素は通常約21%です。酸素濃度が下がると、めまいや意識障害を起こし、命に関わります。これを酸素欠乏(酸欠)といいます。
労働安全衛生の基準では、作業場所の酸素濃度は18%以上を確保しなければなりません。汚水ピットなど酸欠の危険がある場所では、必ず18%以上を確認します。「15%以上」は基準を下回り誤りです。
⭕(1)ツールボックスミーティングは、作業開始前だけでなく、必要に応じて、昼食後の作業再開時や作業切替え時に行われることもある。
正しい。ツールボックスミーティング(TBM:作業の前などに現場で行う短い打合せ)は、作業開始前のほか、昼食後や作業切替え時にも行われることがあります。
⭕(2)ツールボックスミーティングでは、当該作業における安全等について、短時間の話し合いが行われる。
正しい。TBMでは、その作業の安全などについて短時間の話し合いをします。
⭕(3)既設汚水ピット内で作業を行う際は、酸素濃度のほか、硫化水素濃度も確認する。
正しい。汚水ピット内は酸素欠乏に加え硫化水素(汚水などから発生する有毒なガス)の危険もあるので、両方の濃度を確認します。
❌(4)既設汚水ピット内で作業を行う際は、酸素濃度が15%以上であることを確認する。
これが誤り。酸素欠乏を防ぐ基準は、酸素濃度が18%以上であることです。「15%以上」では低すぎて危険なので誤りです。
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問33
分野:施工管理法(機器据付け)重要度 ★★☆
機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)パッケージ形空気調和機の屋外機の騒音対策には、防音壁の設置等がある。
(2)遠心送風機の心出し調整は、製造者が出荷前に行うこととし、据付け時には行わない。
(3)床置き形のパッケージ形空気調和機の基礎の高さは、150mm程度とする。
(4)縦横比の大きい自立機器への頂部支持材の取付けは、原則として、2箇所以上とする。
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用語心出し(芯出し)調整とは?
心出し(芯出し)は、送風機やポンプの回転軸とモーターの軸の中心をぴったり合わせる調整です。ずれていると振動や異音、故障の原因になります。
工場で合わせても、輸送や据付けの際にわずかにずれてしまうことが少なくありません。そのため、据付け後(現場)にも心出し調整を行う必要があります。「据付け時には行わない」は誤りです。
⭕(1)パッケージ形空気調和機の屋外機の騒音対策には、防音壁の設置等がある。
正しい。パッケージ屋外機の騒音対策には、防音壁の設置などがあります。
❌(2)遠心送風機の心出し調整は、製造者が出荷前に行うこととし、据付け時には行わない。
これが誤り。遠心送風機の心出し(軸芯合わせ)調整は、輸送や据付けでずれるため、据付け時(現場)にも行います。「据付け時には行わない」は誤りです。
⭕(3)床置き形のパッケージ形空気調和機の基礎の高さは、150mm程度とする。
正しい。床置き形パッケージの基礎の高さは、150mm程度とします。
⭕(4)縦横比の大きい自立機器への頂部支持材の取付けは、原則として、2箇所以上とする。
正しい。背の高い(縦横比の大きい)自立機器は、転倒防止のため頂部支持材(機器の上部を壁などに固定する部材)を原則2箇所以上取り付けます。
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問34
分野:施工管理法(配管施工)重要度 ★★☆
配管及び配管附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)給水立て管から各階への分岐管には、分岐点に近接した部分に止水弁を設ける。
(2)雑排水用に配管用炭素鋼鋼管を使用する場合は、ねじ込み式鋼管製管継手で接続する。
(3)パイプカッターは、管径が小さい銅管やステンレス鋼管の切断に使用される。
(4)地中で給水管と排水管を交差させる場合は、給水管を排水管より上方に埋設する。
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用語排水用のねじ込み継手とは?
一般的なねじ込み継手は、内側に管の端が突き出して段差ができます。給水(きれいな水)なら問題ありませんが、排水では段差に汚物が引っかかって詰まるおそれがあるのです。
そのため排水用には、内面がなめらかで段差のないねじ込み式排水管継手(ドレネージ継手)を使います。「ねじ込み式鋼管製管継手で接続する」は詰まりの原因になるので誤りです。
⭕(1)給水立て管から各階への分岐管には、分岐点に近接した部分に止水弁を設ける。
正しい。各階への分岐管には、修理時に断水できるよう分岐点近くに止水弁を設けます。
❌(2)雑排水用に配管用炭素鋼鋼管を使用する場合は、ねじ込み式鋼管製管継手で接続する。
これが誤り。雑排水に配管用炭素鋼鋼管を使う場合は、内面に段差ができないねじ込み式排水管継手(ドレネージ継手)で接続します。一般的な「ねじ込み式鋼管製管継手」では段差に汚物がたまるので誤りです。
⭕(3)パイプカッターは、管径が小さい銅管やステンレス鋼管の切断に使用される。
正しい。パイプカッター(管を挟んで回しながら切る工具)は、管径の小さい銅管やステンレス鋼管の切断に使われます。
⭕(4)地中で給水管と排水管を交差させる場合は、給水管を排水管より上方に埋設する。
正しい。給水管と排水管を交差させるときは、汚染を防ぐため給水管を排水管より上方に埋設します。
問35
ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)保温するダクトが防火区画を貫通する場合、貫通部の保温材はロックウール保温材とする。
(2)送風機の接続ダクトに取り付ける風量測定口は、送風機の吐出し口の直近に取り付ける。
(3)フレキシブルダクトは、吹出口ボックス及び吸込口ボックスの接続用に使用してもよい。
(4)共板フランジ工法ダクトの施工において、クリップ等のフランジ押え金具は再使用しない。
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用語風量測定口の位置とは?
風量測定口は、ダクトを流れる風の速さ(風量)を測るための穴です。正確に測るには、空気の流れが乱れていない(整流された)まっすぐな部分に取り付ける必要があります。
送風機の吐出し口のすぐ近くは、空気が渦を巻いて乱れているため正確に測れません。だから「吐出し口の直近に取り付ける」は誤りで、乱れの少ない場所に設けます。
⭕(1)保温するダクトが防火区画を貫通する場合、貫通部の保温材はロックウール保温材とする。
正しい。防火区画を貫通する部分の保温材は、燃えない(不燃の)ロックウール保温材とします。
❌(2)送風機の接続ダクトに取り付ける風量測定口は、送風機の吐出し口の直近に取り付ける。
これが誤り。風量測定口は、気流が乱れていない整流されたところに取り付けます。送風機の吐出し口の直近は気流が乱れて正確に測れないので、「吐出し口の直近」は誤りです。
⭕(3)フレキシブルダクトは、吹出口ボックス及び吸込口ボックスの接続用に使用してもよい。
正しい。フレキシブルダクト(自由に曲げられる蛇腹状のダクト)は、吹出口・吸込口ボックスの接続用に使ってかまいません。
⭕(4)共板フランジ工法ダクトの施工において、クリップ等のフランジ押え金具は再使用しない。
正しい。共板フランジ工法(ダクトの板の端を折り曲げてフランジにする方法)のクリップなどの押え金具は、一度使うと変形するので再使用しません。
問36
分野:施工管理法(保温・塗装)重要度 ★★☆
保温、保冷、塗装等に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)アルミニウムペイントは、蒸気管や放熱器の塗装には使用しない。
(2)天井内に隠ぺいされる冷温水配管の保温は、水圧試験後に行う。
(3)冷温水配管の吊りバンドの支持部には、合成樹脂製の支持受けを使用する。
(4)塗装場所の相対湿度が85%以上の場合、原則として、塗装を行わない。
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用語アルミニウムペイントとは?
アルミニウムペイントは、アルミの粉を混ぜた銀色の塗料で、熱に強い(耐熱性)のが特長です。光や熱を反射する性質もあります。
この耐熱性を生かして、蒸気管や放熱器など高温になる部分の塗装に使います。「高温部に使用しない」は誤りです。
❌(1)アルミニウムペイントは、蒸気管や放熱器の塗装には使用しない。
これが誤り。アルミニウムペイントは耐熱性があり、蒸気管や放熱器などの高温部の塗装に使用します。「使用しない」は逆で誤りです。
⭕(2)天井内に隠ぺいされる冷温水配管の保温は、水圧試験後に行う。
正しい。隠ぺいされる(天井内などに隠れて見えなくなる)配管の保温は、漏れがないか確認する水圧試験の後に行います。
⭕(3)冷温水配管の吊りバンドの支持部には、合成樹脂製の支持受けを使用する。
正しい。冷温水配管の吊りバンドには、結露や熱の伝わりを防ぐ合成樹脂製の支持受けを使います。
⭕(4)塗装場所の相対湿度が85%以上の場合、原則として、塗装を行わない。
正しい。相対湿度85%以上のときは、塗料が乾きにくく仕上がりが悪くなるので、原則塗装しません。
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問37
分野:施工管理法(試験方法)重要度 ★★☆
機器又は配管とその試験方法の組合せのうち、適当でないものはどれか。
(1)建物内排水管 ―― 通水試験
(2)敷地排水管 ―― 通水試験
(4)排水ポンプ吐出し管 ―― 満水試験
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用語満水試験と水圧試験とは?
満水試験は、管の中を水で満たして、その水の重さ(自然の圧力)で漏れがないか調べる試験です。自然に流れる排水管や浄化槽などに使います。
一方、排水ポンプの吐出し管は、ポンプの力で圧力をかけて水を押し流す管です。圧力がかかるので、より高い圧力をかける水圧試験で確認します。だから「排水ポンプ吐出し管=満水試験」は誤りです。
⭕(1)建物内排水管 ―― 通水試験
正しい組合せ。建物内の排水管は、実際に水を流す通水試験で確認します。
⭕(2)敷地排水管 ―― 通水試験
正しい組合せ。敷地の排水管も、通水試験で流れを確認します。
⭕(3)浄化槽 ―― 満水試験
正しい組合せ。浄化槽は、満水にして漏れがないか調べる満水試験を行います。
❌(4)排水ポンプ吐出し管 ―― 満水試験
これが誤り(適当でない組合せ)。排水ポンプの吐出し管は、圧力がかかる圧送管なので「水圧試験」で確認します。「満水試験」は自然に流れる管用なので、組合せが誤りです。
問38
分野:施工管理法(試運転調整)重要度 ★★☆
渦巻きポンプの試運転調整に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)膨張タンク等から注水して、機器及び配管系の空気抜きを行う。
(2)吸込み側の弁を全閉から徐々に開いて吐水量を調整する。
(3)グランドパッキン部から一定量の水滴の滴下があることを確認する。
(4)軸受温度が周囲空気温度より過度に高くなっていないことを確認する。
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用語ポンプの吐水量はどこで調整する?
渦巻きポンプで水量を加減するときは、吸込み側(入口)の弁は全開のままにして、吐出し側(出口)の弁を開け閉めして調整します。
吸込み側の弁を絞ると、ポンプ入口の圧力が下がってキャビテーション(気泡が発生して壊れる現象)が起きやすくなります。だから「吸込み側の弁を全閉から徐々に開いて吐水量を調整する」は誤りです。
⭕(1)膨張タンク等から注水して、機器及び配管系の空気抜きを行う。
正しい。運転前に注水して、機器や配管の中の空気を抜きます(空気があると水が送れません)。
❌(2)吸込み側の弁を全閉から徐々に開いて吐水量を調整する。
これが誤り。渦巻きポンプは、吸込み側の弁は全開にして運転し、吐水量は「吐出し側」の弁で調整します。吸込み側を絞るとキャビテーションが起きやすくなるので、「吸込み側の弁で調整」は誤りです。
⭕(3)グランドパッキン部から一定量の水滴の滴下があることを確認する。
正しい。グランドパッキン部(ポンプの軸が外へ出るすき間をふさぐ詰め物の部分)は、冷却・潤滑のため一定量の水滴がしたたるのが正常です。
⭕(4)軸受温度が周囲空気温度より過度に高くなっていないことを確認する。
正しい。軸受温度が周囲空気より過度に高くなっていないかを確認します。
問39
分野:関連法規(労働安全衛生法)重要度 ★★☆
建設業における安全衛生管理に関する記述のうち、労働安全衛生法上、誤っているものはどれか。
(1)事業者は、常時10人以上60人未満の労働者を使用する事業場ごとに、安全衛生推進者を選任しなければならない。
(2)事業者は、労働者を雇い入れたときは、当該労働者に対し、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行わなければならない。
(3)事業者は、移動はしごを使用する場合、はしごの幅は30cm以上のものでなければ使用してはならない。
(4)事業者は、移動はしごを使用する場合、すべり止め装置の取付けその他転位を防止するために必要な措置を講じたものでなければ使用してはならない。
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用語安全衛生推進者とは?
安全衛生推進者は、比較的小さな事業場で安全衛生の仕事を進める人です。選任が必要なのは、常時使用する労働者が10人以上50人未満の事業場です。
(50人以上になると、より上位の「安全管理者」「衛生管理者」などの選任が必要になります。)「10人以上60人未満」は範囲が誤りで、正しくは「50人未満」です。
❌(1)事業者は、常時10人以上60人未満の労働者を使用する事業場ごとに、安全衛生推進者を選任しなければならない。
これが誤り。安全衛生推進者を選任するのは、常時10人以上50人未満の労働者を使用する事業場です。「60人未満」は誤りです(50人未満)。
⭕(2)事業者は、労働者を雇い入れたときは、当該労働者に対し、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行わなければならない。
正しい。労働者を雇い入れたときは、その業務に関する安全衛生教育を行わなければなりません。
⭕(3)事業者は、移動はしごを使用する場合、はしごの幅は30cm以上のものでなければ使用してはならない。
正しい。移動はしごの幅は、30cm以上のものでなければ使用してはいけません。
⭕(4)事業者は、移動はしごを使用する場合、すべり止め装置の取付けその他転位を防止するために必要な措置を講じたものでなければ使用してはならない。
正しい。移動はしごは、すべり止め装置など転位(はしごがずれたり倒れたりすること)を防ぐ措置をしたものでなければ使用できません。
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問40
分野:関連法規(労働基準法)重要度 ★★☆
未成年者の労働契約に関する記述のうち、労働基準法上、誤っているものはどれか。
(1)親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結してはならない。
(2)未成年者は、独立して賃金を請求することができる。
(3)親権者又は後見人は、未成年者の同意を得れば、未成年者の賃金を代って受け取ることができる。
(4)使用者は、原則として、満18才に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはならない。
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用語未成年者の賃金とは?
労働基準法は、未成年者(18才未満)を守るための決まりを設けています。その一つが、賃金は必ず本人(未成年者)に直接支払うというものです。
そのため、親権者や後見人が、本人の同意があっても、代わりに賃金を受け取ることはできません。賃金の横取りなどから本人を守るためです。「同意を得れば代わって受け取れる」は誤りです。
⭕(1)親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結してはならない。
正しい。親権者や後見人が、未成年者に代わって労働契約を結ぶことはできません(本人が結びます)。
⭕(2)未成年者は、独立して賃金を請求することができる。
正しい。未成年者は、自分で独立して賃金を請求することができます。
❌(3)親権者又は後見人は、未成年者の同意を得れば、未成年者の賃金を代って受け取ることができる。
これが誤り。親権者や後見人は、たとえ未成年者の同意があっても、その賃金を代わって受け取ってはいけません。賃金は本人に直接支払われるので誤りです。
⭕(4)使用者は、原則として、満18才に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはならない。
正しい。満18才未満の者は、原則として午後10時から午前5時までの深夜に働かせてはいけません。
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